第37話-2:26日目 全部ハズレ?-3
▼登場人物
ナシ(な :異界もん
竜への生け贄としてこっちの世界から召還され、はかない命を閉じたあと竜の腹の中で再生した。成り行き上エリラの体に入っている。竜の肉を掘る力と、仲間の能力を増幅する「増幅」の異能を持つ、ちょっとHな絵師もどき。
エリラ(え :魔導師
17才らしい。蒼い瞳。ナシとともに1つの体を作る。あでやかなピンクのゴージャスヘアはナシのデザイン。4大の魔法ほか、けっこー色々つかえる。前向きでキュートな元気娘。異能は創造。
ハチ(は :妖精族
竜の中で再生していた生存者1号。明るく優しくほがらかで、スタイルもいい。ゴージャスな黄色い髪の毛。わりと天然。素直でまっすぐ。格闘技にたけ、異能は力持ち。
ミノ(み :鬼娘
第2の生存者。かわいいメガネっこで、スタイルもいいプチグラマー。おっぱいが自慢。寡黙気味。かなりの切れ者。自称空き巣。特技は指弾、異能はミニマム。縮小と巨大化の魔法を操る。
レンダ(れ :獣人
第3の生存者。蒼いロングヘアーのイケイケおねーさん。美人で、自称学者。どっかポンコツ。鼻がきく。大人の落ち着きとお色気が自慢。身体能力は高く、通常は2刀流。不死だってー。
ルルア(る :ゴーレム
4人目。落ち着いた口調、常に冷静。Hをもって全てを癒す…というコンセプトの元に作られた使命に忠実な癒しのセクサロイド。転移や治癒などの能力を持つが、その動力源はぎりぎり15禁という歩く18禁美少女。
メイ(め :驚くほど普通の子女…だったんんだけどねえ。
5番目に発掘された。赤銅色の肌に黒髪、均整のとれたプロポーション。常識人で堅いくらいのまじめなひと...だった。索敵能力を持つ。異能は物理・魔法攻撃無効がウリの万能繭。
リム(り :ぬえ
歩く「ぬえの擬人化キャラ」明るく陽気、元気で素直。物事やヒトの本質を見抜く力に長けている。雷を落としたり凍結魔法つかったりするうえに雲に乗って空を飛ぶ。
キラ(き 魔人
魔族とは違うが強大な魔力を誇る。スタイル抜群でセンスもいい超スタイリッシュなかっこいい系おねーさん。勝ち気で物知り、思ったことは何でも言うし思ったように動く自由人。空も飛ぶよー
ラウラ(ら 竜人
8番目に発掘された。明るくて元気でわりと口も減らない。
グラビティ系の魔法が使える。空も飛ぶ。いたずら好きのやんちゃ娘。
マチ(ま 天翼人 9番目の生存者。
美人でやさしそうだけど、性格的にけっこうあくが強い。
空を飛びます。凶悪最強のオーラの持ち主。どっか好戦的というか、ケンカ好きだねー
▼かぶりつき:敵の怪物
竜の体内で、エリラ達を襲ってくるモンスター。ホメオスタシスの一環か、白血球みたいなもんっぽいが、意外と散発。犠牲者の発掘後にはほぼ必ず現れる。
▼アジトのエリアにて
「今日は珍しいものがありました。女王イカです」(る
「あたしはオオカミトラフグもってきたよ」(き
「この果物も見たことないんだけど、いー香りがするからー」(は
「私は川牛を持ってきましたー」(ら
行きがけの駄賃というか、帰りに食材調達に寄ったら思いがけない豊作だった。
量も質も、なんかそれぞれにお気に入りの食材が見つかったようで、夕餉の前から盛り上がっていた。
「えっと、変な効果があるものは無いよねー?」(え
「変な効果とは、抱きついて離れたくなくなるとかですか?」(る
「誰彼構わずいちゃついちゃうとかー?」(ら
「恥ずかしいからいちいち具体的にいわないでよろしー///」(え
「種族差が結構あるものね。全部を把握できてる人なんていないんじゃない?」(れ
「なんかロシアンルーレットみたいだよねー」(は
「食材のせいにして、不届きな行為に及ぼうとする人もいそうだしね」(め
「あら、メイってそういうタイプだったのにこ」(ま
