第20話-1:10日目 トラップの草原
▼登場人物
ナシ(な :異界もん
竜への生け贄としてこっちの世界から召還され、はかない命を閉じたあと竜の腹の中で再生した。エリラの魔法でむちむち美少女キャラの体を得るが、所有権はほぼエリラ。竜の肉を掘る力と、仲間の能力を増幅する「増幅」の異能を持つ、ちょっとHな絵師もどき。
エリラ(え :魔導師
17才らしい。蒼い瞳。竜に食われて中で目玉として再生していた。ナシとともに1つの体を作る。ホントの姿は謎。ナシのデザインしたグラマラスボディにピンクのロングヘアはまんざらでもなさそう。4大の魔法ほか、色々つかえる。前向きでキュートな元気娘。異能は創造。
ハチ(は :妖精族
竜の中で再生していた生存者1号ふわっとしたなごみのオーラを持ち、明るく優しくほがらかで、スタイルもいい。ゴージャスな黄色い髪の毛がステキ。わりと天然、素直でまっすぐ。武道にたけ、異能は力持ち。見るものを幸せな気分にする「最高の笑顔」の持ち主
ミノ(み :鬼娘
第2の生存者。かわいいメガネっこで、スタイルもいい。おっぱいが自慢。寡黙気味で、口を開くとわりと毒舌。かなりの切れ者。自称空き巣。特技は指弾、異能はミニマム。縮小と巨大化の魔法を操る。
レンダ(れ :獣人
第3の生存者。蒼いロングヘアーのイケイケおねーさん。美人で、自称学者。いろいろ自分の体を改造しているというが、どっかポンコツ。鼻がきく。大人の落ち着きとお色気が自慢の、愛嬌がある大人の女性。身体能力は高く、通常は2刀流。不死だって(笑)
ルルア(る :ゴーレム 人工生命体..らしい
落ち着いた口調、常に冷静。Hをもって全てを癒す…というコンセプトの元に作られた使命に忠実な癒しのセクサロイド。使える能力を持つが、動力を得るのに…まあぎりぎり15禁という歩く18禁美少女。
9日目はルルアの性能、というか能力テストと、全員のパワーアップで日がくれた。
実際、日はくれないので単純に、めっちゃ腹を空かして食事タイムになっただけだが。
なんかひとり増えただけで、ずいぶん減りが早くなった気がする
「食費が大変になりそうね」(は
「え? 王女様なのに食費考えたことあるの?」(え
「だって、王族だからって国民と違うもの食べて贅沢なんてへんじゃない。パパもママもいつも苦労してたよー」(は
「いい国だったのですね」(る
「まだあるから。滅んだわけじゃない」(み
「あ、失礼いたしました」(る
「それにしてもルルア、起動の時にはあたし達の気を吸収して、活動するのにはその、アレを使うんでしょ? 食事なんていらないんじゃない? っていうか…何のために食事をするのかしら」(れ
「アレというのは何のことでしょう?」(る
「Hにきまっってる。ルルアは、明確に言語化して話題に乗せることで常にその機会を作ろうとする。レンダ、今の質問は、何のための食事をするの? そう聞けばいいこと。したいのはわかるけど」(み
「みの~~/// あなたわ…」(れ
「たまにいじりたくなる。レンダは普段クールだから、壊れるのが見たい。とても楽しい」(み
「ほんとー レンダさんすごく楽しい。あたし大好きだよー!」(は
「私も皆さんのことが大好きです。心も身も」(る
とゆー、スキを逃さないルルアの発言に、つい赤くなるのはハチ、レンダ、エリラである。見ていて飽きない
だって、ふつーは身も心も、っていうところでしょ?(れ
だから、スキを逃さないっていってる。(み
るるあって、いっつもHすることばっかり考えているんだねー…(え
身体とコンディション、機能の維持は基本。他意はありません(る
他意そのもの。歩く他意(み
タイって歩くの~? 歩くのってボラじゃなかったっけ(は
それはハゼ(...はじまったわね(れ
コイもよく一人歩きをします 気がつくと、想う人の体を求めて(る
故意ね(み
恋のつもりだったんでしょ(れ
今のところ一番濃いのはレンダですが、ミノもなかなか(る
ハチは?(み
ハチは…少し違いました...(る
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「ねえ、汗でもいいかなー?」(は
