嘘偽リノ街 #16 血の雨が僕に降った日
半年一回更新の宮下です!こんばんわ!
今回はちょっとグロ表現があるかもなのでグロ注意でお願いします><
きっと今の自分は冷静を保てては居ないだろう。大声で泣き叫び、胴体に繋がっている腕を右手で強く握りしめる。ポタポタと左手から血が滴り落ちる感覚に全身から力が抜けていくような、そんな感覚に陥る。肘から下をどんなに掴もうとしても僕の右手は空を切っていた。
だが、どんなに泣き叫んでも目の前で長い腕を振り回し意味不明な奇声を上げている化け物は何処にも消えてくれる気配は無い。きっとこのまま弄んで僕を殺すつもりなのだろう。
「来るな、こっちに来るな!」
ただ拒否の言葉を叫ぶ事しかできない、そもそもこれは言葉になっているのだろうか、痛みと恐怖で自分がしっかりと言葉を発せているかすら不安だ。いや、今はそんな事はどうでもいい。一刻も早くここから逃げ出さなければいけない。
花音をこのまま一人にしていいのか?
逃げれるのか?こんな化け物から?
いい歳した成人男性が尻もちをついて両脚で地面を蹴りただただ体を横に振りながら後ろに下がる事しか出来ない。花音を残った右腕で抱きかかえたまま後退る事しか出来ない自分が惨めだ。
それに動こうとしても体から血が垂れ落ちている状況に精神面が侵されて行くのがわかる、心臓の鼓動が段々と早くなり足から力が抜けていく。まるで体中から生気が抜けていくような感覚。
どんなに言葉をぶつけてもその影はジリジリとにじり寄ってくる。その長い腕の様な物で地面を叩き、建物の壁を削り、草花を散らせ辺り構わず腕をブンブンと振り回し楽しんでいるようにも見える。高速で動き回るその腕がついに花音を捕えた。
「やめろ!そいつを離せ!やめろよ!!!」
そいつは花音の腕を掴み空高く引き上げた。そしていまだ眠りから覚めない彼女の腹を反対の腕が貫通した。
ボタッ…ドサッ…ドサッ…ポタ…ポタ。
ビルの二階程の高さに吊り上げられた彼女の腹からは内臓や血が地面に垂れ落ちていった。
最初に垂れ落ちてきたのは赤だった。
その液体はものすごい勢いで噴出した、そして段々と傷が広がり内臓のようなものが落ちてきた。
木っと落ちてきたのは胃とかそこらへんだろう、腸のようなものはまだ傷口の下のほうにくっ付いてタランと落ちている。それからはもう赤黒だった。綺麗な色じゃない、まるでマグロの血合いの様などす黒い赤が誰落ちているだけだった。
「オエ”ッ」
僕は思わずその情景に耐えられず吐き出した。胃の底が猛烈に拒絶して胃の中の全てを吐き出した。一瞬でも思ってしまった「生臭い」がトリガーだった。
≪陦??∬。??√≠縺ッ縺ッ縺ッ縺ッ縺ッ縺ッ縺ゅ≠縺ゑシ?シ∫カコ鮗礼カコ鮗≫
化け物の嬉しそうに喜ぶような音が聞こえてくる。この状況を楽しんでいる様だ。すっと貫通した腕を引き抜くとそいつはベロベロとなめだした。血や臓物が付着した腕を、子どもがキャンディーやソフトクリームを舐めるかのように興奮しきった音を上げながらベロベロと血を舐め取るその光景は見るに堪えなかった。
だが、その状況から目を離せなかった。
次は僕の番か、それともどこかへ行ってくれないか、いろんな思考が頭を駆け巡りほぼ放心状態になっていた。視界に白い湯気の様なものが浮かび上がる。ズボンの中心が生暖かくなっていた。酷い臭いを放っていたがそれにすら気が付けなかった程目の前の恐怖は大きかった。
そしてそいつはさらに高く釣り上げたかと思うと花音の右足を口に入れそのまま齧り始めたその光景はまるで茹でた蟹を食べるかのように。皮が裂け、筋肉がはみ出し。うっすらと見える骨が化け物の強靭な顎によってかみ砕かれる。所々「バキッ。ボキッ」という音を奏でながら顔いっぱいに血を浴びる。それはまるで食べ物で遊んでいるかのようだった。
夢中になってしゃぶり続けている化け物が次に足の付け根に喰らいつこうとしたその時
「いつまで私の足をしゃぶってんだ。さっさと離せ」
しゃべり声が聞こえたかと思うと赤い帯のような物が化け物の首を絞めていた。
実は最近VRCのワールド内でこの街の広告が張り出されたんですよね~。これは更新しないとまずいなって思って更新しましたww
引っ越しや忙しい他の仕事が段々と片付いてきたのでやっとこの街の更新が短スパンでできそうですw
ずっと続編を待っててくれてた方、ブクマしてくれてたファンの方、ありがとうござます!
今後ともよろしくお願いしますなのです!!




