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第21話-3 緑のドームへ

▼登場人物

ナシ(な :異界もん

竜への生け贄としてこっちの世界から召還され、はかない命を閉じたあと竜の腹の中で再生した。成り行き上エリラの体に入っている状態。竜の肉を掘る力と、仲間の能力を増幅する「増幅」の異能を持つ、ちょっとHな絵師もどき。


エリラ(え :魔導師 

17才らしい。蒼い瞳。竜に食われて中で目玉として再生していた。ナシとともに1つの体を作る。あでやかなピンクのゴージャスヘアはナシのデザイン。4大の魔法ほか、けっこー色々つかえる。前向きでキュートな元気娘。異能は創造。


ハチ(は :妖精族

竜の中で再生していた生存者1号。明るく優しくほがらかで、スタイルもいい。ゴージャスな黄色い髪の毛。わりと天然。素直でまっすぐ。格闘技にたけ、異能は力持ち。


ミノ(み :鬼娘 

第2の生存者。かわいいメガネっこで、スタイルもいいプチグラマー。おっぱいが自慢。寡黙気味。かなりの切れ者。自称空き巣。特技は指弾、異能はミニマム。縮小と巨大化の魔法を操る。


レンダ(れ :獣人 

第3の生存者。蒼いロングヘアーのイケイケおねーさん。美人で、自称学者。どっかポンコツ。鼻がきく。大人の落ち着きとお色気が自慢の身体能力は高く、通常は2刀流。不死だそうだ。


ルルア(る :ゴーレム

4人目。落ち着いた口調、常に冷静。Hをもって全てを癒す…というコンセプトの元に作られた使命に忠実な癒しのセクサロイド。転移や治癒などの能力を持つが、その動力源はぎりぎり15禁という歩く18禁美少女。


メイ(め :驚くほど普通の子女。

5番目に発掘された。赤銅色の肌に黒髪、均整のとれたプロポーション。感覚は鋭いが臆病。芯は強く、常識人で堅いくらいのまじめなひと。索敵能力を持つ。異能は物理・魔法攻撃無効の(はずの)万能繭。


メモ帳(笑)を広げて説明しています。


 現在位置はここ。三っ穴の洞窟(な

   あ、また勝手に名前つけてる(え

 ここからまっすぐで、ルルアがいた緑のドーム。あの時天井が落ちてきてふさがったままか、通れるようになっているかどうかはわからないが、その手前、目的地の緑のドームの手前の通路は、ルルア、覚えているよな?(な