「は、汗、ですか? た、確かにそれでも構いませんが」(る
「ほんと? よかったー。にっこー」(は
「…(目を丸くしている) 驚きました。いろんな人に出会ってきましたが、あなたのような人は初めてです」(る
「そ、そうかなー どうしても譲れないものがあるときは、相手に寄り添ってみなさいって…」(は
ルルアが、ハチの前にひざまづいて、右手をそっととった(る
「あの…」(は
「ハチ、あなたに敬意を表します」(る
手の甲ににじむ汗をそっとなめるルルア。
「あ…、ありがとう ニコ」(は
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「そんなことが…」(レ
「すてき」(み
「ひゃー まるで王女様みたい…って、あ、王女様だっけ」(え
「そんなー あたしはその…なんかわがままで。ごめんねルルア」(は
「いいえ。相手により添って癒やす。それが私の存在意義。わたしは、いつのまにかどこか視野が狭くなっていたようです」(る
「そっかー、汗でいーんならあたしも」(え
「おことわりし……いえ、いいですよ。ウフ(ニコ」(る
いい笑顔するようになったわね(れ
ハチの影響。間違いない(み
…わたしも、そう思います(る
「で、何のために食事を…」(れ
あきらめろ(み
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● 翌朝 10日目
「しかしこのフロアもだだっ広いねー」(え
「見渡す限り草原」(み
「レンダ、おでこの目で向かいのカベも全部見えるんじゃね?」(な
「見えるわよ。赤いカベは…ないみたいね。でもナシくん、もーちょっと言い方ない?」(れ
「でこめ」(み
「ギョロ目」(る
「あー、ルルアずるーい! それあたしがいおーとおもったのに!」(は
「早い者勝ちです。うふ」(る
「第3のメー」(え
「メー…か。ま、いいか くす エリラだし」(れ
「な、なによーそれー いーじゃない」(え
「サードアイ」(な
「! そ、それよそれー! ナシくんそれよ~!♪♪」(れ
なんだよー たまにでてきたと思ったら 『サードアイ』 きゃーかっこつけちゃってもおー(え
あれ、けなしてるの?(れ
喜んでる。異常に(み
うれしそーだねーニコニコ(は
意外です(る
ちょっとー、黙ってみんなで見てんじゃないわよ~~///(え
はいはい^^(れ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一面に青黒い岸壁、地面、岩…個の前のフロアが緑…
日記帳を開いてみる
「なになにー? どーしたのー?」(え
ああ、ここに来てから通ってきたエリアなんだが…赤→橙→黄→緑→青..
この並び、スペクトルだ。偶然かも知れないけど (な
虹ね。赤橙黄緑青…あとは藍紫…の七色(れ
どゆこと?(え
わかんね。ただの偶然ってのが濃厚だけど(な
じゃーさあと2つで終わりってこと?(え
最初に戻る、ということもありうる。それに、スペクトルの外は不可視の色。可能性、多すぎ(み
オタク文明ライブラリーを範にすれば、全員のコスチュームのイメージカラーがそろったとき、何かが起こる…(な
なにかって?(え
全員、竜に吸収されるとか。ウフ(る
そーきたか(み
外にでられるーーってゆーのもあるよー!(は
うーん、期待したいよーな、期待できないよーな…。ま、いーや! なるよーになるでしょー!(え
…そうですね。うふ(る
「じゃあ、とりあえずもう先に進んじゃおっかー?」(え
「それもありかもしれねーが..」(な
「でもめずらしいわね。ふたりそろってしゃべるなんて」(れ
「たまにやんねーと忘れそーだからな」(な
「おもしろいですね。同じ顔から、2つの声が、それぞれ別の人格の言葉を発する。まるで…」(る
「バカ」(み
「ミノ、それはさすがにストレートすぎます」(る
「やっぱりそーいおーと思ったんだ」(は
「…ナシくん、何をいおうとしたの?」(れ
「え …なんだっけ」(な
