表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アークブレイヴ  作者: 暁辰巳
第3、7 章決戦準日
56/84

第46話 火種

 

 私にエレンさんにパーシヴァルさんとムサシさん、アルトスさんとファルシオンにルガリア。

 ガルナさん、ランスソッドさん、ジェレノアさん、イオクさんの以下10人で会議を行うことなって、

現在ミーティアのある一室に全員揃って席に座っている。

 教団の決戦に向けての作戦と、教団の目的が何で今まで何をしてきたのかを整理する為に。


 ジェレノアさんは賢魔王(フリード)さんのお世話係で会議が苦痛すぎるフリードさんの代理で会議に参加したらしい。

 なぜ敵であるランスソッドさんがミーティアにいるのかというと、ムサシさんと一戦って考えを改めたから。

 作戦で魔族の“頭”であるフリードさんを潰しに行ったけど治療されたムサシさんと剣を交え合ったらしくて、【剣】で魔族側の事情と教団と国家(自分たち)の裏の顔を知ったランスソッドさんは私たちの側へ着く事を決意したの。

 曰く。裏の顔は薄々感づいていたらしくて、ムサシさんとの戦いではっきりしたみたい。


 無論。ランスソッドさんが『シリウス最強の一角』である為、両脚両手と首には賢魔王(フリード)さん特性の楔が取り付けられていて、それがある限り無力化されている。





「ゴレスの住人たちを巻き込まないように戦ってほしいです。

 私は国と魔族たちの因縁を全然知らないけど、

 関係“あるない”以前に、一人でも戦いに巻き込めばその人の人生を壊して更に多くの人たちをも巻き込んで何もかも壊してしまいますから」



 教団の目的とそれが果たされる時に何が起きるかを全て話し終えて落ち着いた後、 私が一番に自分の想いを発言した。

 「復讐は新たな復讐しか生まない」ということを分かっているから、たった一つの火種を許して仕舞えば膨大な火事(大災害)に繋がってしまいかねないから。

 


「何を言う! ゴレスは教団の拠点なのだぞ!

 それに血魔王(ヴラッド)の情報では、そこに住む人々は皆魔族根絶を願っているではないか!

 そんな奴らを戦いに巻き込まないでほしいだと? 冗談を言うのも大概にしておけ!

 第一に! 人間であるお前らが今この場にいること自体が腹立たしいが、敵だったランスソッド(ソイツ)をこの場にいる事自体がおかしいんだぞ!」


 ガルナさんが言うことはもっともだ。

 敵だった人が急にこっち側に寝返ったからあまりにも虫が良すぎるし、最愛な人をひんしに追いやられたから怒りが収まらないのも無理はない。


 ガルナさんに言葉をかけたら火に油を注いで余計に激怒してしまうから黙るしかない。



「お前の気持ちを分かった上ですまないが、まずは気を静めてくれガルナ」

「なんだイオク? その態度は!」


 イオクさんが手を挙げた直後に席を立ってガルナさんを静めに入った。

 イオクさんに加勢したいけど、ガルナさんが怖くてできない。情けなくてけど、イオクさんに任せるしかない。



「見損ないましたぞ、ガルナ」

「ーーなんだと?」

「貴方のその怒りが愛するベリアル様を思って故なのは当然だが。我らの…いや、“みんな″の全てがかかった重大な会議より自身の怒りを優先した貴方に心底失望しました。

 貴方が化身術を極めた努力家といえど、魔王の座に座ったただの小娘でしたな」

「イオク! きさまあああぁぁ!」


 ガルナさんの怒りに油を注いでいるじゃないですか。

 イオクさんは魔王の中で一番の常識人なのに、なんであんなことを言ったの。


「大丈夫ですよアナ。怖いのは分かりますが、それも少しの間の辛抱です」

「でも.......」

「ーー明野さん」

「…エレンさん」

「わざとガルナを怒らせたことがイオクの作戦だ。馬鹿な事だが、それが狙いである以上それを見極めるしかない」

「.......」 


 しばらくの間ガルナさんは全力でイオクさんを殴り続けて、イオクさんはものおとせずジッとガルナさんの攻撃を受けて耐えていた。

 ガルナさんとは数回闘ったから解るけど、ガルナさんの力は強力だからまともに受けたらただじゃすまない。

 


「.......なぜ抵抗しない.....。そうになってもなぜ私の攻撃を受け続けられる?」



 イオクさんは仁王立ちのまま立っているけど、流石に血が流れすぎているから無事じゃないのは確かだ。

 今すぐ治療しなきゃいけないけど今はイオクさんがガルナさんと戦っているから水を差すことができない。


「耐えることに慣れています。それに貴方の怒りを私に向けさせることが私の狙いだからです」

「.......」

「魔王である貴方には我ら豚人(オーク)族が虐げられてきたかはご存知でしょう。

 同胞の中には他の魔族に復讐を抱く者がいます。ベリアル様が大魔王になって以降豚人(オーク)は他の魔族と対等の地位になれましたが、同胞たちがこれまで受け続けてきた傷と怒りは...未来永劫消えることがないでしょう.......」

「.......」

「私は…ベリアル様と…約束したのです。『自分の立場をわきまえ、その誇りと責務だけは何が何でも全うしろ!』と。貴方の怒りと憎しみを受け止めることが....私がなすべきことだと…そう.....おも…たからで」

 

 

 イオクさんが倒れた。

 まだ気配(ちから)を感じるらしいからまだ生きているけどすぐに治療しないと死んでしまう。







 



「――なに!?この光」



 エメラルドグリーン色をした光が突然天井から降り注いでイオクさんをあっという間に完治した。

 その色をしてたから回復の光なのがすぐに分かったけど、突然のことの二連続で落ち着かない。



『話は終わっただろ? ならとっとと会議を進めたらどうだ』



 どこからともなくフリードさんの声が響いた。

フリードは面倒事と他人との接触を極力避けているので心許した者としかなるべく会わないようにしています。

(許している人はジェレノアとベリアルの二人)


べロスと会ったことが矛盾するじゃんと思うかもしれませんが、会うことを避けたらべロスが敵になるので仕方なく合って要求を飲んだだけです。(そのついでにべロスで教団の秘密を解明する為の実験として利用しましたが)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