プロローグ
お久しぶりです。
仕様がめちゃくちゃ変わっていて驚いて、使ってみたくなり……新作投下します。そんなに長くならない予定ですが……楽しんで頂けると嬉しいです!
唐突に意識が戻った。……目覚めた?
目をパチパチと瞬いたが、周りは薄暗くてほとんど何も見えない。
ここは、どこだろう。
ぼんやりした頭で考えてみても、直前の事は何にも思い出せない。
ただ、触れているシーツや枕はいままで触った事がない程にスベスベで高級感がある。
……私なんでこんな所に寝ているんだろう。腕や身体を動かそうと思っても、なんだか身体全体が重たい。
何かがおかしい……モゾモゾと動こうとしてハッとした。足に足枷と鎖の様な物がついている……こっ……怖っっ! え? 何? どういう状況??
現状を把握しきれない。突然の出来事に驚き過ぎて息苦しい。はぁはぁと走ってもないのに呼吸が乱れた。
「あ、ヴァイオレット。目が覚めた?」
扉の向こうから歩いてくる子供の姿を見て驚き、さらに呼吸が乱れる。だって…………
「……ヴィル……フリード?」
私の一推し……ヴィルフリード様の幼少期の姿が見えたのだから。
もしかしたら、呼吸が止まったのかもしれない。
いや、好き過ぎて死んだのかもしれない。夢にしても妄想にしても最高過ぎる。目の前に、仄暗く微笑むヴィル様! ああ!! もうヤンデレの完成が近い微笑みであります!
ええ? こんなに小さい頃からヤンデレてたの? あ、私の希望?
いやいやいやいや! 私はぎりぎりヤンデレならいいのにって、思うくらいで……もちろんヤンデレヴィル様大好きで一推しだったけど!
むしろヴァイオレットが死ななければとか、あの時ヴァイオレットが受け入れてればヴィル様のヤンデレは回避出来たんじゃないかって…………? ん?
……ヴァイオレット?
「どうしたの? ヴァイオレット。驚いちゃった?」
コテンと小首を傾げるヴィル様……。
最高かよっ!
私は再び気を失った。
お付き合い頂きありがとうございました!
なるべく早めに投稿出来る様に頑張ります ( *´艸`)
私の原作の「ハズレ令嬢」のコミックも今月発売されております!お手にとって頂けると嬉しいです!