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第32話-5 脱出〜

▼登場人物

ナシ(な :異界もん

竜への生け贄としてこっちの世界から召還され、はかない命を閉じたあと竜の腹の中で再生した。成り行き上エリラの体に入っている。竜の肉を掘る力と、仲間の能力を増幅する「増幅」の異能を持つ、ちょっとHな絵師もどき。


エリラ(え :魔導師 

17才らしい。蒼い瞳。ナシとともに1つの体を作る。あでやかなピンクのゴージャスヘアはナシのデザイン。4大の魔法ほか、けっこー色々つかえる。前向きでキュートな元気娘。異能は創造。


ハチ(は :妖精族

竜の中で再生していた生存者1号。明るく優しくほがらかで、スタイルもいい。ゴージャスな黄色い髪の毛。わりと天然。素直でまっすぐ。格闘技にたけ、異能は力持ち。


ミノ(み :鬼娘 

第2の生存者。かわいいメガネっこで、スタイルもいいプチグラマー。おっぱいが自慢。寡黙気味。かなりの切れ者。自称空き巣。特技は指弾、異能はミニマム。縮小と巨大化の魔法を操る。


レンダ(れ :獣人 

第3の生存者。蒼いロングヘアーのイケイケおねーさん。美人で、自称学者。どっかポンコツ。鼻がきく。大人の落ち着きとお色気が自慢。身体能力は高く、通常は2刀流。不死だってー。


ルルア(る :ゴーレム

4人目。落ち着いた口調、常に冷静。Hをもって全てを癒す…というコンセプトの元に作られた使命に忠実な癒しのセクサロイド。転移や治癒などの能力を持つが、その動力源はぎりぎり15禁という歩く18禁美少女。


メイ(め :驚くほど普通の子女…だったんんだけどねえ。

5番目に発掘された。赤銅色の肌に黒髪、均整のとれたプロポーション。常識人で堅いくらいのまじめなひと...だった。索敵能力を持つ。異能は物理・魔法攻撃無効がウリの万能繭。


リム(り :ぬえ

歩く「ぬえの擬人化キャラ」明るく陽気、元気で素直。物事やヒトの本質を見抜く力に長けている。雷を落としたり凍結魔法つかったりするうえに雲に乗って空を飛ぶ。


キラ(き 魔人

魔族とは違うが強大な魔力を誇る。スタイル抜群でセンスもいい超スタイリッシュなかっこいい系おねーさん。勝ち気で物知り、思ったことは何でも言うし思ったように動く自由人。空も飛ぶよー


ラウラ(ら 竜人

8番目に発掘された。明るくて元気でわりと口も減らない。

グラビティ系の魔法が使える。空も飛ぶ。いたずら好きのやんちゃ娘。


マチ(ま 天翼人 9番目の生存者。

美人でやさしそうだけど、性格的にけっこうあくが強い。

空を飛びます。


▼かぶりつき:敵の怪物

竜の体内で、エリラ達を襲ってくるモンスター。ホメオスタシスの一環か、白血球みたいなもんっぽいが、意外と散発。犠牲者の発掘後にはほぼ必ず現れる。索敵担当のメイが「敵よ」の代わりに「かぶりつき」と連呼したとからこう呼ぶようになった。