「今日はいつにもまして噛みつきまくってるな。猛禽」(み
そーかしら?(ま
自覚がないところがらしいわ(れ
「ルルアも微妙にたぎってるっぽいから、ちょーどいーんじゃない? おしつけちゃって」(き
失礼です。私にも選ぶ権利が…(る
「えー? そーなんですかー? 癒しを求められたら誰でもいたすんじゃないですかー?」(ら
「らうらー、いたすってなにー?」(は
「癒やすの言い間違いよ」(れ
「別に言い間違いでもないよ。意味的にはあってるじゃん」(き
「ハチとかリムとかって、ステキよね。いるだけでなごむもの」(め
「究極だと思います。私のように、人工的な生命体では即物的アプローチが限界です」(ら
「即物的なりにもたいしたもんだと思うよー」(き
「そうね。あたしの技術でも、ルルアをつくれっていわれても、たぶん無理」(れ
「光栄です。なんか…みなさん、ほめすぎです」(る
まあ、確かに特別な経験というか…知ったわ//(め
わたしもなめてたわ。なめられまくった気もするけれど(ま
なめるという意味では、マチとメイはレベルが高いです。甲乙つけがたいです(る
へー メイってそうなの にこ(ま
あら、マチも? なんとなく聞き捨てならないわね にこ(め
さりげなく火種に火をつけたね(き
「まあ、見てる分には飽きないわ。じゃあその代わりルルアの相手、誰がする?」(れ
「あ、じゃー変なコトしないんだったらあたし、ルルアと寝ようかなー」(は
「は、ハチさん、へんなことって何か具体的にわかるんですか?」(ら
「うーん… おっぱいに噛みついたり、股間やお尻をまさぐったりー」(は
「無邪気な分思いっきりロコツね」(れ
「かなわないね ふー」(き
「わかりました。ハチは、優しく抱擁するだけに…でどうですか?」(る
「だっこならいいよー それなら、あたしも抱きしめてあげるねー」(は
ほとんど抱き枕の感じで話してるわね。なんかなごむわ(め
メイは、抱き枕相手にホンキで燃えちゃうタイプ?(ま
あら、マチってそうなの?。そーいえば、トリって見境ないっていうものね(め
るるあー、どーすんのよー 収拾つかないよー(え
痴固まるには雨が降る必要があるのです(る
それって地、固まるじゃなかったでしたっけー?(ら
恥でかたまるふたりじゃないと思うけどねー(き
意外とそーゆーとこもあるわよ(笑)(れ
かためて溶かすのがうまいのです。ふたりとも(る
だからあおるのやめなよー(え
「じゃー、きょーはルルアとハチが一緒でー…あれ? ルルア、ハチじゃ動力の補充にならないんじゃない?」(え
それはそれで。得がたい機会ですし(る
「それから、マチとメイでしょ」(れ
「え、いつの間にそうなったの?」(め
「違うの?」(れ
「へー。じゃあ、あたしマチと寝よーかなー」(き
「ま、待ってよ… マチはキラがいい?」(め
「え? あ……ん…キラにはすごく惹かれるんだけど、今日はやっぱりメイがいいわね もう…」(ま
もうっていったねー きしし(き
ロックオンですね(る
よかったわね。メイ(れ
「なんか、狙われてるみたいって、イヤだわ。狙ってるのはあたしの方なのに…あ」(め
「なんかメイさんとマチさんの目が、異様な光を帯びてるように見えるんですけどー」(ら
せっかくの機会です。立会人を兼ねてわたし、実況しますか?(る
余計なお世話よ(め
じゃあ、私がしてあげるわ。小鳥の餌にされるお嬢様の痴態をたっぷりみんなに聞かせてあげる(ま
うわー、マチ、正気じゃなくなってるよー? メイ、だいじょーぶかなー(え
ああみえて、メイはあなどれません。その気になれば、猛禽でもひとひねりに..(る
るるあ、黙って(め
あちゃー、メイもホンキだわ(き
ま、まー、じゃマチ、メイ、ほどほどにねー(え
