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幹部
〜旧N社、フロント〜
先程、電話で呼ばれた幹部が到着した。
「何だよ、他の幹部と遠征中だっていうのに」
幹部全員で遠征をしていて、その帰り際にこれだ。ゆっくりと休みたいのに、だ。
「ギガユーギ、か……先代の仇だな」
先代ギルはいい人であった。部下思いで、部下を大切にし、全員に愛される、そんな人だった。それが、ギガユーギによって死に追いやられたのだ。奴だけは許せない、それは組織の人間誰だって思うことだ。
歩いていると、誰かと肩がぶつかった。
その人の顔を見た。知っている、コイツはシャルだ。
「シャル、通してくれないか?」
目の前に立ちはだかる人物に向けて俺はそう言う。
「駄目。通したら、あんたは社長室に行くだろ」
目の前の人物ーーシャルは睨みを利かせて言う。殺意に満ちた目だ。
「いいだろう。ならば、お前を倒してから行くとするか」
俺は構える。
「来い」
シャルも構える。
そして、ぶつかったーー




