第36話-3 サウナができたー
▼登場人物
ナシ（な ：異界もん
竜への生け贄としてこっちの世界から召還され、はかない命を閉じたあと竜の腹の中で再生した。成り行き上エリラの体に入っている。竜の肉を掘る力と、仲間の能力を増幅する「増幅」の異能を持つ、ちょっとＨな絵師もどき。
エリラ（え ：魔導師
17才らしい。蒼い瞳。ナシとともに1つの体を作る。あでやかなピンクのゴージャスヘアはナシのデザイン。4大の魔法ほか、けっこー色々つかえる。前向きでキュートな元気娘。異能は創造。
ハチ（は ：妖精族
竜の中で再生していた生存者1号。明るく優しくほがらかで、スタイルもいい。ゴージャスな黄色い髪の毛。わりと天然。素直でまっすぐ。格闘技にたけ、異能は力持ち。
ミノ（み ：鬼娘
第2の生存者。かわいいメガネっこで、スタイルもいいプチグラマー。おっぱいが自慢。寡黙気味。かなりの切れ者。自称空き巣。特技は指弾、異能はミニマム。縮小と巨大化の魔法を操る。
レンダ（れ ：獣人
第3の生存者。蒼いロングヘアーのイケイケおねーさん。美人で、自称学者。どっかポンコツ。鼻がきく。大人の落ち着きとお色気が自慢。身体能力は高く、通常は2刀流。不死だってー。
ルルア（る ：ゴーレム
4人目。落ち着いた口調、常に冷静。Ｈをもって全てを癒す…というコンセプトの元に作られた使命に忠実な癒しのセクサロイド。転移や治癒などの能力を持つが、その動力源はぎりぎり15禁という歩く18禁美少女。
メイ（め ：驚くほど普通の子女…だったんんだけどねえ。
5番目に発掘された。赤銅色の肌に黒髪、均整のとれたプロポーション。常識人で堅いくらいのまじめなひと...だった。索敵能力を持つ。異能は物理・魔法攻撃無効がウリの万能繭。
リム（り ：ぬえ
歩く「ぬえの擬人化キャラ」明るく陽気、元気で素直。物事やヒトの本質を見抜く力に長けている。雷を落としたり凍結魔法つかったりするうえに雲に乗って空を飛ぶ。
キラ（き 魔人
魔族とは違うが強大な魔力を誇る。スタイル抜群でセンスもいい超スタイリッシュなかっこいい系おねーさん。勝ち気で物知り、思ったことは何でも言うし思ったように動く自由人。空も飛ぶよー
ラウラ（ら 竜人
8番目に発掘された。明るくて元気でわりと口も減らない。
グラビティ系の魔法が使える。空も飛ぶ。いたずら好きのやんちゃ娘。
マチ（ま 天翼人 9番目の生存者。
美人でやさしそうだけど、性格的にけっこうあくが強い。
空を飛びます。凶悪最強のオーラの持ち主。どっか好戦的というか、ケンカ好きだねー
▼かぶりつき：敵の怪物
竜の体内で、エリラ達を襲ってくるモンスター。ホメオスタシスの一環か、白血球みたいなもんっぽいが、意外と散発。犠牲者の発掘後にはほぼ必ず現れる。
▼サウナができた
「ふー これがサウナ… 熱いけど…なんかいーんじゃない？」（き
「エリラ、つくるのたいへんだったんじゃない？」（れ
「まあ、デザインしたのはナシくんだしー あたしもこんなの飼ってる責任があるからねー」（え
「なんかタオル巻いたまんまっていうのもいいねー」（は
「巻かなくてもいい感じだぞ」（み
「ミノは……ま、いっか」（き
「あ、タオルがほどけちゃったわ」（ま
「機会を絶対逃しませんねー、マチさんは」（ら
ナシくん、ありがたいねー（え
ははー（な
バカドリ/ぼそ（れ
色ボケ猛禽/ぼそ（み
へんたい鳥類（る
るるあ、なにか言った？にこ（ま
私にだけですか？ うふ（る
でも、やっぱり独特の肉感よね みとれちゃうわ（め
よし。今日こそ相手をしてやろう（み
わかるわ。こう何度も見せつけられると、ちょっとたたきつぶしてやりたくなるわね。あの胸っぱしら（れ
鼻っ柱じゃないんだー はじめて聞きました（ら
うん。泣き顔がみたくなるね（き
こわいわ 今夜どうしましょう にこ（ま
うれしそーだねー（え
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「とゆーくらい、昨日はいろんなことがあったと思うんだけど」（れ
