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アークブレイヴ  作者: 暁辰巳
第二章 ファルシオン
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第14話 今後のこと

 港町ファントプ。首都シオンが統括する一つの町であり、ファルシオン島の港区。


 ファントプの町並みは江戸時代のような感じで、町の人々は着物を身に付けている為か和風を感じてどこか親近感が湧いてくる。


 ファルシオン島は食と文化が盛んな地である為、わざわざ危険な海を渡ってまでファルシオン島のの食べものを食べにくる人も度々多いらしい。

 アルトスさんが回った世界の中で一番のお気に入りの地域(ところ)であるみたいで、ファントプの町並みが見えた時には目を輝かせていた。


 美味しいものが好きなアルトスさんにとっては絶好な場所だろう。

 美味しいものを食べれるのは幸せだから。




『まずは弓の神器についてだが』


ファントプの飲食店で朝食を取りながら今後の予定について話し合っている。

 腹が減っては戦はできぬというし、朝の早々にファルシオン島に到着したから私達はお腹が減っていた。

 だからまず始めに飲食店で食事を取る事は満場一致で決まっていたし、ある程度お腹が満たされて落ち着いた私達は皆、食事を続けながら今後の予定について話し合っていた。



『弓の神器が保管されているフレイヤ火山についてだが。

 フレイヤ火山の最深部には神殿があり、弓の神器はそこ(神殿)に保管されている』


 食事を少しずつ食べながら私達はファルシオンの説明(はなし)を黙って聞いた。

 フレイヤ火山は太陽神(ファルシオン)ゆかりの神聖な地として有名みたいだから、そこに弓の神器があるとだいたい予想できた。


 神殿に繋がる道はちゃんとあるみたいで歩いてたどりつけるようだけど、そこに二つ問題があった。


「フレイヤ火山は危険なところだ。地脈地点だからなのもあるが、人間であるオレと明野さんが火山内に潜入するだけで相当危険だ」


 

 地脈地点はどこであっても危険なのは同じだけど、目的地が“火山″の最深部にある以上そうとう暑いのは確実で、少しのミスが即死を招いてしまう。

 氷結魔法で温度を保つ方法もあるみたいだけど、そうするだけで魔力を消費するし、かなりの神経を使ってしまうからなしなった。


 魔物は地脈の影響で強く凶暴になるみたいだから最深部に近づくにつれて手強くなっていくし、教団たちも相手にする以上、無駄使いはできない。

 「クーラードリンク的な暑い環境に備えたものはないの?」って聞いたらないと断言された。


 そんな都合よくある訳ないと分かっていた。


「火山内の暑さは私が何とかする。剣の神器の力でアナとエレンのそばに涼しい風を送り続けて暑さから守る」

「そんなことができるんですか!」


 思わず大声を出して言ってしまった。

 興奮から我に返った直後「すみません」と周りの人達に謝罪して静かに座った。


『剣の神器は天神ドラゴニスそのものを宿したようなもの。たとえ暑い場所であろうと冷風を起こして暑さを吹っ飛ばすこともたやすいのだ』


 食事を終えた私達はすぐに会計を済ませて店を後にした。

 方針が決まった以上、各自でフレイヤ火山へ向かう準備に取り掛かった。

 

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