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彼と彼女とアタシ⑤

「やっぱり幹部戦のBGM良いよなぁ。」


正直ラスボス戦よりも好きだ。勿論最後に相応しい音楽なのだが、壮大なゆったりしたものより疾走感のある方が聴いてて楽しくなるのが良い。

最初の幹部を難なく倒して一度回復を挟む。各階に一人ずつ配置されている彼等を倒すと隣の休憩スペースが開放されるのだ。恐らく幹部専用の仮眠室なんだろう。

質素な造りのそこに設置されてるベッドは一つしかないけど、この場合は主人公が使うもんよね。暗転するから実際どうなってるか分からないし、この世界に居た時はその前に飛んじゃったからな。


(二人目も倒したけど…)


寧ろ二人目の方がラクな幹部戦。RPGでよく見かけるオネェキャラな彼の顔に攻撃が当たったようだ。「よくもアタシの綺麗な顔に!」ってめちゃめちゃ怒ってる。何故かここで恐ろしい形相の彼がカットインしてくるのは分かってるけどビックリした。


(うん、とってもピンクでふわふわ…)


勿論女子力高めな彼の仮眠室は拘りが凄い。天蓋付きベッドって…と主人公が引いていた。

さてここまで特に以前プレイした時と何ら変わりはないが、果たして再登場キャラは居るのだろうか。あまり期待は出来ないかもしれないとアイスコーヒー片手にキャラを次の階へ動かす。

三階の奴は確かアンドロイドだった。フロア全体が迷路のようになっていたこれまでとはガラリと変わり、すぐに戦闘だ。まぁソイツの前まで結構な距離歩くんだけどさ。


(構造は同じだけど、コードが無い?)


あらゆる所に散らばってる何かの部品や夥しい量のコードがあるはずなのに、目の前に広がったのはだだっ広い空間だ。どこもかしこも青みがかった紫なのは同じだが、これは。


『待ってたよ、兄さん。』

『お前…!』


いきなりムービーか入るからまさかと思えば、先日久しぶりに聴いた声が。


「おぉ、ここでお前来るんか。」


待ち構えて居たのは、闇堕ちしました!とひと目でわかる出で立ちの元彼だった。凄い黒い。そして禍々しい。


『何故お前が!』

『だって連れて行ってくれないんだもん。兄さんはずるいよ。』


しばらく会話するのかと思いきやそのまま戦闘が始まる。元彼がアンドロイドの代わりということは、ステータスも同じくらいだろうか。戦闘スタイルは違えど、そこが同じであれば今の主人公達なら余裕なんだけど。


『キミ達は邪魔だから、こっちね。』


4人で彼に向かい合う状態で武器を構えたが、余裕そうに笑った彼はそう言って黒い球体を創り出してそこから何かを出す。


「うわ、まじか。」


現れたのは悪友だった。こちらもしっかり闇堕ちモード、というか洗脳されてるらしく目の焦点が合っていない気がする。全体攻撃が必要かと考えてたら、悪友が何かをしたらしい。主人公と元彼だけ姿が消えて、残ったのは自分達三人と彼女。


「うわ、まじか。」


つい同じ言葉が出てしまった。

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