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第16話-3 レンダのお着替え

登場人物

ナシ(な :異界もん

竜への生け贄としてこっちの世界から召還され、はかない命を閉じたあと竜の腹の中で再生した。エリラの魔法でむちむち萌えもえ美少女キャラの体を得るが、所有権はほぼエリラ。竜の肉を掘る力と、仲間の能力を増幅する「増幅」の異能を持つ、ちょっとHな絵師もどき。


エリラ(え :魔導師 

17才らしい。蒼い瞳。竜に食われて中で目玉として再生していた。同じく目玉として再生したナシとともに、1つの体を作る。ホントの姿は謎。ナシのデザインしたグラマラスボディにピンクのロングヘアはまんざらでもなさそう。4大の魔法ほか、けっこー色々つかえる勝ち気、前向きでキュートな元気娘。


ハチ(は :妖精族

竜の中で再生していた生存者1号。ふわっとしたなごみのオーラを持ち、明るく優しくほがらかで、スタイルもいい。ゴージャスな黄色い髪の毛がステキ。わりと天然で、なにより素直でまっすぐ。武道、格闘技に長け、異能は力持ち。パワーはゴジラ、スピードは新幹線なみっぽい。見るものを幸せな気分にする「最高の笑顔」の持ち主


ミノ(み :鬼娘 

第2の生存者。キューとなメガネっコ美少女で、スタイルもいい。おっぱいが自慢。偏屈気味で寡黙気味、わりと毒舌。なりの切れ者。自称空き巣。特技は指弾、異能はミニマム。縮小と巨大化の魔法を操る。戦闘力はめっちゃ高い。


レンダ(れ :獣人 

第3の生存者。蒼いロングヘアーのイケイケおねーさん。見せたがり気質。美人で、自称学者。いろいろ自分の体を改造している。どっかポンコツ。

異能は不死(笑)


▼まだ6日目だよ~


新しく発掘されたのは、自称学者の獣人、レンダ。

他のメンバーよりも少し大人びているが、やはりどっか個性的だ。

  かわりもんだよ~ かなり(え

  面白い人だよねー(は

   変(み

「ちょっと、あなたたち、何か内緒話?」(れ

「言い得て妙」(み

「みのってば…」(は



・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「そお…、旅をね…私もいくわ」(れ

「はあ? まだ誘ってもいないのに?」(え

「ここ、竜の中でしょ。1人でいてもしかたがないわ」(れ

「そーゆーことならだいかんげー! …だけど…闘える…よね?」(え

「獣人の身体能力は化け物なみ。いじってなければ」(み

「へえ 鬼ちゃん、結構思慮深いわね」(れ

「わかるか」(み

「え? どーゆーこと?」(は

   肌とか色々いじってるから、能力もいじってなくしちゃっていないかとか…そういう意味だと思う(な 

  なーるほどー ミノちゃんすごいねー(は

  アレもな(な


「まー、何かあっても不死身だってゆーし。じゃーさっそく…のまえに、その格好でいく?」(え

「構わないけど…あなたたち、その衣装はどうしたの?」(れ 

「あたしが作ったのー! レンダの分もつくってあげる! どんなのがいー?」(え

「つくるって…」(れ

「創造。エリラの異能」(み

「それと、ナシくんの増幅の力なんだよー! なんでもできるんだ!」(は

「なんでもってわけでもないけどー。///で、どんなのがいーい? スカート系? パンツ系? 戦士ふうとか?」(え

「とりあえずまかせるわ」(れ

「その肌の色だと…」(え

「あ、色はこっちで変えられるから、気にしなくていいわよ」(れ

「へ?」(え

「いろんな服を着たいから、肌の色を変えられるようにしたの。そのために尻尾も出し入れできるようにしたんだし」(れ

「うわー それでかー あれにはおどろいた。最初、耳は獣人なのになんで尻尾がないんだろーって」(え

「ふふ♡」(れ

「人間の耳はいらないんじゃないの? 不気味」(み

「そー? ダブルで可愛いと思うけどー?」(は

「あ、これ? これも服に合わせようと思って…」(れ   

     尻尾がぶんぶんしてる

   …失敗したんだな。たぶん(な

    そだねー 気の毒に…(え

      十中八九…(み

    えー そーなのかなあ(は

   

