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この街で待ってる  作者: 宮下おとぎ
この街で待ってる #嘘偽リノ街
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嘘偽リノ街  #14 世界の終わらせ方

 夢から醒めた。


 いつの間にか私は眠っていたみたいだ。

 机の上に置かれた時計の秒針がカチカチと刻む音が聞こえるが、脳には霧がかかり、何も考えられないまま時間が過ぎていく。


 ふと隣を見ると無防備な格好をした少女は部屋にある適当な集めの本を枕にしてスヤスヤと眠っていた。


(なんて不用心な…。)


 あまり意識していしまうと雑念で頭がいっぱいになってしまう。こんなロリにまで欲情するなんて絶対誰にも思われたくない。もちろん本人にもだ。机の上に置かれている電気ポットには温くなったお湯が張っていた。そうだ、俺は確かお茶を飲もうとしてポットに火を沸かして、そしたら彼女が家に尋ねてきて…。


 段々と自分の中の記憶が戻ってくる音がした。コツコツと足音の様にすぐ後ろに、さっきまでの夢が自分に追いついた。


 そしてゆっくりと肩に触った。



 『…この世界を君に終わらせてほしい。』


 あれはホントに夢だったのだろうか。いいや、きっと違う。対面でビビって逃げ、無礼を働いた自分に対してわざわざ夢の中で話してくれた、存外世話焼きな元神様(?)なのかもしれない。


 いまいちピント来ない状況に唖然とする。なんでこの世界の元神様らしき人が自分の世界を終わらせてくれとわざわざ俺に頼むのだろうか。確かに化け物が沢山居て夜になるとうかつに外をで歩けない。その部分さえ除いてしまえばインドア派の自分からしたら都合が良いのだけれど…。


 ただ、花音は言っていた。この世界の住人達は表の世界に出れない怒りや悲しみ、憎しみの感情の具象化。この世界の神様が居なくなって、世界が無くなったら全てが消えてしまうと。ソレは本当にいい事なのか。


 考えても仕方がない事は分かっている。まずは行動に移さないといけない。まずはそこで熟睡している彼女を起こす所から始めようか。


 

 そう思い改めて彼女の方を観た。 だが、同時に気付いてしまった事がある。この世界を終わらせてほしいという事は”現神様が居なくなればいい”、つまり。


――――――花音を殺せ…?

 

お久しぶりです、、、宮下です。。


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