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第15話 5日目...三人旅

登場人物

ナシ(な :異界もん

竜への生け贄としてこっちの世界から召還され、はかない命を閉じたあと竜の腹の中で再生した。エリラの魔法でむちむち萌えもえ美少女キャラの体を得るが、所有権はほぼエリラ。

竜の肉を掘る力と、仲間の能力を増幅する「増幅」の異能を持つ、ちょっとHな絵師もどき。


エリラ(え :魔導師 

17才らしい。蒼い瞳。竜に食われて中で目玉として再生していた。同じく目玉として再生したナシとともに、1つの体を作る。ホントの姿は謎。ナシのデザインしたグラマラスボディにピンクのロングヘアはまんざらでもなさそう。4大の魔法ほか、けっこー色々つかえる勝ち気、前向きでキュートな元気娘。


ハチ(は :妖精族

竜の中で再生していた生存者1号。ふわっとしたなごみのオーラを持ち、明るく優しくほがらかで、スタイルもいい。ゴージャスな黄色い髪の毛がステキ。わりと天然で、なにより素直でまっすぐ。武道、格闘技に長け、異能は力持ち。パワーはゴジラ、スピードは新幹線なみっぽい。

最大の魅力は、見るものを幸せな気分にする「最高の笑顔」に尽きるんじゃないかなー。


ミノ(み :鬼娘 

第2の生存者。キューとなメガネっコ美少女で、スタイルもいい。おっぱいが自慢。偏屈気味で寡黙気味、わりと毒舌。なりの切れ者。自称空き巣。窃盗衝動の条件反射持ち。

特技は指弾、異能はミニマム。縮小と巨大化の魔法を操る。角のせいか竜気の影響が少ないみたい。

戦闘力はめっちゃ高いよー

5日目 ...荒野3日目


3人旅のひとり乞食という言葉がある。まあ、3人連れで旅をしていると、なぜかふたりが盛り上がり、もうひとりがあぶれるという状態で、ひとりだけビンボーくじを引く、という意味らしい。しかし、これはどうやら男3人連れ、という場合に適したもののようで、女3人となると話は別物らしい。

なぜかミノを挟んで、右側にエリラ、左側にハチ。左から大小中という並びだ。ちょっとしたでこぼこトリオ…


「でこぼこトリオだってー♪」(え

「はーい! あたしがデコでーす!」(は

「そーいえば、ハチおでこ広いよねー」(え

「へへー エリラもかわいーよ」(は

「そーかな へへへ」(え

「そーいえば、ミノちゃんはなんでめがねかけてるの?」(は

「主義」(み

「へ?」(は

「かわいいから」(み

「いいねー。自分でカワイイモノを選んで貫く! 乙女はそーじゃなくっちゃー!」(え


 …とまあこんな具合な訳だが…

ハチは7.5頭身…ぎり8頭身だが、髪の毛のボリュームがある分、頭身が低く見えるが長身の美少女


ミノは、この中で一番背が低い。しかし、顔が小さいので頭身が高く見える。股上も長めで、脚が長く、シャープなプロポーションだが、ボディのメリハリはなかなか。腕なんかは普通のおんなのこっぽく細く、ハチとタメはる怪力というのが信じがたい。ま、エリラというか、この体もそー捨てたもんじゃないと思うが、いずれ劣らぬ化け物ぞろいというところか。

しかしなにがすごいって、やはり3人の衣装だろうか。

俺…というかエリラは、ベースは黒ビキニに裏地の赤いハーフマント、髪の毛はピンクだし

ハチは黄色のゴージャスなロングヘアにピンクのカクテルドレス。最近はエリラに頼んで白いシャープなブーツになったようだ。

ミノはおとなしめのブロンドヘアに派手なオレンジのゴスロリ、大きな胸をこれでもかと言うくらい強調する、胸もとは中世のドレスふう仕立て。ゆったり谷間を見せるハチとはひと味違う。ぱつんぱつんだ。ハチのスカート丈が股下5~6cm、アクティブだがあまりパンツのモロ出しを控えた仕様なのに対して、ミノはもうちょっと動くと脚のつけ根が見えるというか、フィギュアスケート衣装をわざとHにアレンジしたような感じがある。

はき口に細く黒いラインの入った、イエロー系オレンジのニーハイソックス。ひざ下にひらひらのフリル、側面にぼんぼんがついている。二の腕にもちょっと幅広のレース仕様のオレンジの布巻、首には濃いめのオレンジのネックバンド。

イエロー系のショートサンダルやショートブーツ…これは気まぐれでエリラにお願いしているらしい。

そんなこんなで黒、ピンク、黄色の3人連れ。こりゃあ、遠くからでも一目でわかるわ


出がけに、誰がいるわけでもないのに水鏡を出して…これも、人数が増えるたびに幅広のものになる。3人並んで色々ポーズをとったりアップで見たり。けっこーこれが毎朝のことだ。女のコってのは、まー、すごいというか、これが女のコというものなんだろうか。見ていて飽きないが… なんかのぞき見しているような、変に罪悪感に襲われるのはなんだろうか。


