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第33話-6 スライムの呪い -後編- 

▼登場人物

ナシ(な :異界もん

竜への生け贄としてこっちの世界から召還され、はかない命を閉じたあと竜の腹の中で再生した。成り行き上エリラの体に入っている。竜の肉を掘る力と、仲間の能力を増幅する「増幅」の異能を持つ、ちょっとHな絵師もどき。


エリラ(え :魔導師 

17才らしい。蒼い瞳。ナシとともに1つの体を作る。あでやかなピンクのゴージャスヘアはナシのデザイン。4大の魔法ほか、けっこー色々つかえる。前向きでキュートな元気娘。異能は創造。


ハチ(は :妖精族

竜の中で再生していた生存者1号。明るく優しくほがらかで、スタイルもいい。ゴージャスな黄色い髪の毛。わりと天然。素直でまっすぐ。格闘技にたけ、異能は力持ち。


ミノ(み :鬼娘 

第2の生存者。かわいいメガネっこで、スタイルもいいプチグラマー。おっぱいが自慢。寡黙気味。かなりの切れ者。自称空き巣。特技は指弾、異能はミニマム。縮小と巨大化の魔法を操る。


レンダ(れ :獣人 

第3の生存者。蒼いロングヘアーのイケイケおねーさん。美人で、自称学者。どっかポンコツ。鼻がきく。大人の落ち着きとお色気が自慢。身体能力は高く、通常は2刀流。不死だってー。


ルルア(る :ゴーレム

4人目。落ち着いた口調、常に冷静。Hをもって全てを癒す…というコンセプトの元に作られた使命に忠実な癒しのセクサロイド。転移や治癒などの能力を持つが、その動力源はぎりぎり15禁という歩く18禁美少女。


メイ(め :驚くほど普通の子女…だったんんだけどねえ。

5番目に発掘された。赤銅色の肌に黒髪、均整のとれたプロポーション。常識人で堅いくらいのまじめなひと...だった。索敵能力を持つ。異能は物理・魔法攻撃無効がウリの万能繭。


リム(り :ぬえ

歩く「ぬえの擬人化キャラ」明るく陽気、元気で素直。物事やヒトの本質を見抜く力に長けている。雷を落としたり凍結魔法つかったりするうえに雲に乗って空を飛ぶ。


キラ(き 魔人

魔族とは違うが強大な魔力を誇る。スタイル抜群でセンスもいい超スタイリッシュなかっこいい系おねーさん。勝ち気で物知り、思ったことは何でも言うし思ったように動く自由人。空も飛ぶよー


ラウラ(ら 竜人

8番目に発掘された。明るくて元気でわりと口も減らない。

グラビティ系の魔法が使える。空も飛ぶ。いたずら好きのやんちゃ娘。


マチ(ま 天翼人 9番目の生存者。

美人でやさしそうだけど、性格的にけっこうあくが強い。

空を飛びます。凶悪最強のオーラの持ち主。どっか好戦的というか、ケンカ好きだねー


▼かぶりつき:敵の怪物

竜の体内で、エリラ達を襲ってくるモンスター。ホメオスタシスの一環か、白血球みたいなもんっぽいが、意外と散発。犠牲者の発掘後にはほぼ必ず現れる。



▼キャンプ地(笑)

   ともかく、竜の胃は今回はアタリ。山海平地など、あちこちめぐってきたようだ。それぞれに自分の食べるもの、みんなに食べさせたいものを集めて、もはやホームグラウンドと化した藍のエリアに戻る。


