六十四学期 闇を知った者
「今日からアルバイトに入りました! 新人の日下部日和です! 現在、高校一年生です! よろしくお願いします!」
「よろしく~」
「よろしくね~。うち人数不足だから凄く助かるよ~」
よしっ! 出だしは、完璧。今日から私のアルバイト生活がスタートする。職場に来た私は、早速先輩アルバイトの2人の女の人に挨拶をする。彼女らは、今時の女子~って感じの見た目をした大学生2人で、とても元気の良さそうな人達だった。
良かったぁ……。このバイトには、嫌な人とかはいなさそう。皆、親切そうだし……何より働きやすそうだ。それに何より可愛い! 大学生みたいだが……うむ。この大人の女性になってきた感じのエロス……たまらん!
2人の先輩は、私に早速レジの打ち方などを教えてくれた。教え方もとても丁寧で、助かる……。
とてもやりやすい! 私は、心からそう思った。だってしかも女の子可愛いし。もう大満足よ。
すると、その時だった──。
「……お疲れ様~」
「あっ、お、お疲れ様です。店長」
仕事の途中で店長が登場。あの時、面接した中年のおっさんが制服を着て現れた。
……って、あれ?
私はふと先輩達の様子が変になった気がして慌ててキョロキョロ周りを見渡した。
なんだか、先輩方の様子が少し変なような……いや、気のせいか。仕事も今は人も全然こなさそうだし、ぐふふ……ここからは少し先輩方の《《方を》》見させて頂きますかなぁ〜。
次回『変質者』