▼巨大二枚貝の中。全員とらわれちゃってたりする。

が、薄暗い空間の中で、さっきのメイをおぶったマチの狂乱飛行の話たけなわである。


「ま、実際のところメイの粘り勝ちね」(き

「メイの手と指の動き、すごかったわよ。マチもよく耐えたと思うわ」(れ

「あたしだったらつかまれただけでびっくりして落ちます~」(ら

「単純に、メイをなめてかかったのがそもそものマチのミスですね ウフ」(る

「でも、戦犯はそもそも、ナシくんがメイをうまくはめたってのに尽きるわね」(れ

「でもま、面白いもんが見れたし(にしし)」(き

 「ルルアはいいのか」(み

「応用範囲の多いワザです それに、マチも乳自慢。遅かれ早かれ…」(る

「あたしは二度とゴメンよ。生きた心地しなかったんだし」(め

「今度は陸の上で勝負しましょ メイ にこ」(ま

  勝つまでやるタイプね(れ

   カモです(る

  ルルア、何か?にこ(ま

    いいえ。にこ(る 

「あ、あたし見に行っていいー?」(き

「あたしも見たいですー」(ら

「逃げるが勝ちよ♡ ルルアでも相手にして」(め

「でも、というのは失礼です。メイでも相手になると思います」(る

「あの、ふたりともそれはどういう意味かしら? にここ」(ま       

「こーゆーのはメイが有利よね。あたしとやりたかったら誰それに勝ってからとか」(れ

「じゃあ、レンダを泣かせたら!」(め

「そーゆーのはあたしに勝ってからになさい」(れ   

「こーゆーのの勝負ってどーやって勝ち負け決めるのー?」(は

「ハチも体験してみますか?」(る

 「あたしはちょっとー」(は

    同じ肉弾戦でもまるで違う。やめとけ(み


「トリは早いけど、長いわよ あたしは特に。以前、ルルアと同じタイプのアルルマララうひつじとらうまさるみがお相手してくれたけど、半日も持たなかったわよ、アレ」(ま

  「トリって認めちゃいましたね」(ら

「ルルアの品番はなんだったかしら」(れ    

「王国近衛騎士ゴーレム アルルミルルとりうしみたつたつね」(き 

「よく覚えてますねー」(ら

「アルルマララうひつじとら…随分旧式ですね。それでもたいしたものです。なかなか絶倫ですね」(る

「そういえば、ゴーレムって、マッサージ機能もあったわよね」(れ

「はい。先日キラがオイルを見つけてきてくれたので、より、いろいろできます」(る

「そか、ルルアって、Hするだけじゃなかったのね」(れ

「すっかり忘れてたわね」(め

「せっかくいるんだ。こきつかってやろう」(み

「るるあー、今度マッサージしてー!」(り

「いいですよ でも、ぬえの体の構造は未知です。ご満足頂けるかどうか…」(る

「だいじょーぶだよー よろしくねー」(り


「あのさー、あたし達巨大な貝の中に閉じ込められちゃってるんだけどー」(え

「転移魔法が使えません。初めてですね。うふ」(る

「ウフじゃないでしょ」(れ  

                

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 洞窟の入り口ごとかじりとられたという感じか。貝が口を閉じる力はすごいというが、なかなかのものだ。

 一応、天井(?)や貝柱部分をねらっていろいろやってみたが、レンダ、ハチの斬撃・打撃系、リムの電撃、氷づけ、エリラの魔法系…ことごとくが通用しない。キラの集束やラウラのグラビティなんかも物理系か? 特殊系だと思ってたんだが。


「オーラの相性が悪いねー。あたしのつるつるオーラに似てるかも」(き

「魔法耐性と物理耐性、それに、いわゆる結界か 重力系もそれではじかれるのね」(れ

「上から降ってきてるの、一応溶解液みたいだけど、みんな無事だよねー。となると、問題は食糧かー」(え

「この中味食うか」(み

「いやー、おいしくなさそーだよー」(え

「かぶりつきにかぶりつかれちゃいましたねー」(ら

         

「そーいえば、マチは、なんかないの?」(れ

「あるにはあるんだけど… 役にたつかしら?」(ま

  すっと羽を広げてみる。

「赤いオーラ?」(え

「飛んでる時は、物理防御の青いオーラよね?」(れ

「普通の天翼人が持っているのは白。与えるオーラ。元気とか、安らぎとか。あたしのコレは…内緒よ。ミノ、ちょっと石撃ってくれる?」(ま

「えー、あぶないよー!」(え

「いいのか?」(み

「ええ」(ま


  通常モードの指弾が、赤いオーラを帯びて半身をおおう白い翼に命中する。

  貫通も爆発もせず、着弾と同時にチリのようになって消え去った。


「エリラ、炎でも..」(ま

「いいのー? じゃあちょっと 火走り!」(え


  比較的低温とは言えいわゆるファイヤボールが当たり、同じく瞬時に集束して消えた。


「防御…無効化には違いないけど…でも、反射でもないわね」(れ

    第三の目があいている

 「それって、まさか吸収…消去?」(え

「そお。本来与えるはずのオーラが、喰らい、奪うオーラに反転した姿よ」

    無表情、というより、さびしげに。そして、悲しげな心が伝わってくる。さすがに、誰もちゃかせない

  