「じゃまー、いーやー とりあえずあたしのイメージで作ってみるねー! なーしくん!」(え

   あいよ(な

「馴れ合いがどんどんひどくなる」(み

「あはは」(は

  ちょっと待て(な

「何よ」(え

  尻尾の穴はどうする?(な

「あ、そか。あのさー、ナシくんが尻尾の穴はどーするんだって。あたしもうっかりしてたけどさー、最初から穴開けとく? それとも、普段はしまっとく?」(え

「そうねえ… よく気がつくのね。へたれ……ナシくんっていうのね。ありがとう」(れ

「尻尾の位置とか、太さとか確認させて貰っていいかな? ねー、普段はどうしてたの~?」(え

「獣人族のブティックでは最初から穴を開けて作ってくれてるわ。種族ごとに穴の大きさや位置が変わるけど」(れ

「どんな種族がいるの?」(え

「あたしは狼系だけど、鹿や麒麟、ゾウや犬、馬に牛にウサギにネズミ…いろいろよ」(れ

「それぞれに…服、あるんだ(汗)」(えり

「好きずきね」(れ

「だいたいわかった。ちょっと尻尾の出し入れしてくれる?」(え

   シュッと房が細くなって小さくなり、出てくるときは先がとがって飛び出してくる

「スリットとか、切れこみ入りも考えたんだけど、これって考えようによってはパンツを見せるってゆーか、穴があいててもオシャレかも」(え

  俺の世界にも、半ケツってゆーか、ローライズていうスタイルがある(な

     ほー それあとでゆっくり見せてね♡(え


「じゃ、そーゆーことで。いちおー、尻尾しまっといてね いくよー」(れ


    レンダの体が光に包まれる


「こ、こっれって…」(れ

「鏡出すねー♪」(え


 エリのついたカイキンの白いブラウス、胸元は深くあいて、谷間の中程までが見える。薄い青系がかかっているので肌の色が引き立つ。それに黒く艶のあるスリット入りのタイトミニスカート。これは脚の動きによるシワが目立ち、腰まわり、お尻の凹凸を崛起知らせる陰影が生まれるタイプだ。サンダルふうのパンプスは濃紺色。それに加えて…白衣。

   …おい、OLか女医じゃねーか…(な

     へへー、なんとなく似合うと思った(え


「なにこれ…こんな服…今まで見たことないわ でも… (くるっとまわってみて) 何かいい感じね」(れ

「でしょでしょ♡」(え

「この白い上着って…コートみたいでカッコ良いけど…お尻が隠れちゃうのがちょっと残念ね。やっぱり、プロポーションはアピールしたいじゃない?」(れ

「じゃーそれはしまっといていーよー」(え

「そうするわ。でも思ったより動きやすいわね… ありがとう、ふたりとも!」(れ

「へへ♡」(え

「あ」(れ

   プツっと音がして、胸もとのボタンが飛んだ。もともと豊かなバストが、ブラウスに寄せ上げされていたようだ。

「んん。ちょっときつかったみたい。これぐらいでちょうどいいわ^^…ボタン、ごめんなさいね」(れ

「い、いえ~」(え

   なんであたしが照れるのよ..(え

     えりらのいーとこじゃね?(な


「ねえ、剣は出せる?」(れ

「だせるよー。剣使いなの? 細身、大刀、小刀、サーベル、だいたいなんでも」(え

「じゃー、幅がこのくらいで、長さは そうね、こうした時に地面につくくらい、重めで」(れ

   と、ありゃ、へその上くらいに柄頭ってつもりかな(な

「だってさーナシくん」(え

  幅このくらいって両手の人差し指で示していたが…15cmくらいか。けっこーな蛮刀クラスだな それとも勇者の剣ふうか。直刀か曲刀か聞いてくれ(な

「直刀? 曲刀?」(え

「曲刀。ほどほどの曲がり具合で。あ、4本」(れ

「はあ?」(え

「ほんとは、6本欲しいところだけど、とりあえず…じゃあ2本でいいわ。腰のベルトと一緒に。ベルトの太さはこのくらい」(と両手で幅を示してみせる)

「…注文し慣れてる…」(み

「なんか武器屋さんにいるみたい~」(は

「じゃ、じゃあとりあえず2本ね」(え 


     ちゃらーん


慣れた手つきで腰に左右にぶら下げると、腕をクロスしてすっと抜く。一瞬だが、両腕に押されて胸がムニッと膨らんだ。いいなあ。すごい肉感だ。しかもブラウスの間から...どきどき

  まったく…(え

   いーじゃん、ずっと、せっかくのパンツとブラスタイルのおねーさんの解説我慢してたんだし(な

    すけべ(み

   えらいえらい… のかなーι(は

      ふふ...(れ



「うん まあまあね」(れ 

  そのまま、脚をがばっと開いて低い体制で構える。中国拳法に似ている。

    パ、パンツが ふとももが… これは見せ場のシーンに…(な

    やめい!(え


「は」(れ

  あざやかな剣舞を見せるレンダ 蒼系の長い髪の毛が踊り、白衣がなびき、太い剣が軽々と、ビュンではなく、細身の剣のようなひゅんひゅんという音を出して舞う。もっとも、こーゆーのは《ボヒュッ》とか《ボボボ!》っていう描き文字の方がかっこいーんじゃねーかな。どーしたって活字向きじゃねー気がする(笑)


