表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

110/156

第33話-4;第五の洞窟 -後編ー

▼登場人物

ナシ(な :異界もん

竜への生け贄としてこっちの世界から召還され、はかない命を閉じたあと竜の腹の中で再生した。成り行き上エリラの体に入っている。竜の肉を掘る力と、仲間の能力を増幅する「増幅」の異能を持つ、ちょっとHな絵師もどき。


エリラ(え :魔導師 

17才らしい。蒼い瞳。ナシとともに1つの体を作る。あでやかなピンクのゴージャスヘアはナシのデザイン。4大の魔法ほか、けっこー色々つかえる。前向きでキュートな元気娘。異能は創造。


ハチ(は :妖精族

竜の中で再生していた生存者1号。明るく優しくほがらかで、スタイルもいい。ゴージャスな黄色い髪の毛。わりと天然。素直でまっすぐ。格闘技にたけ、異能は力持ち。


ミノ(み :鬼娘 

第2の生存者。かわいいメガネっこで、スタイルもいいプチグラマー。おっぱいが自慢。寡黙気味。かなりの切れ者。自称空き巣。特技は指弾、異能はミニマム。縮小と巨大化の魔法を操る。


レンダ(れ :獣人 

第3の生存者。蒼いロングヘアーのイケイケおねーさん。美人で、自称学者。どっかポンコツ。鼻がきく。大人の落ち着きとお色気が自慢。身体能力は高く、通常は2刀流。不死だってー。


ルルア(る :ゴーレム

4人目。落ち着いた口調、常に冷静。Hをもって全てを癒す…というコンセプトの元に作られた使命に忠実な癒しのセクサロイド。転移や治癒などの能力を持つが、その動力源はぎりぎり15禁という歩く18禁美少女。


メイ(め :驚くほど普通の子女…だったんんだけどねえ。

5番目に発掘された。赤銅色の肌に黒髪、均整のとれたプロポーション。常識人で堅いくらいのまじめなひと...だった。索敵能力を持つ。異能は物理・魔法攻撃無効がウリの万能繭。


リム(り :ぬえ

歩く「ぬえの擬人化キャラ」明るく陽気、元気で素直。物事やヒトの本質を見抜く力に長けている。雷を落としたり凍結魔法つかったりするうえに雲に乗って空を飛ぶ。


キラ(き 魔人

魔族とは違うが強大な魔力を誇る。スタイル抜群でセンスもいい超スタイリッシュなかっこいい系おねーさん。勝ち気で物知り、思ったことは何でも言うし思ったように動く自由人。空も飛ぶよー