「うわー ここまで回想ですかー？」（ら
「サウナはよかった」（み
「あれはよかったねー なんか、お風呂よりも疲れがとれる感じー」（は
「ナシくん♡ ありがとー♡ たんのーしたよ♪」（き
「ありがとーですー」（ら
「で、サウナのあとの氷風呂で頭が冷えたから、最終的にマチのことはメイにまかせて寝たのよね」（れ
「正面からの肩車勝負」（み
「乗られた方が、前に倒れるか後ろに倒れるかでも結果に影響します。私なら、どちらでも遅れをとることはありませんが…」（る
前に倒れるって…やだー変なところに顔が埋まっちゃう…。…後ろにの場合は…きゃー それって顔の上にすわられちゃうんじゃない？///（は
「最初は私にマチが…マチってば、頭を抑えつけて離してくれなくて…息はできないし…死んじゃうかと思ったわ」（め
で、どっちに倒れたの？（き
「…交代して、恥ずかしそうに乗ってきたと思ったら…メイったら太ももで思い切りはさみつけてきて、腰を振るのよ…もう意識が何度もとびそうに…」（ま
で、どっちに倒れたの？（き
「答えられないところを見ると、どっちもどっちだったのね」（れ
「これは、メイが善戦したって感じだねー。じゃあ泣いたのはどっち？」（き
………どうやらふたりとも泣いちゃったようですね うふ（る
「ふたりとも否定しないなんてめずらしいわね。これじゃあ、メイがこの話に触れたくなかったのも納得するわ くす」（れ
「負けはしなかったけど勝てませんでしたってゆーんじゃー、言えないよねー」（き
「あたしとミノも引き分けー！」（は
「引き分けは負けと同じだ」（み
「あれ？ そーいえば今日は服はへーきだね？」（え
「うん。もう、寝る時にはメイのタオル巻いて寝るよーにしたんだ！」（は
「あれはすごい。ハチの衝撃打もあたしが打ち込んだ指弾でも、傷ひとつつかない」（み
「それで傷１つつかないあんたらもすごいよ」（き
「思えば毎日毎日よくぼろぼろにしたよねー」（え
「ごめんなさい」（は
「すまない」（み
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え、えっとそんなわけで、24日目はそんな感じで、今日はいよいよ最後の天井の穴、Ｃに挑むわ。
どの穴が当たりかしら？-という最初の当てっこで、Ｃを選んでいたのはミノとナシくんだけでした。
今日も頑張りましょう。レポートを終わるわね
「はーい。メイ、ありがとー！ おつかれさまー（笑）」（え
「どーいたしまして。へんにつかれちゃったわよ ほんとにもう...なんか恥ずかしいったら…ぶつぶつ」（め
おーい、今日はマチが合流して1週間記念だぞー（な
え？ マチが入ってまだ一週間？（え
災厄が発掘されてもう1週間…（め
めい～？ 愛してるわよ～にここ（ま
いえ、そもそもは、最初の災厄は8日目。3週間前よ（れ
…レンダ、私のことですね（る
愛してるわよ（れ
わたしもです うふふ（る
レンダが日付覚えてるなんてねー よっぽどのことだね（き
キラも愛してるわよ（れ
べーー（き
ペロ （と、舌を出しているキラの舌をなめるレンダ）
××ｘ×（き
やったなーーー/////（き
こらこらー（え
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「さてと、じゃーいきますかー」（え
「まあ、ゆっくり行きましょ。今日も20ルートくらいですむといいわね」（れ
「そういう問題じゃないでしょ。いよいよ…ってことだよ」（き
「そーだな」（み
最後の洞窟、C。天井にぽっかり空いたその穴の探索は、やはり飛行チーム主体だ。
編成は、昨日の後半のまま、リムとハチ、ラウラとキラ、
マチとミノ+ポケット組 という組み合わせでスタート。
みんなー、一応ちゃんと命綱つけてるよねー？（え
メイ、今日も別々でしょうか？（る
