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届いた

作者: nayu8
掲載日:2025/06/23

 私には、レター友達がいる。

 しかし、友達と呼べる程親しくはない。


 私は昔、小さなパン屋で働いていた。

 レター友は私より年配の女性で、そのパン屋のスタッフだった。

 にこにこしていて、愛想が良くて優しい女性だった。


 その女性は、自宅の一室をパン屋として提供していた。

 その家に嫁に行き、姑女さんと一緒に住んでいた。

 子供が出来ないらしく、その事を姑女さんに指摘されたりしたらしいが、

 姑女さんが足を悪くし、車椅子生活になった。

 その姑女さんの介護をずっとしていた。

 私は、姑女さんが90歳を超えていた事を覚えている。

 レター友達のNさんは、そんな姑女さんの介護をにこやかに言いながら

 ずっと頑張っていた。

 私はそんなNさんの事をいつも(優しくて立派な人だな!)と思っていた。


 人づてに聞いた話しだと、Nさんの旦那さんも介護が必要になり、Nさんは

 姑女さんと旦那さんの2人を同時に介護していたらしい。

 頭が下がる。本当に立派な人だ。

 私には、介護は無理だから。




 そのNさんに、数日前手紙を出した。

 そして今日、Nさんから葉書が届いた。

 達筆な字だった。


 葉書の最後に「秋になり涼しくなったらお会いしておしゃべりしましょう」と

 書かれてあった。


 これは社交辞令だと思う。

 Nさんに会いたくても、その機会がない。

 もう、Nさんとは接点がほとんどない。


 でも、葉書が届いて嬉しかった。

 今迄のNさんから貰った葉書や手紙は全てとってある。

 Nさんに手紙で悩みを相談した事もあったな。

 Nさんからの返事の手紙には「自分を責めては駄目」と書かれていた。

 私のフォローをしてくれた。


 Nさん、ありがとう。

 また、手紙を書きます。

 ご拝読下さり、ありがとうございました。

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