「『それもありかもしれねーが』」(み
「すごーい、みのー、覚えてるんだー!」(は
「とーぜん」(み
「で、なんですか?」(る
「なんだっけ」(な
「なんだっけ」(え
「なんだっけー♪」(は
「なんだっけ」(み
「な…あたしはいいわ」(れ
「なんだっけ。うふ」(る
「あー、ルルアまで、なんかずるいわ!」(れ
「そだ、思い出した。何のためにこのドームがあるのか。今まで、このサイズのドームは2つ、ミノとレンダがいた黄色のドーム、そして、この1つ前、ルルアがいた緑のドーム。だとしたら、ここにも誰か現れてる可能性があるんじゃねーかって。ふう、なんかしゃべるのってめんどーだな」(な
「なーるほど。考えられないことじゃないねー」(え
「そうか…でも、このまわりのカベには、目印になる赤く染まった部分はないわ」(れ
「赤くなっていないか、もしくは…」(み
「地面..」(る
「あ、天井とか? うわーーなんかコワイとげとげがいっぱいだよー」(は
見上げると、鍾乳石というより、スパイクのようにとがった岩が天井を覆っていた。
「うわーすごいねー! あれ、一斉に落ちてきたら怖いよー」(え
「一斉でなくても怖い」(み
「防御システム、もしくは追撃システムかもしれません。私が発掘されたあともですが、レンダのお尻が救出されたあとも敵が現れたと」(る
「誰がお尻よ! でも、あたしの時はポシェットの中にたまたまホラヘリがいたってだけで…」(れ
「でも、事実」(み
「いくら何でも考え過ぎよ! あたし達を駆除する目的でホラヘリを生きたまま… まさか…ありえないわ」(れ
「竜は、謎です。いつのまにか、イケニエを…どの国、どの社会でもなんらかの形で捧げるようになっています。そして、竜は村や町、人を襲いません。少なくとも、人里を襲ったという記録も、見たことがありません」(る
「そういえば…王宮の図書館でも竜に関する記録って…ほとんど見た記憶がないなー」(は
「もー! 考えてもわからないことをこれ以上考えてもしょーがないよー! おしまい!」(え
「ししまい」(れ
「きりきりまい」(み
「あたしパス」(は
「剣のまい」(る
「ま、ま、まいまいかぶり!」(え
「エリラの負けです」(る
「くー。くやしーなあ…」(え
い、いつのまにかお約束になってるな...(な
「あ、ドンマイ〜!(にこ」(は
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●トラップの草原
「とゆーわけでー、この広い草原の地面を~~、たんさくー することにー…なりました!」(え
「いやそう」(み
「だってー、どっから手をつけたらいーのー? よりによって草はえてるしさー」(え
「火を放ちましょう」(る
「いや、それはちょっと」(え
「乱暴だわ」(れ
「そうでしょうか」(る
「じゃあ、みんなで草むりししよー!」(は
「…ハチ、くさむりしって?」(れ
「え?」(は
「草むしり。レンダは勘が悪い。物事を額面通りに受け取る。さすがぎゃく者」(み
「はい~? みのちゃーん、なんのことかな~」(れ
「噛んだ。さすが学者。レンダはコレ、10回言える?」(み
「簡単よ! さすが学者 さすぎゃぎゃ あら? さしゅぎゃぎゃ うン! さすが学者さすが…」(れ
うひゃー、見事なもんだねー 相変わらず(え
すごい…これがお手玉(る
手玉ね(苦笑(は
「そういえばミノは、何でミノと呼ばれているのですか? 特徴的な容姿、このメンバーなら、ツノとかメガネとかツノムスとか無愛想メガネとかデカ乳とかオレンジちびすけとか、他の愛称で呼ばれていてもおかしくないと思うのですが…」(る
「…エロムスとか肉ロボとか尻上げゴーレムとかイタシタイバカムスメとか脳味噌エロ人形とかって呼ばれたい?」(み
「理解しました。とてもかないません」(る
「ミノ、今言ったのもう一度言える?」(れ
「…エロムスとか肉ロボとか尻上げゴーレムとかイタシタイバカムスメとか脳味噌エロ人形」(み
「さ、さすがね(すごいわ)」(れ
「...レンダ、私に何か怨みでもあるのですか?」(る