「すごいじゃーん! はじめて見たよー! マチー、それだったらここの結界、破れるんじゃない?」(え

「え?」(ま

「ナシくんのっけて、そのオーラでぶつかれば、たぶん貝柱もひとたまりもないと思うよ」(き

 「見立ては同じね」(れ

「指弾がぶつかると赤い色がぱっと広がって、すごくきれいだねー」(は

「マチさん、出し惜しみしないでくださいよー! …あ、出す機会なんてなかったかー」(ら

「考えようによっては怖い力です。でも、統御できているのなら問題ありません」(る


「みんな… でも、これって 持ってたらイケナイちからよ?」(ま

「何いってるの。エリラの創造、ナシくんの増幅、それだけで世界滅ぼしちゃう2人よ」(れ

 「全員危険人物」(み

「英雄か、さもなくば危険因子として一生牢獄の最下層に隔離ね…無理だろうけど」(め

「マチも背負ってるみたいだねー。でも.....いつかはなしたげるよ。あたしも」(き

「さーご飯が待ってる! ミノーお願い」(え

 「ああ」(み 


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「わ、かわいい♪」(ま

「あれ? マチ、ミニマム見るの初めてだっけー ま、いーや。これ、そこんトコにポケット作るから入れて」(え

   吸収のオーラは、羽だけか? 俺たちも吸収しちゃうか?(な

「あ、それは大丈夫。もしそうなら、服、みんな吸収ちしゃってハダカにならなきゃならないもの」(ま            

  エリラはスタイルがいいので、ナマふところに入れても気持ちがいいですよ(る

「ナマふところって?」(ま    

「ここだ」(み

   と、フィギュアサイズのエリラを胸の谷間に入れてみせる

「ミノってば…うううう~ へにゃー 久しぶりだねー いい気持ちー..」(え

    ふにゃー(な

  主従そろって情けないわね(れ

  お風呂みたいで、一度入ると出たくなくなります(る


「ほら」(み

     とつまみ出すとマチに差し出す

「は! あ、つい ごめん、無理しなくっていーよー。コレするのはミノとルルアぐらいだから」(え  

「こんな感じ? あら、なんかかわいいし…暖かいわね」(ま

「うーん、マチのおっぱいも気持ちいーねー」(え

「やだ…///」(ま

「マチ、その状態で赤いオーラ出してくれる? ナシくん、同調お願い なしくん?」(き

     へーーーーーーい(な

 湯あたりしてるわね(れ

  肉あたりです(る



  すっと両手を前で交差し、少し前かがみになって防御のポーズをとると、翼の回りに、赤いオーラが輝くように燃え上がった。

「何? こんなすごいの…はじめて…!」(ま

「いくぞ」(み  


   ミノが指弾を連続で飛ばすが、着弾前にボッと分解されて吸収された。


「旋!」(み


   凶悪な縦回転のものでさえ、赤いオーラの前に逆に削れて消えていく。

             

「すごいわね。吸収されたエネルギーはどこへいくのかしら」(め

  乳(み

   お尻じゃないですか?(ら

     感度でしょう(る

  ないしょです///(ま

  

「でわー先生、よろしくお願いしますー!」(え 

「くす やあね」(ま


 ほとんどからだを屈めることもなくーそう、ほんのちょっと会釈のような姿勢をしたかなと思った瞬間、赤いカゲロウがゆらいだ。

  直後貝柱に大穴が空き、その向こうの貝の閉じ合わせた口に大穴があく。その向こうに、赤い光をまとったマチの姿が点のように見えているだろう。


  はい、今俺たちは貝の外です。見下ろすと、貝がぶるぶるっと震え、ぱっかーんと大きく口を開けるのが見えた。


「すごいねー マチ! 戻ろ!  みのー バスケットの準備」(え

    もうしてる(み



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「マチ、それを」(る

  戻るとルルアが手を出した

「え? ああ、これ?」(ま

   コレだ(な


「あら、意外と出しにくいわ」(ま

  手を貸しましょう♪(る

「はい 抜けたわ」(ま

  …マチもなかなかのもち肌のようですね(る

     あ、そうかも。でもみんなけっこーそーかも///(え


  間接ちちキッスですね(る

   ルルアが胸元にエリラを入れながら言う

「しまいながらでしょ」(え

「入れてるんです うふ」(る


   まだみんなタオル巻きやシーツ巻きだ。


「ルルア、わざわざ前をはだけなくても~」(え

「しっかり入れておく必要があるので」(る


「あれはやはり挑発ね」(れ

「なにげに意識してるというか、なんでもネタにするんだねー」(き

「イヤらしいわ 自然を装ってるけど、あれ、意図的に揺らしてる」(め

 「みんなお見通し」(み

「それでちゃんと誰か釣れちゃうからですよー」(ら

「誰かしらね」(れ

    なんでこっち見るのよ(め

「あら、はだけちゃったわ」(ま

   あっちもだよ(き

 ルルアもよくわかるよねー どこをつついたら食いついてくるか(え

   着こなしを見れば うふ(る

「あら、あたしも..」(れ

   こっちにもいたわ 乳自慢(き


「ほら帰るよ~ みんなしまってー!」(え

「みのー、しまえば~」(は

   勝負と聞いたらじっとしてられないのよねミノは(れ

     ハチはむりに参加しなくていーよー(り

   尻の勝負も見たいな~(な

      何か言ったかね?(え

「ルルア、やめなさい」(め

  後ろを整えているふりをしながら少し前かがみになってタオルのお尻をめくっているルルア

    解説しなくっていいから!(き



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

次回、「アジトに戻って入浴」。ですって(れ

なんかこのところ露出度が高い気がします(る

そーだよねー(は

でも、女のコだけですしー(ら

 ナシがいるぞ(み

見た目はエリラだから気にならないわよね(ま

黙ってればね(き

  寝かしちゃうもん(え

寝る前ならいいのね(ま

何考えてるのかしら(め

ナシー、しあわせー?(き

  い、今留守にしています(な

リム−、今のうちに思念体に氷結魔法しちゃおー(え

しんじゃうよー?(り

アジトに戻れなくなります。ナシ、行きますよ(る

  へーい♪

あたしんときより返事がかわいくないかい?(え

 

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