ラウラ(ら 竜人

8番目に発掘された。明るくて元気でわりと口も減らない。

グラビティ系の魔法が使える。空も飛ぶ。いたずら好きのやんちゃ娘。


マチ(ま 天翼人 9番目の生存者。

美人でやさしそうだけど、性格的にけっこうあくが強い。

空を飛びます。凶悪最強のオーラの持ち主。どっか好戦的というか、ケンカ好きだねー



▼かぶりつき:敵の怪物

竜の体内で、エリラ達を襲ってくるモンスター。ホメオスタシスの一環か、白血球みたいなもんっぽいが、意外と散発。犠牲者の発掘後にはほぼ必ず現れる。


第五の洞窟である。

見ると正面のクレーターの中で、でかいスライムの姿が盛り上がり、それが人の形をとってゆく。…なんか見覚えのあるシルエットだ。

「あのカラダつき、レンダだよね」(え

「あそこにいるのはハチよ」(れ

「ミノもいるー」(は


あちこちのクレーターから、巨大なスライムが盛り上がっては、女体のシルエットになっていく。


「一応服のシルエットもあるけど、何でみんなハダカなの?」(め

「おっきーい!」(ら

「いえ、私の胸はあのくらいです。今は」(る

「じゃなくてー、サイズですー」(ら

「だから、バランス的には…いえ、メイはあんなに大きくありません。もっと貧相です」(る

「失礼ね! このごろなんかまた大きく… って、そうじゃないでしょ。あれ何よ!」(め

 「3mくらいあるねー」(き

   「粗悪品。私のツノはもっとかわいい」(み

 「あの尻尾、太すぎて下品ですー」(ら

「パクちゃんが可愛くない! 目つきが悪すぎー!」(り

  「私のおっぱいもあんなにだらしなく垂れていません!にここここ」(ま      

「あれじゃチラリズムにならないじゃない! まるでミノ...ちょっと殴ってくる」(れ

「あたしもパンツあんなにちっちゃくない! あれじゃ…がみえちゃう!」(は

「あのバストラインはニセモノだな。それにウエストのくびれ具合、ちょっと許せないねー」(き

  「あ、あたしすごくグラマーです! 嫌がらせですか?」(ら

      尻尾の方が先に気になってたわよね。太すぎるって(ま                

  まるでシロウトがへたくそに描いたみたいな体つきばっかりじゃない(れ

    肉体描写に愛がない(み


「えっと、あんなのほっといて撤退しない?」(え

  「えりらは腹が立たないのですか? あの乳首の描写」(る

「ん? あ~~~~~~! な、な、なによあれー! あんなでっかいの、レンダじゃあるまいし」(え

    失礼ねー! あれはメイよ!(れ

      ちょっとレンダ、何口走っているの? 無礼だわ!(め

  くちばしといえば、あのマチっぽいの、くちもとがくちばしっぽくない?(き

     あれー? あれ、あひるぐちってゆーんじゃないですかー?(ら

         あひるそのものだ(み

   そお..ね.. にこここここおおおおおごごごごごごお(ま

     大きな声じゃ言えないけど、ルルアなんてアレ…(れ

       うひゃあーー、あれ! あれはやばいねー(き

      でも変態ぶりは見事にコピーしているわ(め

「あんまりです。あれはありません! あれでは色情をとおりこした変態です! 抗議します!」(る

    うわー、こんなに怒ってるルルアはじめてみるよー(は

   

「えっと、ここはひとつみんなオトナになってだねー、撤退を…」(え

「いやよ」(れ

「ありえないわ」(め

「ぶっころす」(み

「冗談」(き

「ゆるせません」(る

「ほっとけないな!」(は

「やっつけましょう!」(ら

「がまんできないわ にこ」(ま

「やっつけるー!」(り                  

   ...だよね~~~(え           

       恐ろしい敵だ。見事にみんな釣られてしもた(笑)(な

  おかしくない!(全員


「で、でもこのところずっと、かぶりつき、なんかやってくるから、ちょっとまず様子を…」(え

     シュッ  ビュン  ぼ

  赤いオーラをまとったマチがメイのシールドを突き破ってとんでった。くだんのあひる口コピーに大穴があいている。

   あちゃー、メイの繭も突き抜けちゃうんだー(え

「いくわよ」(れ

   久々に刀6本装備のレンダをはじめ、武闘派がいっきに飛び出していく。


「ちょっとちょっとー、ルルアとメイまで走っていってどーすんのよー!」(え

   電磁ロープで縛り上げます(る

     繭でくるんで圧縮するわ! 圧殺よ(め


  ルルアがアレやるとエネルギーが枯渇してあとがやっかいになるぞ(な

     そんときはキラかレンダがなんとかするわよ(め

    スライムに電磁エネルギー効くのかな…(え

  

…うーん…ここの場面だが、本来なら...(な  

 》ねー、あたしら溶解、毒、麻痺、混乱、まっくら、呪文封印…というよーな効果に耐性あったっけ?(き

 》相手が魔法・物理耐性・攻撃吸収、無限増殖などがあったらそれも厄介です(る

 》能力もコピーされていたら(れ

 》あのクオリティなら心配ないんじゃない?(ま

 》でも、能力のほうに力注いだ分、デッサンがいー加減だったとしたら?(め    

   

 というよーな会話がなされるだろうと思っていたんだが…

          

「今さらしょーがない! ナシくん、みんなに援護。とりあえず全属性バリヤー! あーもう、メイがいれば一気にできたのに1人づつだよー! レンダが最後ね!」(え

  なんでよ(れ

    不死身だからに決まってるでしょ(き

  ラウラはグラビティマイナスを全属性バリヤーに乗せて! リムはドーンを体にまとうかんじー!(え

      やってみまーす(ら

           わかったー(り     

  基本的な状態異常耐性は死のオーラのときにかけてたけど、あのへんの(魔法)って、万一解除されるとつらいよねー(え 

  と、対策を案じている合間にも、あちこちで巨大女体の上半身が吹き飛んだり、真っ二つになったりしている。が、切れたヤツは元通り、穴もふさがっていく。まあ、さすがスライムの面目躍如という感じだが。    