 君が思うほどみんな気にしてないからだいじょーぶだよー!(え

 気にしてない(み

 へーきだよー♡(は

   ど…ども

         それはそれでまた、微妙な気がする…


__________________

● お出かけ前に ~ミノのポシェットを作ろう~


「さてー、ハチも念話を習得したことで、いよいよこのフロアーの探索に出発しよーと思いまーす! ミノもいいよね?」

「ああ だが、アレは置いていくのか?」(み


   岩窟型の寝所 少しデコレートしてある


「あー…また作ればいー…って思ってたけど、運べたら楽なんだけどね」(え

「運べば?」(み

「どーやって? 3人で抱えるの~? やだよー」(え

「ミニマム」(み

「あ、あーーー! その手があったかー!」(え

「ミノー、頼んでいいの?」(は

「遠慮するな」(み

「うわー 助かるー!(え


   小さくなったヤツ


「これならこれに簡単に入るし!」(え

「よかったー みのちゃんありがとう」(は

「そういえば、それすごいな」(み

「ポシェット? まねー」(え 

「あたしのもおそろいなの♡」(は


「なんでも入るな」(み

「まねー。食料貯蔵庫としてどーしても必要だからねー」(え

「空き巣に便利」(み

「あげない!」(え

「うそだ。欲しい」(み

「わーい そーしたら3人おそろいだー」(は

「うーん…まいっか 監視するのもされるのも、疑うのも疑われるのもやだもんね~ よし!信じた」(え

「…ありがとう」(み

「もー仲間だもんね」(え

「仲間」(み

「いや?」(え

「いい。悪くない」(み


「じゃー好きな色とか」(え

「オレンジ 服とお揃い」(み

「じゃ… なーしくーん」(え

   へーい(な

  やっぱりおまえの力か(み

   半分だよ 基本はエリラだ(な

  そうか(み

  …………(な

 感謝しろって言わないんだ(み

  だまってても、するでしょキミは(え

 ………(み



「はいできたー! ミノの分! 気にいらないところがあったらいってね。直すから」(え

  鏡を出す

「わぁ…♡」(み


   気に入ったみたいだな(な

  あたし、これがみたくってやってるかも。魔導師より向いてるかもなー(え


「エリラ」(み

「ん?」(え

「ありがと 嬉しい」(み

「うん」(え 

「やったー! これでみんなお揃いだー! そーだ、非常用に食料わけっこしよー」(は

「あー、気づかなかった! そーしよう!」(え

  …ついでに、シャベルも複製して配ろう 万一のこともあるし(な

  そだねー(え


___________________


「でもここなんなのかなー 今までこんな広いと来なかったよねー」(え

「競技場みたい♪」(は

「刑場」(み

  うわ~(え

  

「あれ?」「?」「ん?」 (みんなあたりを見回す)

「霧?…?」(え


    地面から何か出てくる。こっちからも、あっちからも


「なに?」(は


    カベから出てくるもの、天井からつきだし、下がってくるもの


「なによ..(これー!)」

     エリラの口を俺が抑えた(笑) 

  

霧に紛れて、異形のものが姿を現してくる。

カベから、戦車ふうの合体箱形ヌリカベ…が10匹くらいか

ヌリカベの背中側に上半身、人型ゴリラふう頭部5つ目、片手に棍棒持ちや、左右の手に棍棒と丸太持ちのやつ これも多い。いずれも2~3m越えだ。

地面から、巨大芋虫犬、…こいつらも1~2mあるな。

天井からは小型コウモリ+魚横二連ふうになったやつ。トビウオふうだが、羽も腹びれ背びれも刃物っぽく見える。こいつらはやや小型とはいえ、30cm前後あるだろうか。空中をコウモリのように自在に飛び回っている。20匹はいるか  