「あ、ご、ごめんなさい(汗)」(れ
「えっと--、じゃー、草むしりするー? って…うーめんどーだなー」(え
「だったら、ジャンプして上から見ていったらどーかなー? たとえば、こんな感じで」(は
ハチがだっと跳んだ。地上2mくらいの低いジャンプだが、あきれるほどの対空時間だ。
ほらー、このくらいの高さなら下がわかるしー きゃあ!(は
25mくらい先に鮮やかに着地と同時に、足元が崩れたのかハチの姿が見えなくなった
「ハチ!」(え
だいじょーぶー 落とし穴みたいー すぐ.. きゃー(は
ハチが落ちたあたりに、直径5mくらいの巨岩が落ちた。
「はちー!」(え
だいじょーぶだ、よーーー(は
どうやら、下でアレを支えているらしい。
みのが指弾を放つ。が、着弾より早く、巨岩に下からヒビが入って次の瞬間砕け散った。
「よっ..とー」(は
穴から飛び出して、戻ってくるハチ
「ふーびっくりしたー いきなり足元が崩れるんだもん。けっこーおっきい落とし穴だよー」(は
「底にはクイとかでてなかった?」(え
「うん。…あれ? あったかな?」(は
ねえ、ハチのスカートの後ろ(れ
大穴があいてるね(え
…大小数カ所の破損が見られます あれは、マジでしょうか(る
ルルア、だいぶそまってきた(笑)(み
まさかとは思いたいが、トラップか?(な
トラップ? いままでそんなんなかったじゃん(え
「確かめてみるねー」(は
「ちょっとハチ、むやみに動いたらダメよ」(れ
たたたっとかけだすハチ
ものの数メートルもいかないうちに、なんか踏んだらしい。横から、ものすごい勢いで長い岩の柱が飛んで来た。
「あれ?」(は
ひょいっと飛び上がるハチ。
「ハチ、上!」(れ
鉢植え(み
軽口を叩きながら指弾を放つミノ
「はあー!」(は
着弾とほぼ同時に、体をひねってパンチを繰り出す。…まあ、言うまでもなく巨岩は粉々だ。
「ふう」(は
先に横から飛んで来た岩柱が跳んでいったあとに着地すると、再び足元が崩れる
「あれー?」(は
即、上から落ちてくる巨岩 また、大音響が響く。
「もお~!」(は
今度は蹴り上げたのか、巨岩が宙に浮いて、真っ二つに割れた。この一連の流れ、俺たちはまあ、単純にあっけにとられて見とれているような展開だった。…というべきか。
「あーびっくりした」(は
服に穴が増えてる
「あ~~、お洋服がボロボロー!」(は
「よしよし」(み
えー、パンツ見えてます。脇腹、おなか、ふともも…破れた隙間から見えています。服のカラーの間からのぞく肌色と筋肉のうねりはとてもHで色っぽく見えます。ハチがかわいそうです。エリラ、早くなおしてあげなさい(な
解説しながらなにげに回避してるわね。だいぶあざといと思うんだけど(れ
なしくん、それでもハチはご立腹だよー。およーふくは直すけどさー(え
ハチ、ぶっとけ(み
うん。じゃあ、ちょっとだけ(は
☆
「えーーーっっと、だいぶというか、ちょっとばかりキケンっぽいねーここ」(え
「今までよく平気だったわね」(れ
レンダ、第3の…さ、サードアイでトラップはわかるか?(な
「ええ」(れ
ぎん っと第三の眼が開く。
「ちょっと ここ、トラップだらけよ! よけて歩けなくはないけど。それに、ところどころ何もないところもあるわ。ここからは地面の色まではわからないけど」(れ
よく今まで無事だったな(な
「ええ。そこの出口からこのあたり…ちょうどルルアで遊んでたあたりくらいまでは何もないみたい」(れ
「わたし、遊ばれていたのでしょうか?」(る
「いいんじゃない? 結果的にみんなの癒しになったんだし」(れ
「…なんか微妙に納得できません。ふに落ちないものがあります。不満です。心外です」(る
あー、思いっきり納得してない(笑)(え
あれはアレで面白い(笑)(な
「ルルアはもう、存在自体が癒し。ふふ」(み
「そーだよねー。ぎゅーっとしたくなるしー、やわらかいしー、なんかヌイグルミみたい」(は
「それを言うならペット」(み
「ペット…そういう嗜好性のかたにもあったことがあります。ご主人様と呼べと…」(る
「そーいうのはいいから!」(れ
「オナ…」(る
