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第82話 意外な展開

魔族3頭と戦闘を繰り広げている私は、やっとの思いで最も厄介であった光属性魔族のルシフェルを討伐したところであった。光属性魔族によって上手く姿を薄れさせていた魔族達は今はハッキリと確認できるようになった。


「敵がよく見えるのはいいんだが、攻撃察知スキルが反応しなくなるのは辛いのよなぁ。。。自分の意思で避けなければ、もろに食らうことになる。」


私は目の前にいる2頭の魔族に総攻撃を受ける。攻撃は打撃もあれば、それぞれの魔法属性を駆使した巧みな攻撃をしてくることもある。現状、2頭の攻撃をあしらうだけで精一杯である。私から反撃の攻撃を繰り出すなど、無理難題だ。


「これこそ拉致があかねぇじゃねぇか。あっぶね!ギリギリ避けれるけど、これじゃ攻撃を繰り出す好きがねぇな。」


なかなか隙を見せない魔族は、攻撃に時間の間を作らないような攻撃方法である。果たしてこれは本当に魔族達が団結して行っていることなのだろうか。裏にいると考えるべきかと、私は考える。


「ソータよ。まだ苦戦してんのか??まだまだだな。」


声の主は誰もが分かるだろう。シュタイズである。シュタイズは魔族を切り裂いたであろう跡のついた大剣をいつの間にか持っている。自分の肩に大剣の背を乗せて、私の戦闘光景を見学していた。


「シュタイズさん!!!終わったなら見てないで助けて下さいよ!!」


「なんだ?手助けしたら身に付くものも付かんぞ??」


シュタイズは私をからかっているのか、助けようとせずただ眺めている。この間も私は必死に2頭からの攻撃をあしらっている。そろそろ限界が近いというのに、助けてくれないシュタイズに少しずつ怒りが込み上げてきたその時であった。


━━━━━━━━━━テレッテレー!━━━━━━━━


私の脳内に響き渡ったのはスキル解放の音であった。私が自分で作るスキルとは別に新たに自然に解放したスキルがあるようだ。私は期待値MAXでスキルの内容をみる。


『Xスキル:テイマー(モンスター)』


「なんで今全く無関係なスキルが開放されるんだよ!!!」


「なんだ?新しいスキルでも手に入れたのか?」


シュタイズは興味津々で私に声をかけてくる。そもそもシュタイズの強さは異常なのだ。魔族は合計で8頭いたはずだが、私はそのうちの3頭しか受け持っていない。となると、残りの5頭はシュタイズの手によって裁かれた事になるが、そんなにも簡単に倒せる程の実力が私にも欲しいところである。


「これくらいの中級魔族程度、すぐに倒せないと魔人なんて無理だぞ。新しく手に入ったそのスキルとやらを使って倒せばいいじゃないか。」


なんとも簡単に言う。私はシュタイズ程の実力を持っていない。それを同等以上に行えというのだ。飛んだ最悪教官である。だが、たしかに興味深い方法である。


「もぉ!!簡単に言わないでくださいよ!!!いや……待てよ。。。?それ名案ですね!!!」


私は一人芝居を繰り広げた後、隙間のない攻撃と攻撃をあしらっつ山奥えと走り出す。前を見ている分には攻撃は視界に入らない。つまり、攻撃察知スキルが教えてくれるというものだ。となればもう少し楽に避けることが出来る。


「モンスター……。モンスター……。いた!」


私は新たに手に入れたテイマースキルを実践に組み込もうとモンスターを探した。少し走ったところにいたモンスターは見た目イノシシと言ったところであろうか。いや、はたまた、トカゲと言った所であろうか。そんなよく分からない生物である。


テイマーと言えば、その名の通り"調教師"である。私も良く聞く文言だ。アニメ・漫画・ゲームにおいて、テイマーはそれなりに使える職業であった。私の認識では、テイマーは1つの職業なのだ。その職業をスキルとして、新たに取り入れることができる私のスキルは、一体どんな特殊作用を働かせているのだろうか。


「詳しい事はどうでも言いけど、今はやるしかないんだよ!そこにいるイノシシとトカゲを足したような謎の生物さんよ!!大人しくしとけよ!」


私はその謎の生物に手の平を向けて一言唱える。


「テイムーーーーーー!!!!」


その言葉には、この現状を打開してくれという願いや、テイマーという新たなスキルへの期待値。そして、男心の高鳴りが含まれていた。



『新たなモンスター〔ボア・リザード〕をテイムしました。』



「ほんっっっとにそのまんまだな!!!!ネーミングもっと考えろよ!」


私は思わず突っ込んでしまったが、逆にわかりやすいというものだ。猪を表すボア。そしてトカゲを表すリザード。本当にそのままである。


「俺はいよいよ、方向性が分からなくなってきよ。。。」


スキルといい、魔法といい、そしてテイム。もしかしてだが、この世界は想像しうる全てのものが存在しているのかもしれない。それは全てスキルとして、この世に存在しているのかもしれない。私は自分自身の進化の方向性が分からなくなってしまいそうであった。


「何はともあれ、せっかくテイムできたんだ。早速仕事してもらうぞ!!いけ!ボア・リザード!!」


私の命令に従順に従うボア・リザードは、私が攻撃をあしらう事しか出来ていない現状にあるこの状況を、大きく進展させてくれた。2頭いた魔族のうちの1頭に攻撃を与え、その魔族の足止めをしてくれたのだ。私はこのチャンスを逃すまいと、瞬時に攻撃に移る。


「待たせたな!今楽にしてやる。土属性の弱点は水のはずだ。標的!!ウォーターアローーーー!!!!」

【本日獲得スキル】


★Xスキル:テイマー(モンスター)・・・モンスター生物に限り、テイムすることが出来る。テイムしたモンスターは、自在に命令する事が出来る。



【今回テイムした生物】

★ボア・リザード・・・胴体と顔はイノシシの姿をしているが、尻尾・足はまるでトカゲのような姿をしている。どちらかと言うとイノシシよりである。


属性:無し

攻撃手段:突進or噛みつく

ランク:下級


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