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prologue 異世界TS転生(オリンピックボランティア)するぜ!
外に出たら家族ともども貴族の馬車に跳ねられた。
私は死んだ。
目が覚めたら白い空間にいた。
神様を名乗る幼女が土下座をしている。
「すみません。あなたは本来死ぬべき人ではないのです。お詫びで異世界TS転生させますので許してくだちゃい」
ジョウキュウコクミンは我々を撥ねても衛兵に捕まることはなく功績に応じて余生を過ごせる。高齢なら尚更捕まえるより事情聴取したほうがこうかはばつぐんだ。
私は一人残され裁判を求める父の姿に後ろ髪ひかれながら異世界に旅立った。
これはユアストーリーである。