「わーーーーーー! みなまでゆーんじゃなーい!」(え
「エリラ純情」(み
「おな…おなら? おなじみ? おなかま?」(は
「いえ、そうではなく、私を目の前において..」(る
「まあ! そういうプレイもあるの! いやらしいわ」(れ
「刺激の求め方は人それぞれ。それに、どんどんエスカレートするもの。たとえば最初は...」(み
「たとえなくていいから! もーなんでこーゆー話になるのよー 緊張感だいなしだよ~!」(え
…緊張感、あったか?(な
多少は…(れ
たぶん(み
「ミノはどお? 盗賊でしょ?」(え
「盗賊とペットは関係ない。ペットは盗まない。かわいそう」(み
「そっちの話じゃなくて! トラップには気づかなかったの? 盗賊だったんでしょ?」(れ
「こそ泥だ。わたしならそばに行けばわかる。だから心配いらない」(み
今、こそ泥って言わなかった?(え
いったねー みのちゃん、空き巣でしょ?(は
細かいことは気にするな(み
あの、私もなにか言った方がいいんでしょうか?(る
レンダ。いい案あるか?(な
「あら、私に振ってくれるの? 光栄ね。作戦としては、最初にむこうの洞窟の入り口までルルアを運んで、イザという時にすぐ出口に転移できるようにすること。次に…トラップのないところを調べる…んだけど…」(れ
「一番いいのは、全員ミニマムにして、あたしとレンダとでそこまでいく。先に全部のトラップを解放する手もひとつだが、そうすると万一、何もないように見えるエリアに犠牲者がいた場合、巻き添えになりかねない(み
「…さすがね。ミノ。あとは、ルルアをあっちの入り口までいったん送り届けるのは…」(れ
「あ、あたしだったらそのまま担いでもおんぶしてもいけるよー」(は
「いやいやいや」(全員
「ルルアはバリヤー張れる。あそこまで投げてやる。まかせろ」(み
「それは…お断りします。…向こうのカベに、突き刺さってる私の姿が見えます」(る
「じゃあ、ルルアをフィギュアサイズにしてあそこまでいく。そうなると、あたしね」(れ
「レンダの胸…ハチの胸… ああ…どちらも捨てがたいです。私には選びかねます」(る
「誰が胸の間に入れるって言った? 変なことされてうっかりトラップ踏んだらイチコロなんだから」(れ
「私なら大丈夫です、うふ」(る
「ハチ、あなたこのコひっつかんで行ってきてくれる? あなたのスピードなら、トラップが反応する前に向こうに行けると思うわ」(れ
「それはだめ。ルートの近くに発掘候補地があれば、埋蔵品が巻き込まれる」(み
いつの間にかとーとー被害者、埋蔵品扱いだよ(笑)(え
「ミニマム じゃ、いってくる」(み
「ちょっと待ってください」(る
フィギュアサイズになったルルアが服を脱ぎはじめる
「何をしている」(み
「そこに入るのでしたら、やはりそれなりの装いを…」(れ
「こらー、そこ何を脱いでいるんだー!」(え
「肉風呂に入る準備です」(れ
「ばかたれー! さっさといけー」(え
脱ぎかけのルルアフィギュアをすっと胸の間にしまうと、ひょいひょいっとミノは走っていった。不規則に、ジグザグに起用にトラップをよけているようだ
ああ~いいお肉です。…体中の隅々までミノの肉と肌を感じます。わたし、こんな経験初めてです(る
ルルアの肉感も新鮮。エリラ達とも違う。こうなると、レンダやハチも試したい(み
おーい、バカ言っててトラップ踏むなよー(な
大丈夫。そんなへまは あ(み
ぴょーんとミノのカラダが大きく跳んだ後ろに、上から巨岩が落ちてきた 轟音と地響きがする
ねー、そのへん大丈夫だった-?」(れ
わー、ミノの心配じゃなくて地面の心配してるよ..(え
問題ない ついたぞ。ルルア、でろ(み
いやです。はあ…もう少しここにいたい…です(る
今度そのサイズに上に座ってあげると言ったら?(にやり)(み
え? ほ、本当ですか? わたし、このサイズでそんな経験はしたこと、生まれて一度も..(る
バカ言ってないで早く帰ってこーい! このエロぼけゴーレム!(え
ねえ、ナシくん連れて行かなくて、跳べるの? 転移魔法…(れ
あ(み
…次回、探索開始?