ヴィルフリード
昨日は結局UP出来ず……いや、夜投稿すると、ポエムってる事が多くて……やめました。チキンですみません。
小さな寝息をたてて、ベッドで丸くなって眠る可愛い可愛い僕のヴィー。
ヴィーが今回の事は二人で遊んでいただけだって、大人たちに説明してくれたおかげで、早々に反省部屋という名の拷問部屋からだして貰えた。
ヴィーはあの後三日も目覚めなかったらしく、目覚めてすぐ僕の事を気にしてくれたらしい。
ああ、ヴィー。僕のヴィーはなんて可愛いんだ。
反省部屋に三日間も閉じ込められるのは、本当に辛かった。
もちろん反省の為に、魔力回路の閉鎖を起こす装置のついている牢屋だ。
魔力の多い僕にとっては本当に拷問だった。魔法が使えないのはもちろんの事、魔力回路を無理矢理閉じるソレは……まるで首を絞められて息が出来ないような、体中を締められ血液が巡らない様な……そんな苦しい状況がずっと続くのだ。
これは僕が苦しむ様にという正妃様の差金だろう。
それに文句の一つも言えない実母も、子供に関心のない父も大嫌いだ。
ただ、こういった部屋には僕の反抗心を削ぎたいのか、恐怖で支配したいのか分からないが……定期的に入れられていたので、苦しいがそこまでじゃない。
まぁ、いつもの反省部屋という名の態々改造した監禁部屋ではなく、本物の牢屋だったのには驚いたが。
そうではなく、このままヴィーに会えなくなってしまうかもしれない事の方が……本当に辛かった。
たった三日でこれだけ辛かったのだ、今後一切会えなかったかもしれないと思うと気がふれてしまいそうだ。
ヴィーは僕の光だ。
あんなふうに、僕に話しかけてくれるのも、目を見つめてくれるのも、笑いかけてくれるのも、手を繋いでくれたのも……全部、全部ヴィーだけだ。
可愛い可愛いヴィー。どうにか、ヴィーの近くにいられる権利を手に入れなければいけない。力をつけなければいけない。
こうやって、自室にいれば魔力も自由に使えるので使い魔を使役してヴィーの姿はいつでも確認できる。
このネズミの使い魔は、小さくて情報収集や密かに動くのに適している。まだ、誰にも僕の使い魔に気がついていないから今の内にたくさんの情報を得る必要がある。
そもそも使い魔を得られる魔術師は少ない上に使い魔となり得る個体も少ないので、当分の間は気がつかれないだろう。
その点では今回の反省部屋という牢屋には感謝すべきなのかもしれない。牢屋に住んでいたネズミに適合体がいたのだから。
私の食事を狙うネズミ達……細くて小さな灰色ネズミの中に、真黒でまんまるなネズミがいるのを見つけたのだ。
使い魔となり得る個体は全身黒がほとんどだ。これは黒魔法によるテイムだからなのか……どちらかといえば隷属魔法なのかもしれないが、全身が黒一色個体な必要がある。ただし、瞳の色は関係ないが、従わせる為の命令を下した時には瞳が紅く染まる。その瞬間さえ見られなければ、使い魔だと気づかれる事も少ない。
今回は、ヴィーを手に入れる事に失敗してしまったから、次からは慎重にしなければ……。
もっと誰にも邪魔されない為の力をつけなきゃ。
でも、それよりも心配なのはヴィーの体調だ。ヴィーは元々病弱だったからか、一週間も寝込んでしまった為に起き上がれなくなってしまっていた。水を飲むのもムセ込み、心配で堪らない。
筋力や体力は魔法も効かないから、なんとかしてあげたい。それに、ベッドから起きられないからと、お見舞いも断られてしまっていた。
ああ、早く元気になって。ヴィーに会いたいよ。
はぁ〜キター!
若干のヤンデレ気質が、もう漏れてますよ!ヴィルフリード様!!
このギリギリヤンデレ感がいいんですよね。危うくヤンデレになりそうでならない所を狙っていきたい。ヤンデレに堕ちるかもしれませんが……
ギリギリヤンデレ増えないかな。あんまりギリギリいないので、自己発電しちゃいました(*ノω・*)テヘ今日もお付き合い頂きありがとうございました!