・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「やっぱり斬撃系と魔法系はダメっぽいねー。リムー、ドーンはどお?」(き     

「けっこーじょーはつするよー 何かいいにおい♡」(り

      

  キラの集束、マチの吸収はイイ感じっぽいな ラウラ、グラビティ系は?(な

     効くんだか効かないんだかーって感じですー(ら

   じゃあ、一か所に集まるよーに押せるかー?(な

     推しですかー? ハチさん推しですー それからリムちゃん、おっぱいはレンダさん、おしりは…ああ~まよっちゃいますー おへそならやっぱりルルアさんだしー(ら

  じゃなくてー! 一か所に集まるようにグラビティ使ってってんのよー!(え

      あー、そーなんですかー わかりましたー(ら

       メイにまとめてくるんで貰うのね(れ

  よく見てるな。あの繭をケージがわりというか虫かご代わりにするのは盲点だった(な

    ゴミ箱だ(み

 わざわざ集めなくてもあと数体だもの。すぐよ(め

     だてに獲物をくわえ込んでいなかったのですね。メイ ウフ(る

  糸で縛ってぐるぐる巻きにして身動きとれないようにしておいてから《いただく》なんて…メイは悪女ね(ま

    捕獲メイじん(み 

      ただのメイわくじゃん(き

   メイじつともに~!(ら

        すっかり人気者ね(れ

 …ルルアへのイケニエはマチでいいわね? あとでつかまえて届けてあげるから好きにして(め

    まあ なんということでしょう ありがとうございます(る

      マチはメイの繭も食っちゃうよー。あのオーラ(き

   きっかけは何でもいいのです。ウフ(る

     マチー、ルルア消しちゃったらダメだからねー!(り

       どうかしら? にこ(ま                  

    あら、マチはルルアが怖いのね くす(れ

        こわいわ とっても にこ(ま

           意外です! ちょーはつにのらないですよー(ら

       いや、あれはもう釣れてるって(き         


「あー、あたしのニセモノまだ残ってるじゃん! ナシくん! 最大炎熱地獄~~!」(え

  ありゃ何度くらいあるんだろうな。一瞬で蒸発した。確かにリムのいう通り、いい香りがする。

  ほどなく粗悪コピー品の姿はなくなり、丸や長細い繭がいくつかころがった。



「このスライムの繭包み、どーしよー。一応消す?」(え

「ほっとけばー」(き

「マチ、どうしたい?」(れ

「消しちゃう? これ、ほおっておくとどうなるの?」(ま

「メイの気分しだいだよね」(え

「とりあえず消しちゃったほーがいーんじゃないですかー? あとで洞窟伝わってあっちにお出かけしてこられても迷惑ですしー」(ら

「一理あるね。じゃ、消しちゃお。マチ、エリラ、手伝ってくれる?」(き

「ええ。にこ」(ま

「あいよー。…いつでも殺気放つわけでもないんだよね あの《にこ》」(え

「ふつーは、のんびりしててとってもかわいーよー」(は

  しかし、あの殺気はいいぞ(み 

    ほんと。この、きゅっとからだが引き締まる感じがなんとも…(れ

   不思議だよねー♡(は

 あたしは、どちらかとゆーとこのやろーっていう気になって、やっちゃおーかって気分になるけどねー(き

「それはいーけど、キラの集束って、スライム圧縮してるだけだよね。消せないよねー」(え

「あ、そーだね。じゃー、これもマチに食って貰ったほうがいーか。まちー」(き

「いーわよ ...n..」(み

    まよったね。めずらしく(き 

  迷いましたね。にこっとやったら出しそうになったんじゃないですか?(ら

    でも、あれはこわいからじゃないねー。楽しそうだよー(り

       マチが…出しそう… 一体何を…(る

    ルルア、何を出して欲しいのかしら? にこ(ま

      でたわね「にこ」(れ

        でたでた♪(き

         だしちゃったわね(め

   できればナマのおっぱいを…(る

     そお。えっちね。にここ(ま                 

          ...と、ナシが思いました(る

      ……図星のようだね(え

         滅相もない。どうせならパンツと両方…(な


      すぱん  ぽか ごん ばき げし


ん? …なんかいつもよりたくさん殴打の音が聞こえましたね(ら


   

・・・・・・・・・・・・・・・

次回 スライムの呪い -前編-

なにこれ、引っ張るの?(れ

それは見てのお楽しみだよー(り




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