リアル鬼ごっこ3
いつも読んで下さりありがとうございます。
こんにちは。リアル鬼ごっこにようこそ。また来たの?来たって現在は変わらないのに___。
...まあいいわ。あなたは現在がどうか聞いていたわよね?**がどうなったのか___
聞かない方が身のためだと思うわよ__?あの子を助け出そうとはシナイでネ?
「いったん状況を整理しましょうか...」と優香が言った。未来が続ける。「ここは‘リアル鬼ごっこ‘の会場で、私たちはリアル鬼ごっこの世界に居る...そしてこれからあの鬼が何者かを探さなきゃいけない...ってかとでいい?」ときいてきた。隼人が「とりま手掛かりを探そうぜ?あの鬼に捕まると死んじまうんだろ?」とおどけながら話す。話し合いの結果まずは校内を探索することにした。
まずは隼人が行こうといった職員室に行くことにした。廊下を歩いているといきなり耳鳴りがした。すると目の前に自分の記憶ではない違う誰かの記憶が見えた。
一人の男の子が目の前に立っている。周りは近所の工事現場ということが分かった。なぜわかったのかはわからない。頭の中にふっとうかんできたのだ。
その男の子の上から鉄筋が落ちてこようとしていたのに気づいて記憶の持ち主はその男の子を助けようとした。が..しかし間に合わなかった。記憶の持ち主は絶望した。泣いた。泣き叫んだ。心が闇で染まった____いつしかその記憶の持ち主は自分の死に場所を求めるようになった。毎日を生きるしかばねの様に過ごした___記憶の持ち主は食べ物がのどを通らなくなった。記憶の持ち主はあくる日もあくる日も自分の死に場所を探し続けた____そして記憶の持ち主はやっと死に場所を見つけた。それはリアル鬼ごっこだった。
記憶の持ち主は鬼に懇願した。どうか自分を殺してくれと___すると鬼は泣いた。いや、泣いてしまったという方が正しいだろう___すると鬼が人の形になった______それは死んでしまった男の子だった。男の子は言った。「お願いだ__まだ死なないでくれ。」と___けれどこれはリアル鬼ごっこだ。鬼側と仲良くなってはいけない____。けれど記憶の子は___記憶の持ち主はなき崩れてしまった__どうして__ここにいるんだ___どうして__と記憶の子は泣いた。けれど無慈悲にもアナウンスが鳴り響く__「鬼側と仲良くなるのはルール違反です__仲良くなってしまった鬼は___処分します___」と言って鬼は__男の子はまた殺されてしまった。アナウンスは言う__「鬼が居なくなったのでゲームクリアです___クリアした人には能力が与えられ__現実に戻れます___ 」と言った。記憶の持ち主は言った。「能力なんていらない___ここに居て殺された方がマシだ__」するとアナウンスが「___ではここに残り__鬼側になりますか?__」と言った。記憶の持ち主は不敵な笑みを浮かべ「上等だ__」と言った。そう、記憶の持ち主はやっと死ねる場所を見つけたのだ__。やっと__やっと____。
その映像を見終わった**たちは取り乱した。今の話があまりにもショックで____悲しかったから____。
___お帰りなさい__現実を突きつけられたあの子たちは__どうするのかしら?___ああちょとまって__**__静かに___よし...いい子ね__ではまた会いましょう__
ありがとうございました。これは**の記憶ですよ__推理出来ますか?__