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水霊乱舞#14

大規模に変更したので再UPすることにしました。

「牢屋に閉じ込められている人を救出してこの人を攫った人達をやっつけて!後、前にある鉄格子をどうにかしてくれる?」

「どんとこいです」

「え、」


俺はこんなのイメージしていないんだが、むしろお淑やかでまさに女神な感じをイメージしたんだけど。まあそれはともかく最強というのもイメージした甲斐あってか、ウンディーネは性格はともかく、この非常事態はなんとか出来そうだ。そんなことを考えているとなぜか、ウンディーネが急に抱きついてきた。


「離さないー」

「え、」


恐らくはイメージした時に雑念(好きなったらなー)が入ってしまったのだろう。なんで、ちょっとの雑念が反映されて、強くイメージしたのが反映されないんだよ。そんなことを嘆いていると、ウンディーネが「じゃあ外で」と言って指を刃物のように鋭くし、鉄の柵をまるでバターを切るかのようにスライスすると出ていった。驚いたのか、リーフィアは静止していた。というか、ウンディーネには「え、」しか言えていないな。そんなことを思っていたら、リーフィアは恥ずかしそうに聞いた。


「ああいうのが好みなんですか?」

「いや、別に。なんで?」

「だって詠唱中に美しい、美しいってやけに連呼してましたから」

「ああ、だって文字数を稼がないといけなかったからね」

「そういえば、その規模に見合った文の量にして詠唱文を考える必要があったんですね」

「そうそう、俺はロリコンじゃないからね」

「そうですよね。幼女趣味なんて持ち合わせてないですよね」


「で、どうするんですか?」

「待つ」

「待つんですか!?」

「いや、だって俺の魔力をほぼ全部注ぎ込んで作った子だろ。さすがに負けるなんてことは無いと思うし、大丈夫でしょ」

「ほぼ全部ですか!!?」

「何か問題でも?」

「問題ですよ!あなたが普通の人族並みの魔力なら、あんな少ない詠唱で伝説級魔法並みの魔力消費をしていることになるんですよ。あの魔法は封印したほうがいいです」


「そ、そうなのか」

「そうです!」

「で、その伝説級って言うのはどれくらいの魔法なんだ?」

「確か、中規模の山が吹き飛んで更地になるぐらいでした」

「中規模の山が吹き飛んで更地になるとかどんだけだよ」

「それくらいやばいんですよ」

「やばいな」

「やばいです」


で、伝説級の魔法並みの魔法で召喚されたウンディーネはというと・・・


早くヒョウガに会いたいなー。そんなことを思いながら、組織の人を虐殺していた。その様子はどんなか?というと酷いものだった。


まずウンディーネは土で出来た階段の前で毎回叫ぶ「でちゃったよー」と、そうすると「何事だ」とか「糞が!奴隷の分際でなんで逃げ出してきているんだよ」とか言いながら集まってくる。すると、ウンディーネは水でできた指をスイーっと自分を中心にして円を描く。


そうすると、さっきの指で描いた軌跡には水が形成され、水の円ができる。するとビュンっと音が鳴り、何があったと、組織の人が思うがそのころにはもう遅い。組織の人間の首は円状の刃にスパッと切られてもうすでに体とお別れしている。次回からは、何だこれは!と驚くいて詠唱し始めるが、もちろんウンディーネの方が早いので結局は変わらない。


そんなことをウンデイーネは繰り返したので、ウンディーネの周りには血がベッタリと付着していて、ところどころの土には血が染み込んでいて、首なし死体と決まって驚きの表情をしている首が散乱しているという悲惨な状況になっていた。


そんなあまりにも悲惨でひどい光景の中、ウンディーネは早くヒョウガに会いたい。それだけを考えているのだ。ヒョウガに「世界征服しろ!」とか言われたら、本当にするだろう。そんなウンディーネはヒョウガに早く会いたい。そう思いながらまた例の虐殺を始めた。

次回は氷河達の脱出・旅立ち氷河以外のメンバーもいたりして。次回もお楽しみに

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中二部!  新しく勉強の息抜きとしてはじめた新小説です。学園ラブコメ、中二病ネタが好きな人は見て見てください。
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