第34話-9 ちょっとのんびりしよー -後編-
▼登場人物
ナシ(な :異界もん
竜への生け贄としてこっちの世界から召還され、はかない命を閉じたあと竜の腹の中で再生した。成り行き上エリラの体に入っている。竜の肉を掘る力と、仲間の能力を増幅する「増幅」の異能を持つ、ちょっとHな絵師もどき。
エリラ(え :魔導師
17才らしい。蒼い瞳。ナシとともに1つの体を作る。あでやかなピンクのゴージャスヘアはナシのデザイン。4大の魔法ほか、けっこー色々つかえる。前向きでキュートな元気娘。異能は創造。
ハチ(は :妖精族
竜の中で再生していた生存者1号。明るく優しくほがらかで、スタイルもいい。ゴージャスな黄色い髪の毛。わりと天然。素直でまっすぐ。格闘技にたけ、異能は力持ち。
ミノ(み :鬼娘
第2の生存者。かわいいメガネっこで、スタイルもいいプチグラマー。おっぱいが自慢。寡黙気味。かなりの切れ者。自称空き巣。特技は指弾、異能はミニマム。縮小と巨大化の魔法を操る。
レンダ(れ :獣人
第3の生存者。蒼いロングヘアーのイケイケおねーさん。美人で、自称学者。どっかポンコツ。鼻がきく。大人の落ち着きとお色気が自慢。身体能力は高く、通常は2刀流。不死だってー。
ルルア(る :ゴーレム
4人目。落ち着いた口調、常に冷静。Hをもって全てを癒す…というコンセプトの元に作られた使命に忠実な癒しのセクサロイド。転移や治癒などの能力を持つが、その動力源はぎりぎり15禁という歩く18禁美少女。
メイ(め :驚くほど普通の子女…だったんんだけどねえ。
5番目に発掘された。赤銅色の肌に黒髪、均整のとれたプロポーション。常識人で堅いくらいのまじめなひと...だった。索敵能力を持つ。異能は物理・魔法攻撃無効がウリの万能繭。
リム(り :ぬえ
歩く「ぬえの擬人化キャラ」明るく陽気、元気で素直。物事やヒトの本質を見抜く力に長けている。雷を落としたり凍結魔法つかったりするうえに雲に乗って空を飛ぶ。
キラ(き 魔人
魔族とは違うが強大な魔力を誇る。スタイル抜群でセンスもいい超スタイリッシュなかっこいい系おねーさん。勝ち気で物知り、思ったことは何でも言うし思ったように動く自由人。空も飛ぶよー
ラウラ(ら 竜人
8番目に発掘された。明るくて元気でわりと口も減らない。
グラビティ系の魔法が使える。空も飛ぶ。いたずら好きのやんちゃ娘。
マチ(ま 天翼人 9番目の生存者。
美人でやさしそうだけど、性格的にけっこうあくが強い。
空を飛びます。凶悪最強のオーラの持ち主。どっか好戦的というか、ケンカ好きだねー
▼かぶりつき:敵の怪物
竜の体内で、エリラ達を襲ってくるモンスター。ホメオスタシスの一環か、白血球みたいなもんっぽいが、意外と散発。犠牲者の発掘後にはほぼ必ず現れる。
・食事時...の続きです
「前で縛ってリボンを大きく作ってー…こーゆーのもかわいーでしょー」(は
「リムとラウラもビキニタイプなんだー。ふたりともおへそ出してるのはめずらしーねー」(き
「メイさんがいろんな幅で、いろんな長さの布を出してくれたので♡」(ら
「もともと、虹色に輝くからキレイかわいーよねー」(り
レンダは髪の毛を大ざっぱに巻いて、なんかゴージャスな盛り髪ふうにしているし、キラは太いツインテールにしている。髪の毛が多いんだな。ルルアなんかも、幅広のカチューシャふうに使っている。当のメイは細めの布で左右に2本のおさげを巻いて、後ろはでっかい三つ編み状だ。誰だろう。アレを編んだのは。
あたしだよー(き
「こーゆーの見てると、パレッタとか髪飾りも作りたくなるよねー」(え
「それもいいけど、ブラシとか櫛って、やっぱり大変?」(れ
「意外とうまくいかないんだよねー。木とか動物の骨とか魔物の毛皮とかベースにいろいろやったんだけどさー。ごめんねー」(え
「最初はナイフやフォークもなかったんだよー。当たり前にあるものって、ほんと、すごいなーっていうか、大変なんだなーって思った」(は
「今は感謝でも、戻れたら、また当たり前になっちゃうんでしょうけど…」(れ
「サガだよねー そーゆーのって。あ、デザートに甘いの飲む? だいぶ溜まったよー」(き
「まってましたー!」(え
おしゃれなグラスでも作りたいもんだな(な
コップがあるだけで十分よ(め
せっかくだから小ぶりにしてやろう。ミニマム(み
天然のシロップの甘さ。くどくない、すっきりした甘みだ。確か、メープルシロップなんかはこれを煮詰めて作るんだったな。
「煮詰めちゃうんじゃ…そーとーの量が必要だね」(き
「でも、結構とれるから次はチャレンジしてみよーよ」(は
「じゃあ、もう次はなべを作るか~」(え
「…どんどん所帯じみちゃうわね」(れ
