表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

ショートショート(短編集)

最強の生物

作者: 清水進ノ介

最強の生物


 神の国で、二人の神様が雑談をしていた。空の神と、大地の神の二人だ。

「なぁ大地の神よ。地球で一番強い生物は、一体なんだろうな」

「生物ピラミッドの頂点にいるのは、人間でしょう」

「いや、そういう話じゃない。私が考えるに、武器が無いのに生きていられる生物が、最も強いのではないか」


 空の神は、大げさに手を広げ、羽ばたく動きをしながら言った。

「鳥の中で最も、空を飛ぶのが速いのは、ハヤブサだ。空の王者だ」

「そうですね」

「だが考え方を変えてみれば、ハヤブサは『飛ばないと生きていけない』生物だ。もしも翼を怪我して飛べなくなったら、もうハヤブサは生きていけなくなる。死ぬしかないわけだ」

「なるほど」


 続けて大地の神がこう言った。

「地上ではチーターが最速ですが、足を怪我したら終わりですね」

「人間は知能が高いだけで、道具が無いと何も出来ない。野生に放り出せば、すぐに死んでしまうだろう」

「これといった武器、長所を持たず、それなのに生きていられる生物が、最も強いと?」

「私の中の定義ではあるがな。しかし問題は、そんな生物が実際にいるのかどうかだ」

「なにかいるはずですよ。考えてみましょう」


 二人の神はしばらく議論し、結論を出した。

「ナマケモノだな」

「ですね」


おわり

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