1.やはり、そうなのですね-[子供]とは?-
全52話予定です
読んでくださって、本当にありがとうございます!
もしレイドライバー 1 から 16 をまだお読みになっていない方は、お手数ですがまずはそちらをお読みになってから今作をお読みくださいませ(今作は、前作からの続きものになります)
▼過去作はすべて作者ページからご覧になれます▼
https://mypage.syosetu.com/mypage/novellist/userid/2478453/
実は、レイドライバーシリーズの前日譚の話として、ヒューマンシリーズを寄稿しています(全て完結済みです)
ヒューマンシリーズ全3作を経て、事件が解決して時間が戻ったあとの世界で主人公が成長し、研究に手を染めてのレイドライバーシリーズへと繋がります
※もちろん、レイドライバーシリーズから読んで頂いても話は繋がりますのでご安心を※
もしよければこちらも読んで頂けるととても嬉しいです!
ヒューマン 1 -繰り返される事件と繰り返す時間遡行-
https://ncode.syosetu.com/n2996hx/
ヒューマン 2 -再び繰り返される事件と再び繰り返す時間遡行-
https://ncode.syosetu.com/n8320hy/
【R-18】ヒューマン 3 -時間遡行によってもたらされたものは-(これだけR-18なので作者ページに載っていません。行為等の激しい描写などは極力なくしたつもりですので、読みやすいと思います)
https://novel18.syosetu.com/n2786ia/
また、X(旧Twitter)でも数日に一度、更新をポストしています(ポストしていない時も、事前告知がなければ毎日投稿です)
https://x.com/JohnD_72
曜日に関係なく毎日1話ずつ18:00にアップする予定です(例外あり)
※特に告知していなければ毎日投稿です
1話が大体1500文字前後ですので、少々読み足りないかもしれませんが、スキマ時間にでも読んでくださるととても嬉しいです!
もちろん、毎日のご愛読は大歓迎ですし、何より創作の励みになります!
(^^♪)
「血液像が出ました」
そう言うと一人の医師が結果を端末に出す。するとどうだろう、免疫系が異常値を示しているのだ。具体的には免疫の過剰反応に酷似している。そのせいなのだろう、赤血球が異常に低い値を示している。白血球数は多く、可溶性インターロイキン2レセプターが高値を示している。その他の数値もちらほらと異常値が見受けられる。
――やはり、そうなのですね。
アイザックは心の中でふとそう思う。
――――――――
あれはまだクリスチャン・ガルシアという副所長が現役で存在していて、アイザックはその補佐をしていた時の話だ。たまたまカズと休憩時間が被った時があった。
カズが近くにいると、研究所の職員はほとんどが逃げるようにその場をあとにする。それはおそらく[次は自分が被験者になるのではないか]という恐怖心がそうさせるのだろう。事実としてそれだけの事をなしてきたのだから。つまりは[人員整理]である。
だが、アイザックは違う。現に気分屋で名高いクリスチャン相手でも、違うという点はちゃんと[それは違う]と言える人間なのだ。頭もいいし気が配れる、そんな人物である。
だからかも知れない、アイザックはカズがちっとも苦手ではないのだ。
「お疲れ様です」
アイザックが先に声をかけながらコーヒーを二人分持って来た。一杯は自分用に、そしてもう一杯はカズに、である。
「ああ、アイザックさん、ありがとう」
そう言いながらカズはコーヒーを貰う。
しばらく二人でコーヒーをすする。あれは確か気温がとても低い日だった。まだ米州に研究所の拠点があった時の話だ。季節は冬、外は雪が舞っていた、そんな日である。二人して熱いコーヒーを冷ましながらすすって飲んだものだ。
しばらくして、
「そう言えば所長のオペのスケジュールが組まれていましたが」
とアイザックが切り出す。その問いに[あぁ、それね]とカズ言いながら、
「レイドライバーの基礎試験が順調なのは知ってるよね? それもひと段落したからそろそろパイロットが必要になって来たんだ。もちろんパイロットには女性でないとダメなのは分かってるし、そのつもりで孤児院なんかは運営されている。だけどね、あの機体にはどうしても自分が乗りたくてね。それで」
とカズが話してくれた内容は、自分の身体に本来は異物である[子供]を埋め込むという話だった。
カズは身体の体幹部に千歳とカズの、恵美とカズの[子供]を埋め込むと言っているのだ。
…………
[子供]とは?
それは、リンクさせたい二体の遺伝情報を使用して、いわば[子供のようなもの]を作って目的の器官になるまで[育て]て、その[子供のようなもの]を使って相互に情報のやり取りをするというものだ。つまり[子供]と呼ぶものは、正確に言えば[子供]の[部品]と言える。これを作るにはマッチングテストというものをしないといけない。文字通り[子供]を作れるかどうかのテストである。
そこでテストをした結果、千歳とはペアリングが出来る、という結果になった。のちに出てくる恵美ともペアリング出来るという結果が出たのである。
これは当時のペアリングテストの精度にしては奇跡に近い確率だった。当時の成功率は二十から三十パーセントくらいであったからだ。
全52話予定です
読んでくださって、本当にありがとうございます!
もしレイドライバー 1 から 16 をまだお読みになっていない方は、お手数ですがまずはそちらをお読みになってから今作をお読みくださいませ(今作は、前作からの続きものになります)
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実は、レイドライバーシリーズの前日譚の話として、ヒューマンシリーズを寄稿しています(全て完結済みです)
ヒューマンシリーズ全3作を経て、事件が解決して時間が戻ったあとの世界で主人公が成長し、研究に手を染めてのレイドライバーシリーズへと繋がります
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ヒューマン 1 -繰り返される事件と繰り返す時間遡行-
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ヒューマン 2 -再び繰り返される事件と再び繰り返す時間遡行-
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【R-18】ヒューマン 3 -時間遡行によってもたらされたものは-(これだけR-18なので作者ページに載っていません。行為等の激しい描写などは極力なくしたつもりですので、読みやすいと思います)
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