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火龍襲撃#25

で、狩り終わったわけだが、どうするのだろう。小説とかでは、カードを見せたりとか、魔法の袋を使ったりとかしていたが、今のところ魔法の袋とかいう便利アイテムは無いしカードにも何を狩ったかなんてものを表示をする機能は無い。と考えていると、リーフィアは俺の元へと駆け寄っていき言った。


「すごいでしょう」

「そういうキャラだっけリーフィアは?まあいいや。それよりそのまま放置していっていいのか?」

「ステータスカードに記録されるので問題ないですよ。ほら」


そこには確かに大きくステータスカードに書いてあった。


『今までに殺害した動物(今日殺害した数)

 爆走牛3匹(3匹)                           

スキル 火の英雄アークウィザードの後継者 火の英雄アークウィザードの後継者として火の英雄アークウィザードの功績に相応しい力を神から得ることができる』



今思ったんだが殺害したってグロテスクな表現だよな。狩ったっていう表現にして欲しい。それより、ステータスカードには殺害した動物とかなかったしスキルも書いてなかった。それに書いてあったステータスが消えている。恐らく知ってそうなリーフィアに聞いてみることにした。


「こんな表示無かったよな。後ステータスが書いてないし」

「え、裏に書いてありますけど」

「え!」


俺は言われたので急いでリーフィアのステータスカードの裏を確認した。裏を確認すると確かにリーフィアのステータスカードの裏には前に見たリーフィアのステータスが刻まれていた。ということはつまり


「裏があったのかよ」

「知らなかったんですか。意外とおっちょこちょいですね」


リーフィアの笑いは可愛かったが、そうなると俺のスキルとやらも確認しないといけないな。というか、リーフィアのスキル説明から見るにかなり凄いスキルだよな。そんなことを思い俺もさぞかし凄いスキルなんだろうとステータスカードを取り出し裏を見ようとした瞬間


「GYEEEEEEEEEEYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaEEEEEEEEEEEEEEEYYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAaaaaaaaaaa!!!」


火龍かりゅうの咆哮が草原に木霊した。火龍が何の前触れも無く森から現れ咆哮を終えると同時に火龍の口から炎と言うには次元が違う、熱さと量を誇るそれが草原を焼き払う。


火龍の高さは木を基準とするとちょうど木が二本分だ。火龍というに相応しい赤い体に、硬いウロコに覆われた体はとても大きい。背骨に沿って黒いゴツゴツが付いておりまるでモ○ハ○のリ○レウ○みたいだ。だが、リ○レウ○みたいに尻尾はそれほど長くない。なお、大きな羽らしきものは膜で出来ているのではなくなぜかこれも硬いうろこに覆われていた。足も同じく硬いうろこで覆われており鋭い爪が太い指についていた。


弱点が無いものかと探したが弱点らしい弱点も無く。これによって龍は倒せないという結論が出た。恐らく後々上級冒険者が倒すだろう。と思い逃げようとしたらリーフィアが叫んだ。


「ゆるしません。こんなに草原を荒らして。ユニコーンが居なくなったらどうするんですか!!最強種と言われていようが、Aランク冒険者が五人必要なくらい強いと言われていようが関係有りません。ぶっ殺します」


おっかねぇな。しかも激怒した理由がユニコーンというね。というか最強種云々はどうでもいいとしても倒すのにAランク冒険者五人って絶対いないよなこの場に。やばいな。というかいつの間にかみんな逃げてるし、上級冒険者と思わしき人は周りにまったくいない。まあそれだけ恐れられているんだろうな。さっき鬼の形相をして怒っていたリーフィアは泣き顔をしながらこちらに戻ってきた。


「どうしましょう。火龍に喧嘩を売ってしまいました」

「大丈夫でしょ。だって火の英雄の後継者っていうスキル持っているしリーフィアは」

「え!?スキルって何ですか?」

「裏に書いてあるよ」

「本当に書いてありました↓」

「でも、英雄の後継者なんですよね。やったー」

「GYEEEEEEEEEEYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaEEEEEEEEEEEEEEEYYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAaaaaaaaaaa!!!」


なぜかご丁寧なことに待っていてくれたが火龍はもう待ちきれないと言うことらしい。炎を吐いてきたので二人はすぐに後ろへ飛んだ。リーフィアが何とかできない以上俺かウンディーネが何とかするべきだろう。そう思っているとすでに元の姿に戻ったウンディーネが水の刃を飛ばし敵にぶつけていたが敵にぶつかるとすぐに蒸発してしまい意味がなくなっていた。


つまり、ウンディーネは有効な手を打てないと言うことだ。それにウンディーネのおかげで火龍には触れてはいけないと言うことも解った。少なくとも火龍のウロコは水が蒸発する温度。百度以上ということだろう。まあ一瞬で蒸発したから百度よりもかなり上だろうけど。そんなんだと木にぶつかると木が燃えそうだが不便じゃないんだろうか。


おっといかんいかん。今もリーフィアは火龍に炎のブレスでしつこく狙われている。早く殺さないとね。モ○ハンのリオレウ○と一緒なら頭が弱点のはずだ。頭に切り裂くような魔法を撃たなければいかない。しかも、その魔法は水魔法ではいけない。じゃあどうするか。火にするか。火の刃にしたところで恐らく火耐性やらなんやらついているだろう。


ということは土か。土魔法を行使するか。ということでハイテク機器を使うとしよう。手を振り上げてアプリを表示させてアプリでできた円を回しギャラリーを開く。検索の欄を押すと架空キーボードが表示された。キーボードで「たすけてください」と叫びパニックになっているリーフィアの声を聞きながら土の刃と打ちエンターキーを押す。


詠唱文が表示された。その詠唱文を火龍の頭の上で土が圧縮され先端を鋭利な刃物みたいになっているのをイメージしながら声にだして読んだ。


「土よ従え!汝を刃物とし今、敵を切り落とせ!」


すると火龍の前で土で作られた刃物が数秒で生成される。青い目で土で作られた刃物を火龍が見るがその直後。ビュンと飛び火龍の頭を一刀両断した。すると火龍は頭を切られたのでもちろん死にドーンという音を立てて倒れた。

問題児ネタが二つぐらい出ているって?何のことかな(すっとぼけ)まあ一つは完璧に文字数まで真似てないけど次回は旅立ち次回もお楽しみに

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中二部!  新しく勉強の息抜きとしてはじめた新小説です。学園ラブコメ、中二病ネタが好きな人は見て見てください。
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