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アイをトル  作者: 冬夜風 真愛
13/54

13話



ドンッ



 僕はその音で目が覚めた。

 スマホがソファーから落ちたようだ。

 眠い目を擦りながら、テレビの上に掛かっている時計を見ると、PM12:20と表示されている。


「やばっ!」


 遥香との約束の時間まであと四十分しかないじゃないか。

 スマホを見ると、遥香から二時間ほど前に連絡が来ていた。


――― 学校の音楽室集合ね~! 遅刻厳禁だからね ―――

 

 学校までは歩いて三十分近くかかる。

 遅刻しないためにはもう準備しないと間に合わない。

 僕は重たい体を起こし、ソファーから立ち上がった。

 テーブルの上を見ると、サランラップに巻かれた朝ご飯が置いてある。

 昨日の夜から何にも食べていないからお腹は空いていたが、食べている時間はない。

 

 わざわざ仕事終わりに作ってくれた母には申し訳ないが、僕はリビングを出て自分の部屋に戻った。


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