そおね 最後のルートだから、索敵に集中した方がいいと思うわ（め
そうですね…（る
るるあー、抱き枕ってゆーのがあるそーなんだけど、いる？（え
抱き枕…ですか？ ああ、ナシのライブラリで見たことがあります。欲しいです（る
じゃあ、てきとーにつくるねー（え
で、できれば女のコの形を…（る
あ、あたしにもお願いできる？（め
かわいーじゃん（き
抱きしめてるところをみてみたいわね（れ
かわいーのだったらあたしもつくってもらおーっと（ら
あ、あたしもー（は
とまあ、そんなのんきな感じで最終ダンジョンの探索に出発したわけだが…
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「きょーはここまでにしよーか...」（え
「そーね...」（れ
何があったかというと、まあ、小部屋についたらまた、穴が3つ。そこまではいい。地面に1つ。天井に2つ。ノリで、地面の穴に突入したが…
「説明するの？」（め
しないわけにいくまい（な
「聞くのもやなんだけど…」（れ
地面の穴……その先は5分岐。その先がそれぞれ、3つ、2つ、4っ、5つ、4つに別れて、その先がさらに…
結局30ルートくらいまわったっけ（え
それ以上あったんじゃない？ かぶりつきもしょっちゅう出てくるし（め
いよいよかな、っていう緊張感のある分、なんかきつかったねー（き
徒労感ってゆーんですかねー つかれましたー（ら
でも、みんな無事で良かったです。うふ（る
そーだよー！ あしたまたがんばろー！（は
ねーーーー！（り
ハチもリムも明るく振る舞っているが、珍しく目の下に軽くクマができている。笑顔が痛々しく見える。やはり、メンタルなショックはみんなに地味に効く。バカなことでもやって気を紛らわすか、気晴らししないとやっていられない。
しかし、キャンプ地に戻ってもなんか食事をするのもやっとという感じだった。このメンバーにしては今までなかったことかもしれない。
それでも、笑顔をかわしながら寝所に向かう。
文字通り、みんな、お疲れさまでした。お休み ……ゆっくり休んでくれ。
ナシくんもお疲れ...（え
ありがとな（な
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次回…なんだっけー（き
つかれましたねー（ら
…落語では、怪談話で怖い空気になったあと、えっちな話をして場を明るくしてお客様をお送りすると聞いたことがあります（る
それでー（え
疲れたムードで終わるより、ぱーっと元気にして次回に続かせるのが、心くばりというものでは（る
ルルアが脱ぐってー（き
そお（れ
珍しくないわね（ま
ナシ、助けて下さい（る
お題は？（な
見てのお帰りです（る
そっちじゃねーだろ（な
あー、メイさんなんでそんなとこでパンツ脱いでるんですかー？（ら
え？（め
さすがだねー。見ちゃったよー（き
あたしも（れ
びっくりしたー（は
ナシのビジョンも見ましたか？（る
…みたわよ（れ
うん…/////（は
説明しよう。フツーにぼんやりしているだけのメイだ。だが、ナシは、ラウラのひと言から、屈んで、お尻を突き出してパンツを脱ぎかけているメイの姿をしっかりイメージしていた（み
それはそれはもう、赤銅色の伸びやかな肢体、上着はそのままでスカートをたくし上げて腰のあたりにたごませ、お尻丸見えで太ももあたりまで白いパンツの両脇に手をかけておろしかけた時に、不意に声をかけられて驚いてふり向いたというメイの表情、少し赤みを帯びたほほ、つややかなお尻...、一体いつ、どこで見ていたのでしょう？ というくらい鮮やかなビジョンでした（る
え、り、ら、ぶっってもいい、かしら////（め
うわー、マジ怒ってるねー（き
メイさーん、これはナシくんじゃなくて－、何でそんなとこでパンツ脱いでるんですかー？ って言った人が悪いと思います！（ら
おまえだ（み
次回、「26日目 全部ハズレ？-前編～～～！」（り