ここまでの通路が、幅4m 高さ5m…結構広いと思ったが、こいつらが通れるサイズだ。か。


 衛兵物たちの生産工場か(な

 育成地(み

 問屋さんかも(は

  はち、それは違うと思う…(え

     なんとも緊張感のないメンバーだ


空間が東京ドームクラスがあるせいか、さほどの物量を感じないが、空と陸で50~60体にもなっただろう


 アレ全部巡回兵物~?(え

   たぶんな 気づかれてないようだけど エリラの隠遁が効いてるな(な

 すごい数(み

 すごいねー(は


   念話のおかげで全員、声を出していない あきれるのは、みんな驚いているだけで、おびえている感じがほとんどない。エリラが一番…


「なによー! あたしがこわがってるってゆーのー?」(え

   あ(な


そいつらが一斉にこっちを向いた


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

基本的に、ぬりかべ、ゴリラを乗せたヌリカベ、芋虫犬、コウモリウオ…いずれもスピードは速い。

こちらは、魔導師のエリラと指弾使いのミノが遠距離担当の火器砲台、ハチが剛力無双の高速装甲車という感じだろうか。


「はああ~~」(は


  青いオーラをまとった艶やかな黄色いロングヘアーが、すごいスピードで突撃していく。進路上のヌリカベ一族や芋虫犬を粉砕しながら、時々黄色くガード色に光る。


「指弾!」 

三連のつぶてが手前に来ていた分厚い塗り壁、ゴリラヌリカベの胴体、空飛ぶ刃物ウオを一瞬で粉砕する


「指弾乱れ撃ち」 

両手から、一体どうやっているのか次々指弾が放たれる。まるでマシンガンだ。手前の群れがはしからはじけ飛び、上から来るやつも粉砕されている


「そりゃー」(え

段幕をかいくぐって迫ってくる飛行部隊(笑)が、炎に包まれ、あるいは風に切り刻まれていく。その間にハチが敵集団の間を縦横無尽にかけめぐり、吹き飛ばされた魔物の上半身やら首やら手足が宙を舞いあがっては霧のように消えていく。あっという間に半壊…どころかほとんど全滅に近い


「せっかくだから… ミニマム」(み

「はい~?」(え


  エリラがミニチュアサイズになる。小さくなる途中でつかみ取ると、慣れた感じで胸もとに押し込んだ。


「いく」(み

 増幅アイテム扱いだ。あきれかえるようなスピードで残りの魔物の間を駆け抜けながら、至近距離で指弾を打ち込んでいく。一発で4~5体が貫かれ、或いは炸裂する。


「うん」(み

  イイ感じ(み

「あー、みのちゃんずるーい! あたしにも貸してー」

「ほら」


15mくらい離れたところにいるハチに投げて渡す


「わーーーーーーー」(え)

「ありがとー」

  ナイスキャッチ!(は


同じく胸もとに入れると、空中に飛び上がると、空を舞う数体が砕け散った


「あたしもー!」(え

   ハチの胸もとから、エリラが最後の数体に魔法弾を放つ


「おっしまーい!」(え



 月並みでイヤになるが、あっというまのことだった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

「エリラ、ありがとー」(は

   といいながら、胸の間から取り出そうとするハチ


「あれ? なんか」(は

「コツがある こう」(み

   ハチの胸の間にすっと手を入れ、エリラの体をつまみ出す


「解除」(み

「ふーーーー けっこ暑いねー。でもすっごい効果だねー 空飛んじゃったー」(え

  ジャンプの練習の成果を出す間もなかったな(な


「想像以上(の効果) いきなり悪かった」(み

「どーってことないよー 楽しかったー ハチの胸の谷間から攻撃ってのも面白かったよー なんか移動要塞みたいでさー」


  3人ともかなり盛り上がっている

  この時になって、ハチとミノの姿に気がついた。服がぼろぼろビリビリで…


「あ~~~あたしのドレスー!」(は

「服が…」(み


  まあ、無傷のわけはないが…体は無傷、服が大破… えっと、描写しようか…


「せんでいー!」(え 

「無傷…なんで?」(み

「あー、それはね…」(は

     エリラとハチが竜の血の話をしている。



 ハチは、両胸とも切り裂かれたところから肌がはち切れそうだ。

コルセット部分もあちこちに穴が開き、スカートはもはやボロが腰から下がっている感じで、ちょっと動いたときの太ももの筋肉のうねりがなやましいくらい。しかもパンツが半分破けて、お尻のワレメも見えている。これはやばい。


 ミノの方は元々がボディコン超ミニ、胸もとはもう乳首がのぞきかけている。パンツはゴムの部分が切れたのか、落ちかけて股の部分で、たごまってかろうじて体に布がしがみついている感じだ。お尻はおそらく丸見えだぞ。ニーハイもところどころ破れて、穴からはみ出すようにふくらんだ肉感が弾けるようだ。好きなやつが見たらたまらんだろう。


エリラは戦いにでる前にナマふところ行きだったのでさして損傷はない。その代わり、ミノの豊満なバストの間に押し込まれた段階でブラがずれて下乳むっきー状態になった。

ハチにパスされて宙を飛んでる間にだいぶまた、ズレてはずれかけたので、ハチの胸の谷間に収まる時にはすっかりむき出し状態になっていた。戦闘後、ハチが手間取ったのは生乳同士がくっついて、ムニムニ状態になったせいだ。

だから、今はポロリ状態になっている。


「…ナシくん。教えてくれてありがとう。気づいてたら直してくれていーんだよ」(え

   いやー、ブラに乳押し込むって難しいわ。どうにも慣れないもんで…。普段やんねーし、直す時はいつもエリラやるじゃん(な


「いーたいことはそれだけかな?」(え

「解説ご苦労」(み

「やらないでいられないんだね~ ナシくん」(は


 胸と下を隠しながら、顔を真っ赤にしてハチがふくれっ面をしている。    

 見せることに抵抗がないと思われたミノまで、頬を少し赤らめている。なんかやたら可愛い。


「…ハチ、いいことを教える」(み

「何?」(は


    思念で、こうやって、こぶしを作る(み

    こんな感じ?(は


      ぼか



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