「やはり、アイのエリアとは言い得て妙ですね うふ」(る

「そうね。なんか、今日はほんとに人恋しいわ」(れ

「やっぱり、スライムの影響かねー。あたしもちょっとなんかへんだよ」(き

「誰かとくっついていたいよねー」(は


「かなり高山でしかとれない木の根とかがあったわ。これは元気が出るわよ」(ま

「はじめて見るわ 木の枝みたいね」(め

「レンダ、これスライスしてくれる?」(ま

「いいわよ。長さは?」(れ

「このくらい」(ま

  と、指1本くらいの長さを親指と人差し指で作る

「じゃあ投げて」(れ

「はい♡」(ま

  しゃしゃしゃと、まるで居合いだ。器用に切りそろえ、薄くスライスされたものが落ちてくるのを、また上手に刃で受ける。

「ありがとう♡」(ま


「えりらー、焼き肉にしない?」(め

「そーだねー。みんなはどー?」(え

「さんせー」


 焼き石をつかった肉野菜の包み焼きに、シチュー。

 岩を組んで大きな石鍋を合成。そこに水と焼き石を放り込んでそれぞれに食材をぶち込む。

 スープ皿も、そのへんの岩をエリラが加工して石の鉢を作った。


「あとで、渓流まで洗いに行くからねー!」(え

「こういうときこそ、にらめっこね。負けたら食器洗い」(ま

「私とエリラとルルアは最初から決まっている。褒美をよこせ」(み

「私はどなたかハグしてくれればそれでいいです。ウフ」(る

「あたしはべつにいーよ」(え

「ミノは何か欲しいものあるの? してほしいこととか」(め

 「…特にない」(み

「じゃあ、何か思いついたらいってよ」(き

「そうね」(れ

「ほんと、ミノにもいつも世話になってるから、新しい服つくろーかー?」(え

「それもいいな」(み

「じゃあ、残り7人でにらめっこね」(れ

「あ、あたしは皿洗い行きますー」(ら

「りむもー! あの滝きもちいーしー」(り

「だったらあたしもー」(は

「…6人も行くんだったら…それ以上いらないんじゃない? てゆーか、みんなでいってもいーんじゃない?」(き

「結局そうなるわね。マチ、メイ、どうする?」(れ

「ふたりきりというのもいいですね。なんかご褒美みたいです」(る

「…あたし、そこ行ったことないかも…」(ま

「あ、そか。マチが見つかったのは次のエリアだもんねー」(え


  いっそのことあっちで食事の支度から片付けしちゃってもいいんだけどねー(え

    かぶりつきの出現が読めないのがネックよね(れ

   そーいえば、ここはなんか最初だけで、あとは静かですよね(ら

      あそこの池が出現のスイッチっぽい感じだったからね。その後水たまらないし…(え

    翌日の晩とかちょこちょこ出てたな(み

      撃退したらそれで無罪放免…みたいな感じで助かるわね(め          

   実際、こっちがつぶれるまで湧き続ける…なんてのだったら、とっくにやられてるよー。そもそも、あたしとナシくんがうろうろはじめた時点で(え         

    なんか飼われてるみたいな気もするわよね(れ

             

「そろそろ食べ頃じゃないかなー」(り

「おいしそうに煮えていますよー」(ら

 


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

▼もぐもぐ:食事中念話会話           

  それにしても、ナシくんってふだんはほんとにあんまり出てこないのね(ま   

    気配も消してる(み

 だいたい、女子の群れに男子がいたら、ふつーいたたまれないよー(き

   面白いです。男子の群れの中に、女子が1人いたら不思議とそれはそれで安定するのですが(る

     それは平和な社会に限るわ。ケダモノ全員の餌食ってのも普通よ(ま

  最初の頃はちょくちょく顔出してて、ナシが出てきたらすぐわかるように羽か尻尾でも出るように改造しちゃおうかと思ってたこともあるのよ(れ

   なにー? レンダ、そんなこと考えてたのー?(え

    おもしろい(み

  最初だけよ。そのうち、気配でわかるようになったし(れ

      だんだん、引きこもりがフツーになった(み

   たまにはエリラとのかけあい芸が見たいよねー(は

     今日なんかまだ衣装ぼろぼろでしょ。呼べば解説に出てくるわよ(め

   呼び出すなら…(る

  今だったら誰をネタにするのが一番キクかしら?(れ

    前回はマチだったよねー。いっそのこと、す~~ あーー! みんな、もー脱いじゃうのー?(き

       ………釣れませんね(ら

  やだ、キラったら…そんなに抱きしめちゃ苦しいわ(ま

                  ぴく

     あ、反応したわ(め

       マチも演技うまいねー。あたしが一瞬そっち見ちゃったよ(え

「もう一声ですね。こうやるんです あ、はあああ~~~~ン!」(る

「こお? あ~~~~~~~~~ん♡♡」(は

                            

