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孤独詩  作者: めけめけ
33/52

こころ

なぜ、人には心があるのでしょうか

人はもっとそのことについて、考えるべきなのかもしれません

考えずに生きれるのであれば、それはそれで幸せなのかもしれませんね

孤独を自覚し、死を傍らに置く生き方は、案外と楽なのだ

何かにすがる事もなく、何かに頼る事もなく、何かにもたれる事もなく

ひょうひょうと生きられればそれは至極


でも、そう簡単にいかないだけに、人は面倒なのだ

どうしようもなくさみしくて、どうしようもなく愛おしくて、どうしようもなく欲してしまう


なぜなら心があるからなのだ

なぜなら愛を知るからなのだ

なぜなら恋する事に焦がれるからなのだ


心はままならないものだと知りながら、なんとかそれをコントロールしようとする

心はままならないものだから、そうできない自分を責める

心はままならないものなのに、なんとかできるはずだと期待する


抵抗は無駄

抗う事は無意味


心のない言葉に傷つくくせに、心を亡くす事を恐れる

心ここにあらずと知っても、なんとかしたくてしかたがない


心は心のあるままにしかならないのに

心はないところには何もないのに


人の心がわかるような錯覚をずっとどこかで信じている

人の心は察する事ができるものだとどこかで期待をしている



だれもあなたの心を見てはいない



だれもあなたの心を見る事はできない


故に、心に悩む事など生きる上ではどうでもいいのだ


心なんかいらない



心なければ、優しくはなれない

心が枯れれば、人は人形と区別がつかない

心が荒れれば、人は獣と変わらない

心を失えば、人はロボットよりもおもてなしができない


心は、決して無視できないのだ

心は、欠けようが歪もうが、心なのだ


僕は心無い言葉を綴ろう

あなたは人の心がわからないと

僕はあなたを傷つけよう

あなたは人の心を知らないと

僕はあなたを否定しよう

あなたの心はすさんでいると

僕はあなたを愛そう

それでもあなたはあなただと


どれだけあなたの心を否定しようとも

あなたにふれたいという僕の心は否定できない

どれだけあなたの心を蔑もうとも

あなたに見ていて欲しいという僕の心は否定でない

どれだけあなたを見縊ろうとも

あなたの言葉に耳を傾けてしまう僕の心を否定できない


ならば、そんな心なんかいらない

ならば、そんな心なんか知らない

ならば、そんな心なんか

ならば、そんな心なんか


ああ、何もかもままならないのならば

僕は心を閉ざすべきなのか

捨てるべきなのか

否定すべきなのか


心ここに在らず

心を閉ざすのも捨てるのも

それは心を肯定する事

開いていないものは閉じれないし

ないものは捨てられない


心はここにある

あなたとともに

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