でも、この甘さ…なんかすごく久しぶりで…。涙出ちゃったよ…(え
みんなそうさ(な
・寝よう
というわけで、これもなんか久しぶりの流れだ。
「さあミノ、寝よう! 今日は至福の時間を味合わせたげる!」(き
「期待している 私も、抱きしめてあげる」(み
わたし、ミノさんのあの声、想像できないんですけど(ら
私もです。でも、ちょっとのうめき声なら聞いたことがあります(る
どーでしたー?(ら
もう…すごく濃密で、それでいて可愛くて…愛おしくなるような…(る
うわ、うわ、うわー 聞いてみたいですー!(ら
見せもんじゃない///(み
「そういえば、ルルアは空間移動で動力を消耗してるのよね。補給する? わたしで」(ま
「マチ! 嬉しいです。ありがとうございます。ほんとは昨日、あなたを泣かせるつもりでした」(る
「まあ(にこ)」(ま
あら、あの『にこ』、殺気じゃないわね(れ
余裕の『にこ』ね。懲りないわね。ルルアをなめてかかっているわ(め
メイも最初それで散々の目にあったもんねー(き
でも、十分リベンジしたし。今ではもう…(め
なんか決闘のあと友情が芽生えたって感じだよねー(は
はい。メイとはもう、肉を分けた姉妹のようです(る
血を分けたっていわないところがアレだよねー(き
せめて智をわけたとか値を分けたっていうなら、なんかカッコイイんですけどー(ら
恥を分けたとか痴を分かちあったって感じね(れ
やめてくれる? 恥ずかしい(め
マチは、自分のおっぱいに絶対の自信を持っています。今日は私、それ以上のサイズバージョンでお相手します。どこからでもかかってきてください(る
うひゃー 猛禽娘に真っ向から宣戦布告だよー やるねー(き
どっちも命知らずですねー(ら
明日の朝のご挨拶は?(れ
私だ(み
じゃあ、大丈夫ね。るるあー、実況頼めるー?(め
マチがイヤじゃなければ喜んで(る
ルルアがイヤじゃないんならいいわよ。最後まで実況できるかしら にここ(ま
あ、殺気になった(き
ふたりともー、ほどほどにするんだよー(え
「あ、眠り草があったんで持ってきたけど、欲しいひと!」(き
「いないんじゃない? 別に朝の時間が決まってるわけでなし」(れ
「レンダって、何げにナシっていうの好きよね。そんなに好き?」(め
「あら、メイはナシくん嫌い?」(れ
「レンダは?」(め
「好きよ。へたれだしバカだけど。正直だし、誠実だわ。バカだけど」(れ
「…そうね 嫌悪感にはならない点があるのは事実ね 変だけど」(め
「ほらほら、不毛な議論なんてしないで。メイは誰とねるのー?」(き
「メイー、久しぶりに一緒に寝よー」(り
「りむ! そういえば…久しぶりね。静かに寝るのも悪くないわ。ありがとう」(め
なんか、一番よく見てるよな。リムは。そして、一番気をまわしてる気がする(な
うん。とにかくあんなに元気なのに、ふだんは目立たないようにしてるし(え
私はなんか悪目立ちしてますー(ら
知ってるわよ(れ
「じゃー、エリラ、レンダ、ミノはいないけど今日は初期メンバーで一緒に寝よーよ」(は
「そうね。なんか懐かしいわ」(れ
「ラウラもどー? 昨日は災厄(笑)を避けてても尻尾とられちゃったみたいだしー」(え
「いーんですかー? ハチさんのそばなら安心ですー」(ら
「ごめんねー 昨夜はなんか全然気がつかなくてー」(は
あの頃はまだ岩窟荘とかっていってたな(な
「ハチが結構お気に入りだったよねー」(え
「今でも好きだよー この岩肌の感じ」(は
「私も好きです。リムちゃんもお気に入りだよねー」(ら
「うん。よくできてると思うなー」(り
「ホラヘリが出た時なんかはシェルターに使ったわよね」(れ
「あのころは範囲攻撃魔法もないし、大変だったねー」(え
「今じゃあ無敵の化け物ぞろいだよねー このチームなら世界を相手に戦えるよー」(き
「戦ってどーするのよ」(れ
「まずは、みんなで出ないとね。おやすみー♡」(り
もしかしたら、一番の癒しの波動を持っているのはリムかもな(な
そだね^^(え
さすがに疲れたのだろう。エリラの意識がふっと寄りかかってくる感触がしたと思うと、すぐに寝息を立てている気配に変わる。ハチとレンダの気配も、そばに横になっていると、なんか落ち着く感じがある。
ふふ。ご褒美は…エリラのそれで十分みたいね(れ
みんな、おやすみなさーい^^(は
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次回、新年会(な
ウソ言え(み
あれ、しないのー?(は
いいところで終わった。たまにはこういうのもいいだろう(み
ブルマー…(る
ルルアさん、何か言いましたー?(ら
次回、「防御強化ー!〔仮〕」
今のだれー(き
リムー!(り