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また出逢えると信じて…

作者: 熾楼

※終わりの方、かなりキレが悪いです。

そして了は苗字がでるけど何故か了以外の人は苗字がでません。


…出来れば評価&感想を頂けると嬉しいです。



キキィッ



バァーンッ






某日深夜1時25分

交通事故により高校生男子 死去




私には信じられなかった真実………



私は其の晩どれ程泣いたのだろうか…

私は何日一人で部屋に篭りどれだけ泣いたのだろうか…




其れ程悲しかったのだろう。

寂しかったのだろう。




事故が起こる前日まではあれ程元気だったのに……




どうして?



--------また出逢えると信じて…






+++++++事故一週間前+++++++






サトルー!!」

「?あ!神名カンナ!!」

「ねっ!今日は部活??」

「違うよ」

「じゃあ、今日は一緒に帰れる?」

「勿論!!」

「わーいっ!じゃあ一緒に帰ろう?」

「おう!」



私達は幼馴染みで、互いの親同士がとても仲が良い。

その為、私達はよく一緒に居る事が多かった。

学校も幼稚園の頃から高校の今までずっと一緒だった。


その所為もあるのか、私はいつの間にか彼、『サトル』が好きになってた。




「今日は部活無いんだったね?何で?」

「来週試合があるんだ!」

「バスケ部の?」

「うん!だから其の為の休暇!」

「そうなんだー!」

神名カンナ、バスケの試合、観に来てくれる?」

「勿論!全力で応援するんだからっ!!」

「本当か?嬉しいなー!」

「あ!お弁当も作って来てあげる!!」

「本当に?いやー、俺って神名にかなり愛されてるねー!」

「なっ!!!変な事言わないでよねっ!!!」

「神名、顔が赤いよー?耳まで真っ赤!!浅いねー!」

「う、うっさいわっ!!!」




私達はいつものようにふざけ合いながら帰路を辿る。


ふと思う。




____了は私の事、どお思っているんだろう?____




了は女子達にかなり人気がある。

だから其の子達に了を取られそうで恐いんだ…。




「俺はいつでも神名の傍に居るよ。」



了は私の心を読んだのか、優しい言葉を掛けてくれた。

其言葉を聞いただけで不安が吹き飛んでゆく。

心が暖かくなる。



「ずっと一緒に居るからな。だから、神名もずっと俺の傍に居てくれよ。」

「………うん」


私は顔を少しだけ赤らめた。

そして私は俯きながら呟いた。


「ずっと一緒に居ようね。」



其の日はいつもよりも寄り添えた気がした。


それから一週間私達はずっと一緒に帰っていた。




そしてあれから一週間後……



深夜1時05分

「あー、明日は試合かぁー!なぁ、神名ー?」

「何ー?」

「明日、勝てると思う??」

「…うーん……勝てる勝てないかは分からないけど、精一杯やればそれで良いんじゃない?」

「…そっか………そうだよな!んだよ?神名もたまには良い事言うじゃねぇか!!」

「たまには余計だよ!」

「あはははは!」


先程下校中、了が『明日の試合、神名ん家からバス乗って行った方が早いから今日泊めてくれない?』と言って来たので泊めることにした。

それにいつもより沢山一緒に居られたから良かったと思う。



深夜1時10分


「あ!神名、俺ちょっとコンビニ行くわっ」


この会話が


「え?どうしたの?」


あの惨劇の


「ごめん、スプレー買い忘れたからさ」


始まりだった。


「私も行くよ!」

「なぁに言ってんだ!こんな時間に女出歩かせるかよ?」

「むっ!了が居るから大丈夫よっ!!」

「だーめ!」

「え〜!?何でよ〜??!」

「もぅ遅いから。だから俺が帰ってくるまで此処でお留守番!」

「……………子供じゃないのに……」


私がそう言うと了はクスクスと笑い出しては、靴を履き立ち上がる。

そして私の頭を撫でた。


「すぐ戻ってくるよ、だから待ってなよ?」

「む〜!!」


了はコンビニへ行った。


それがいけなかったんだ…

私も行けば良かったんだ…



そのあと15分後に了は交通事故に遭った…



某日深夜1時25分をもって

交通事故により高校生男子の秋吉了は死去。



明日のバスケの試合楽しみにしてた癖に…

ずっと一緒に居てくれるって言った癖に…

どうして居なくなるのよ…?








結局、了が交通事故にあったが為、試合は延期になったそうだ…。






「っく…………ぅっ……」


私は学校をサボり自分の部屋で一人泣いていた。

すると携帯が鳴った。

いつまでも煩いから電話に出た。


「………………はい」

『あっ、やっと電話に出たな?ったく電話シカトしやがって!』


電話の主は了の親友の一樹カズキだった。


「………なによ…」

『お前、そろそろ学校来いよ?皆心配してるぜ?』

「……うっさいわね…余計なお世話よ…」

『…………………やっぱり泣いてたか?』

「うっさい!!!用件それだけなら電話切るよ??!!」


頭に来た。

本当にコイツはデリカシーがない。

気が利かない。

本当にムカつく。


『…………もぅ少し待ってやったら?』

「…は?!」


急に意味分かんない事を言い出した一樹。


『だから、待ってやれって言ってんだぁよ!!了の事を!!アイツに言われたんだろ?待ってろって「何言ってんの??!!!もぅ了は居ないのにっ、死んじゃったのにっ、帰って来ないのにっ、どうやって了の事待てって言うの???!!帰って来ない人を待ったって…帰って………来な、い…じゃ、ない……っ」


泣きそうなになるのを必死に堪える。


『……莫迦だな、お前』

「!!なっ!何『人間ってのはなぁ、一度死んだらまた、何度でも生まれ変わってくるんだぜ?』

「………え?」


生まれ変わって来るって…?


『もぅ二度と逢え無いなんて事は無いんだよ。だから、待ってやれ。いつか絶対にお前の所に帰ってくるからさ。』

「……………」


私はその言葉を聞いてまた泣いた

一樹は電話を切らずに私が泣き止むまで待ってくれた




『明日にでも学校来いよ。』






「……ぅん、ごめんね、心配かけて…」








人は一度死んだら、また生まれ変わる。


了が何時生まれ変わるのか、何時逢えるのか、それが了なのかは分からないけれど、了が生まれ変わって逢える時が来たら、笑顔で了を迎えてあげよう。



―――――私はずっと了の事を待ってるからね。

だからちゃんと帰って来て欲しいんだ。






――また逢えると信じて…

――私は貴方を永遠に待ち続けます。







-------また逢えると信じて…

End


…………なんでしょう、コレ。

とてもキレが悪いですよ。話意味分かんないですよ………。

でも、そんな私の書いた駄文を読んで下さって有難う御座居ます。

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― 新着の感想 ―
[一言] 文章的には読みやすかったと思います。 ストーリーも中々良く出来ていましたがもうちょっと細かく書いていたらもう少し良い作品になったかもしれません。 僕も他の人の小説を読んで勉強するばかりですの…
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