「うあーーーーーーーーこりゃーすごい」(え

「見事…」(み

「すごいねー あたし、剣のお稽古はさぼっちゃったからなー でも、これはすごいよー」(は

ちゃきん という音を立てて納刀すると、すっと背筋を伸ばしてこちらをふり向いた。


「すてきよ! 剣も衣装も気に入ったわ! エリラ、へたれくん、ありがとう! 軽すぎて、ちょっとバランスが難しいから、やっぱりあと2本くれる?」(れ

「い…いいけど…どーせならあと4本いる?」(え

「ほんとに? そうしてくれるなら嬉しいわ じゃあ、2本は同じ、残りの2本は直刀で、太さ半分くらいのがいいわ」(れ


左右の腰に曲刀2本ずつで、直刀は背中にクロスして2本。結構な重量だと思うが…ぜんぜん感じてないみたいだ。 


「す、すごいね…。学者なのに…剣術やってたんだー」(え

「まあ、運動不足解消というか、むしろエクササイズ。あと、食費の足しによく狩りにいってたから」(れ

「なるほど…」(え


   あの衣装でイイと思うか?(な  

   あたしもあーなると知っていたら…少しだけ後悔してる。でもまー、本人が気に入ってるからいーんじゃないかな(え

   そだな …なーんかナマのまっどマックスの女戦士風衣装も見てみたい(な

     認めたくないけど、あたしもそれ、似合うと思うー(え

    スカートいらない(み

      同感(な

        おい(え  

     あはは... 苦笑(は



_________________________

▼次いこかー


「そろそろ食事にしたい気もするんだけど、ここ、魔物湧くんだよね」(え

「だな」(みの

「先に進んじゃう? まだ元気だよー」(は

「レンダは、疲れてない?」(え

「あたしは大丈夫。そういうことなら、とりあえず進みましょう」(れ


 判断が速い上に、はっきりしてる。頭の回転は速いな。さすが学者(な

 うん。みのちゃんともひと味違う。どっかアレな感じはするけど。しし(笑(え



 ともかく、来た道とは反対側の洞窟に入った。相変わらず道幅は4mくらい、高さは5mくらいで、結構鍾乳石みたいなものが垂れ下がっている。


「これでも食べながらいこー」(え

エリラが果物を取り出して、みんなに配った。

当然、最初レンダは驚いたようだが、簡単な説明を聞いて納得したようだ。


歩きながら、ミノやハチがレンダと話をしている。まあ、自己紹介含めて、聞きたいこととか話したいことがお互い山ほどあるだろう。会ったばかりなのに、最初からカベを作らないハチ、冷静で毒舌なりに切れるミノ、レンダも、基本的に社交家なのか、オトナの余裕か、そつなく相手をしているようだ。クールビューティのイメージの割に、思った以上に表情がコロコロ変わる。結構魅力的なキャラに思える。カベがないというか、馴染むのが早い。女のコ達の特性かもしれないが....ミノみたいのもいるから一概には言えないか。

  何か言ったか?(み  

   


 小一時間もいくと、ゆるやかなカーブになった。そのあたりから、カベが橙系から黄色っぽい色合いに変わってきた。わずかに勾配がある。直線にさしかかったあたりから、あきらかに登り道になった。

赤いカベがあったら、生存者がいる可能性がある。しかしこの道に入ってから、その兆候はない。


「なしくーん 次の休憩所はまだかなー」(え

   俺に聞くな(な 

「だってさー、ここまでの行程から、なんか予想できるんじゃないかなー」(え

  うーん 今までの感じだと、だいたい1~2時間でちょっと広いとこにでていた気がするけど..。

見通しの悪い、そこそこ曲がりくねった道をかれこれもう2~3時間も歩いている。そろそろアクセントがあってもおかしくはない。ちょうど、曲がり角にさしかかったあたりで、300mくらい先に、出口っぽい光が見えた。


  ..あれ、出口じゃね?(な

「え? あ、ほんとだー」(え

    

     ここって、「続く」にするところね?(れ

    切りが悪い。あと数行だから我慢しろ …してください(な

      へたれ(み



▼ 新しい場所

「やったー 休憩しよー!」(え

50m四方くらいのドーム状の空間だ。これまでいたところよりははるかに狭いが、天井が高いので(10m以上はあるか?)、閉塞感はない。

カベや床は黄色と黒が混じったような色の岩石状、そして結構ここには大小いろいろな岩がころがっていた。黄色? わかりにくいが、これまでのところと色合いが違う。


ともかくはここで俺たちは食事にし、寝所を出して一眠りすることにした。

食事や寝所の一つ一つにレンダは目を丸くしていたが。


 続く、よ♡(れ

  

    それがやりたかったんかい(な


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