あのー、見にいきたいんですけどー(な
却下(え
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「キラー、ラウラ、寝よ♡」(り
「ありゃ、気を使ってくれるんだー。ありがとうリム」(き
「なんか新鮮な組み合わせですねー。キラさんの寝顔、見るのが楽しみです」(ら
「ラウラ、血ー吸ってあげよっか? あたし、竜人はまだ経験無いんだ」(き
「え? えっと えっと…」(ら
「無理になんていわないよー。気が向いたらね」(き
「き、キラさんって、結構紳士ですよね」(ら
「紳士ってのとはちがうんじゃないかな。礼とたしなみってものを知ってるんだよー」(り
ふ やっぱかなわないねー、リムには(き
人を選ぶものね。よく見てるし。時々、人生の先達みたいな気もしちゃうわ(れ
れんだー、それほめすぎだよー! はずかしーよー!///(り
「レンダ、エリラ、静かな晩はどうだ?」(み
「あ、そうね」(れ
「思えば、レンダもおかしくなってきたのはルルアが来た頃からだよねー」(え
エリラ、それはどういう意味でしょう?(る
「他意はないわね。文字通りそーゆーこと。あえていえば、ルルアが来て安心してあたしも地が出せたってこと」(れ
「レンダ…そうなんですか? あ…ありがとう……ございます」(る
「ごめんねー ふたりとも」(え
「ふふ 最初の頃は、えりらなんてひどかったのよー 言いたい放題だったし遠慮しないし」(れ
「そうだな 面白かった」(み
「え? え? そ、そー?」(え
「なんか、すっごく落ち着いたってゆーかー、貫禄ついた感じってゆーかー、なんか変わったよねー」(は
「やっぱり所帯持つと変わるんでしょうか?」(ら
「そーゆーんじゃないってばー」(え
「ま、あたしが来たころもなんか、随分落ち着いた感じのコだなーって思ったよー。態度はガチャガチャだけど」(き
「がちゃがちゃ…そーね。そーでなくっちゃね。エリラは」(れ
「でも、みんなの注文聞いて服作ったり、随分世話焼きな女のコなんだなって思ったわ」(め
「食事と服のどっちがいい、なんて…びっくりしたわ」(ま
「ちょ、ちょっとみんなやめてよねー あたしはそんな…」(え
「不器用ってゆーか、素直じゃないところはナシくんそっくりよね くす」(れ
「ふ」(み
「ほー、ミノの満足そうな笑顔ってのもいーもんだねー」(き
「ですよね。ミノさんって、けっこう優しい表情ありますよね。最初は、無表情でこわかったです」(ら
「無表情じゃなくてわかりにくいだけだよ。ねー」(り
「もう寝ろ」(み
心なしか、エリラの思念がふっと寄りかかってくる感じがした。結構久しぶりだ。
思えば、いよいよ最後のルートかもしれない。ここに来るまで、空振りもハンパなかったしな
「おやすみナシくん エリラ」(れ
「また明日ねー おやすみー」(は
「お休みなさい」(る
たまには…挨拶くらいしておくか。おやすみ(な
「あー、ナシくんのおやすみって、はじめて聞きましたー」(ら
「あ、あたしもー」(り
「そーいえばそーだね」(き
「ナシくんも寝るのねー おやすみなさい」(ま
普段はエリラにいやおーなしに睡眠魔法かけられてるのよ(れ
しってます(る
「ふふ おやすみナシくん まち、行きましょ」(め
「おやすみなさーい」(ら
こらー、あたしにあいさつはないのかーがないところをみると、エリラはもう眠ったらしい。...じゃな お疲れ(な
クス.. ....おやすみ ナシくん(え
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次回「第38話:27日目-1 新たな空洞 」(り
とゆーわけで、いよいよ隠し通路の探索だねー(え
狂乱の夜の幕開けです(る
一部だけでしょ?(き