    起きたね(き

      起きたわね(れ  

   完全に気配が表に来てるわ^^(め

     い、いまのハチさん、すっごく新鮮でしたー あたし、ドキドキしてますー(ら

       わたしも…表情もすごく色っぽくてびっくり///(ま

 ほんと、はじめて聞いたわね(れ

   ハチ、やばいよー。みんながあんた見る目つきが変わったよー(き

  そーゆーキラも目つきとくちびるがすごく…んん。なんでもないわ(め

    なにかなー? メイ、今日はあたしもヤバイ気分だから、言葉に気をつけな~(き

       確かに。みな空気が違う(み


「ねーマチー、この木の根っこってなにー? おいしーけど、なんかカラダが熱くなってきた~」(り   

 「あ、これのせいなの? あたしもさっきからなんかほってって来ちゃって」(め

「いわゆる、疲労回復とか、万能薬にも使うんだけど…」(ま

     火に油注いだな(み

  みたいね。これ、けっこーヤバイよ。あと引くし (き

    キラがこんなに猛々しく妖しい気配だだもれにするのは初めてですね。私、釣れちゃっています(る

      じゃあマチいらないわね?(れ

 だめです。でも、いやしくも癒しを与えるのが私の使命。マチの心が全てです。ウフ(る

   なんかみんなマチばっかり~。じゃあ、メイはキャンセルしてあたし、マチにしようかなー(は

     は、ハチらしくない言葉ね(れ

   ほんと。でもあたし、レンダのカラダも忘れられないのよね…(め

        そうなると、自動的に今宵は、わたしとキラの実況でしょうか(る

 あー構わないよー。あたしがホンキになったら、ルルア、明日起きれないかもよー(き    

     やっぱりキラもいつもと違うわね(れ

          あのスライム、マジやばくない?(え

    気体吸ったら殺人衝動とかになるやつとかじゃなくてよかったですねー(ら



「マチのお相手をする時は、最大バストサイズで挑発するつもりでしたが、ハチのおっぱいは、最初からマチは興味があったみたいです。違いますか?」(る

「よく見てるわね。にこ 実は、お風呂の時から気になってたの」(ま

「そーなんだー じゃあ、あたしのおっぱいでつぶしちゃおーっと♡」(は

    ハチじゃないわね(れ

      ハチじゃない(み

「つぶされちゃうのはどっちかしら? なんならみんなの見ている前で…」(ま

   と、マチがにこやかに上着をおろして、おっぱいがむき出しになった

「いいよー やるーー? 負けないんだからー」(は

   こんどはハチが上半身肌脱ぎになる。

「ふたりとも、あっちにいってやりなさい! …すごく見たいけどぶつぶつ」(れ

 「そーだね。下品だよふたりとも!」(き

「ごめんなさい つい」(ま

「ご、ごめんねー …じゃあ、いこ♡」(は                  

「あたしが連れてってあげるわ」(ま

   さっと羽を伸ばすと、正面からハチに抱きついてそのまま飛んでいくマチ

「じゃねーみんなー! おやすみー  うわー マチのおっぱい柔らかーい」(は

  ハチってばー 熱いわ やだ ほんとにおっきい…(ま

    念話カットしなさい!(め

       マチーすてきー きもちいー♡(は

      ハチ あ だめ そんなに強く///(ま

          まだ聞こえてるってばー!(え



「なんて恐ろしいスライムなんでしょー」(ら

「ナシくんがずーっとなりをひそめているなんてねー」(き

「見てたんでしょ?」(れ

      えりらさーん(な

「ふたりともキレイだったねー あたしとどっちがいーかなー?」(え

      あら、エリラも変ね(れ

        遅効性ってことかしらね(め


「ほらー、ルルアいらっしゃい! 寝るわよー!」(き

「おともします」(る

   お伽しますでしょ?(き

    おとぎします うふ(る

              

「メイ、抱っこしてくれる?」(れ

「あら、珍しい 大丈夫。レンダくらいなら抱けるわよ」(め


「らうら、リム、寝るか?」(み

「そーですねー。平和にねましょー」(ら

「エリラも一緒にいくー?」(り

「そーだねー。そこが今日は一番平和だねー」(え

「でも、今日はルルアさんもメイさんもハチさんも取り込み中ですよね。ミノさん、夜中に行方不明に…」(ら

「大丈夫 シールド張ったわ 念のため2重よ」(り    

 「すまない」(み

「ハチのことだから、たぶん起きるよ。もう正気に戻ってるかも」(り


「マチが消化不良…いえ、欲求不満で終了するかもしれません。後ほど様子を見に…」(る

「行かせると思う?」(き

「しょうがないわね。じゃあ、レンダを早々に寝かしつけて、あたしが気をつけておくわ」(め 

「寝かしつけられるのはどっちかしら?」(れ

   

  あたしゃだんだん心配になってきたよー 眠れるかなー(え

    ミノ、フィギュアのエリラ、レンダのパンツ、ラウラの尻尾、本命は?(な

「嫌がらせに、キラのパンツでも狙うか」(み

   無理だよー ミニマムなんてつるつるオーラではじいちゃうもんねー(き

 「だそうだ」(み


    え~~と~~、メイさーん、あたしを繭でおくるみしてもらえますかー?(ら

        今忙しいの。ごめんねー。こら、レンダがっつかないでよ(め

         どの口がそういうのよ。その手、こら!(れ

 「だめだな あきらめろ」(み                                        

「じゃーいーや、グラビティマイナス!  あたし、今日はお空で寝まーす」(ら

「そのくらいなら、ジャンプして届くぞ」(み

「みのー、パクちゃんのキバって高く売れるの知ってる?」(り

 「ケガさせたくない」(み

「抜け替わった歯をねー、実は隠してあるんだー。おやすみー」(り


      すごいな。りむは(な

            かーーー(え

    あれえ? エリラさん、さっき眠れるかなーっていってましたよね(ら

               

  ルルア、チャンスは意外と速く巡ってきそうね アン(れ

 今ルルアはそれどころじゃないよー 目をむいてあえでるまっさいちゅー(き

     …キラ…あ… そのキバはずるい…です(る

         キラは意外とスライムに弱かった(笑)(な                       

    ナシくん、なにかいったー? じゃー、このあとそっちにいくからねー(き


  みなさーん、よい夢をー おやすみなさーい(ら  

     ……ナシは寝たふりだな(み


________________________

次回、22日目 6番目...山腹の洞窟へ -前編-

それだけー?(り

今回はいーんじゃないですかー?(ら

いよいよ最後の洞窟だ(み

ホントは今日がクリスマスでしょ?(ま

いーのよ(れ

  メリクリー!(は

          

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