「はい。ミノがふさいだところまで把握しています。たぶん。転移可能です」(る


背負って逃げるときに耳にふーっとされ、乳房だけが重く背中に押しつけられた記憶が甦る。

   よっぽど嬉しかったんだな。るるあ、今度またしてやれ(み

 そう思っているのですが、意外と機会がありません。私、モテモテで うふ(る

    そおね、私との勝負がまだよ(れ

  勝てるつもりなのですか。忘れたふりをして逃げたと思っていました(る

   そんなわけないでしょ(れ 

     可能なら、後ろからわっとだきついてくれてもいいかもしれない(な

    ナシくん きこえてるよ(え

         了解しましたウフ(る

  な、何の話をしてるの?(め

   いやー、いろいろあってー(苦笑 (は


  よし、じゃ、緑のドームの入り口まではルルアの転移で行こう。えっと段取りは..(な

「まず、エリラをミニマム。場所はルルアのポケット。でもコレは最後。先に跳ばれちゃうキケンがあるわ」(れ

「…そんなことしま… レンダ、見事です」(る

「次に、自分を小さくできないミノは、ルルアと手をつないで一緒」(れ

「うん」(み

「残りのあたしとハチ、メイはミニマムでカゴ。これでいいわね」(れ

    ルルア、重量的に可能か?(な

  ナシの増幅があるので。たぶん問題ありません。(る


   次は、緑のドーム突破。これは、えー、皆さん新スキル全開で頑張ってください(な

「ナシは戦わないの?」(め

「ナシくんの役は別。基本的にあたしが体コントロールしてるし。魔法で援護が主体。女体はコントロールが難しいんだってさ」(え

「にょ…にょたい… な、なるほど」(め

「ルルアとメイは、入り口のとこで待機。身を守ること優先で。あ、でもー、メイはできれば敵の位置とか感知したら、随時念話で送って貰えると助かるかも」(え

「そうね、お願いできるとありがたいわ」(れ

「わ、わかったわ。やってみる」(め


「あの、メイのまゆの中には一人しか入れないんでしょうか?」(る

「え? さ、さー? そんなことやったことないから」(め

「では、やってみましょう。わたくしを一緒に…ウフ」(る

「え?」(め

  どうでる。わくわく(み

    まあ、断るでしょ(れ

  でもいいなー メイのまゆの中で二人っきりー なんかすごく楽しそう(は

     繭の中、ルルアとメイ 広くない空間 密室....

   ああ、こらナシくん、いま考えるんじゃない! あとにしろ(え

「じゃ、じゃあそれは今度ね。わたし、索敵に集中したいから」(れ

  残念。だが、冷静だな(み

   当然よ レンダと密室なんてナニされるかわかったもんじゃないし(れ

     ではご要望通り、いずれレンダは未知の世界に…(る

 未知の世界?…それは、少し興味があるわ…いえ、なんでもない(め

    ここだって十分未知の世界だ。未知が満ちあふれてる(な 

   道しかないよねー(は

     道あふれてるって、1本じゃない(れ

 なるほど、ここはそういうとこなのね。だんだんわかってきたわ(め     

    じゃ、やってみろ(み

 え? そんないきなりいわれても…じゃあ 道の行く末は、未知なるものよ(め

    決めすぎ。だが見込みはある。あなどれないな(み      

  そお? ありがとう ミノ♡(め

    うわー なんかやっぱり、メイの「ありがとう」ってすっごくふわっとするー(は

      本当…これが、お嬢様っていうものなのかしら(れ

    ほんと。空気が変わるわー まいったねー(え

       えっと…じゃ、先進めるぞ(な

  はーい(全員)      



  突破後が本題だ。本来の目的は、竜の胃の位置をルルアに把握して貰うこと。これがクリアになれば、仮に竜の胃が消化中でも、何度でも出直しがきくし、食料の調達の心配もなくなる。跳ぶためには俺の増幅が必要だから、エリラの同行は必須。ミニマムルルアで転移が可能かどうかはこれから実験するとして、基本的にはルルア+ポケットのエリラ、あと一人か二人。…全員で行く必要はないと思うが…(な


「せっかくだから、最初はみんなで行かない?」(れ

「あたしとハチは一度行ったけど…ナシとエリラが出会った場所。みんなで行きたい」(み

「あ、そーだよねー 運命の場所だもん みんなでいこーよ」(は

「ちょ、ちょっとやめてよねー そーゆーんじゃないんだからー」(え

「運命の場所?」(め

「そーだよー。二人とも竜の胃で目玉だけ残っててー、そっからこーなったんだってー」(は

「目玉商品 …売れそう」(み

「ひ、め、め、目玉…目だけで一体どうしてっ うそ…」(め

「まーまーそのへんはまた今度話すよー。でもなつかしーなー…あのころは、てか、最初はあたしとナシくん一人だけだったし、ハチに会って、ミノ掘り出して…レンダ、ルルア…」(え

  まだ、10日ちょいしかたってないってのは、信じがたい気がするな(な


「ま、ともかくじゃあ全員でいくってことで。あとは、食料があれば採取。そして三っ穴の洞窟に戻る! と」(れ

「おっけー」(え

「りょうかーい」(は

「わかったわ」(め

  


_____________________________

▼しゅっぱーつ!


  打ち合わせ通り、レンダ、ハチ、メイをミニマムにしてバスケットへ。ついでエリラをミニマム、…遊んでないでさっさとしまえ(な

「でも、このサイズのエリラってかわいい…ちゅ」(る

「あーーーーー! ルルアずるーい!」(は

「こらー、なにすんだー」(え

     ああ、なんて柔らかい唇 しかもいい香りが...///(な 

  まったく、油断も隙もない…(み

   なるほど…これが…エロ なのですね(真っ赤)(め

    こんなの可愛いわよ(れ 

 レンダは可愛くないのも大好きですよね。わたし、レンダのことも大好きです(る

   多欲多情(み

     ほら、いくぞ(な

「はい。こうして、片腕にみなさんの入ったバスケットを下げ、片手をミノとつなぐ…なんかピクニックのようです。……あおかんといって」(る

  よせ(な

   あおかん...//(れ

     ありゃー、ナシのライブラリだね。絶対(え

 あおかんっってー?(は

  青空の下で姦… いえ、なんでもありません///(め

 …ウブかと思っていましたが、知識はなにげに豊富なご様子ですね。これは楽しみです(れ

    おー、ナシが新たな妄想の可能性にわくわくしてる(み

      私も楽しみ(れ

 もおみんなー、頼むからこのバカあおらないでよー。あたしが恥ずか… 何でもない(え

     愛されてるな(み 

       知ってるわ クス(れ

  えりらー、おーえんしてるよー! でも、いつも一緒って、いーなー(は

    なるほど、こーやって1日が過ぎていくのね。長い1日になるわけだわ(め


「では行きます。みの、しっかり手を握っていてくださいね。ではみなさまご一緒に♡」(る

  …わたし、だんだんわかってきました(め

    いやー、あんまりわかんなくっていーから(え

   行きます…イキますって…(きゃー)///(め 

     進化が早い(み

      本性じゃない?(れ

    化けの皮が剥がれるって、はやすぎくね?(な        

 まーいーんじゃない。カタすぎるより。…ルルアみたいに原点から柔らかすぎるのもなんだけど(え

   わたくし、別に… おほん まいりましょ!(め

     もーまいってるよー(え

       え?(め


「到着です。緑のドームの手前です」(る



________________________

▼洞窟の中 蒼のドームの手前


「うひゃー! こーやってみるとミノー、随分石並べたねー」(え

「つい」(み

「あの、もう着いたんですの? こ、これが転移魔法 驚きました」(め

  全員のミニマムを解除し、巨大化して連なる岩の前に一同が並ぶ。


洞窟は幅3m、高さ4mくらい。入り口ほぼぴったりサイズに巨石がはまり、すき間はエリラの土魔法で岩状に埋めてある。その手前にも大量の岩が積み重なっている。


「ミニマム解除」(み

  パチン と指を鳴らすミノ。入り口の1つをのぞいて、他の岩が小石に戻った。がらがらと、すき間を埋めていた岩が落ちる。

   みのー、ミニマム解除に指なんてならしたっけ?(え   

  気分(み

    ライブラリの影響だねー。かっこつけ…。でもカッコイイ♡(え

  ミニマム パチン(れ

    レンダがマネする

   あたしも! みにまむ …あれー、鳴らない~!(は

  こうよ。みにまむ パチン(め

   あー、メイちゃん上手ー!(は    

  これくらいなら コツを教えて上げるわ こうやって…(め


「くつろいでるとこ悪いんだけどさー、めいー、この岩の向こうに敵、いるかわかるー?」(え

「あ、はい ごめんなさい! えっと…」(め

「メイ、私にも教えて下さい」(る

 「あとにしろ。あほ」(み

    あほ…。みの。それは聞き捨てなりません(る

      忘れろ(み

 

  たいくつしねーなー こいつら…(な



次回、緑のドーム突破!

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