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第53話 新たな発見

私は、マナとカイズの手によって集められた、イズラート国に今残っている全ての技術者の前で、今後のイズラート国についての話をしていた。


「集まってもらってありがとう。先ずは自己紹介としよう。イズラート国の新しい領主になったソータという者だ。よろしく頼む。」


私はあえて、少々上からの目線で自己紹介をした。これには意味がある。私の経験上、技術者にはプライドが高い者が多い。つまり、自分自身の上に立つものがペコペコと弱々しい奴では、舐められてしまう。それはごめんだ。


「君たち技術者達は、今のイズラート国にとってとても重要な存在だ。イズラート国の復興に力を貸して頂きたい。仕事場・給料・食料はしっかりと担保すると誓おう。」


私は技術者を重宝するべく、技術者達にとってプラスとなるような状態を作ろうとする。技術者達にも家族が居るだろうし、敗戦後は生活が厳しくなった事は容易に想像がつく。


「私たちに何をしろと言うのですか?」


集まった技術者の内の一人がそう問いてきた。技術者と言っても、よく異世界で目にするような人物ではない。中にはそれらしい筋肉の者もいるが、今回質問してきた者は至って若者である。


「生産してくれ。イズラート国の技術力を元に戻す。材料は私がなんとかしよう。君たちの要望については真摯に受け止め改善や調達を行うつもりだ。存分に仕事に励んで貰いたい。」


そう言うと、10名程の技術者達は各々悩んだような素振りを見せ、後に技術者同士で顔を合わせて何か無言の会話をしている。


「本当に。私たちに仕事をさせてくれるのですか?」


私はこの質問に対して少々驚いた。この質問は1件普通に仕事をさせてくれることに対しての喜びを含めた物だ。だが、逆に言えばこれは、仕事をさせてもらえていなかった

というふうにも取れる。技術者が田畑を耕している場面を見かけたが、やはりアイザスは仕事をさせていなかったのかもしれない。


「あぁ。存分に仕事に励んでくれ。現在工場を作成している。申し訳ないが、場所は共同だ。資源についてもそこに大量に用意しておく。これから頼むぞ。」


私は技術者を呼びに行った際にもう一つ別の指示を出していた。それは、技術者達が仕事をする職場の作成だ。生憎、戦争で工場は焼け落ちている。今まで田畑の仕事をさせていた盗賊達を今度は工場の作成に当らせている。


「ありがとうございます。ありがとうございます。」


技術者達はそれ程嬉しかったのだろうか、中には涙を流す者もいた。自分の本業である開発・製作はを奪われては、プライドも腕も落ちてしまうものだ。それはこちらとしても困る。


「にしても人手が足りないな。人員募集をかけるか?」


私はそう人手不足に策を編み出そうと、顎に手を当てた時にちょうどカイズがやってきて、私に報告をする。


「王都からの捕虜とその他支援の為の人手が合わせて約200名程が到着致しました。」


「本当か!!いやぁ!!丁度いいところに!」


私は一目散に国の出入門へ向かった。だが総勢200名なんて聞いていない。捕虜の者達は合わせて50名程だろう。そう考えると、150名もの支援者がやってきたという訳だが、私は何一つ聞かされていなかった。


あの野郎(バゼル国王)。。。最高だなほんとに。。。」


そう呟きながら、私も一緒になって200名もの出入手続きを行った。この者達は王都からの支援者としてやってきている。王都へ到着の連絡を送らなければならない。面倒なことは秘書に任せよう。私はそう思った。


「支援者が来てくれたことについてはとても喜ばしいことだ。だが、今のイズラート国に何百人と寝泊まりできるようなそんな場所はない。どうしたものか。」


寝所については重要事項だ。休みがなければ働いてくれる人間も働かなくなる。当たり前だろう。働いて頂いているという考え方があるからこその給料なのだ。寝所の問題以外に他にも、食料・給与と様々な問題がある。


「人手は嬉しいが、突発的で大胆なんだよ。。。もう。。。」


私は少々頭を抱えた。王都からのことの道はそれなりにある。移動するのも疲れたと言えるだろう。そう考えると今は休息がしたいと思う。だがこの人数の休息の場などないのだ。


「ソータ様。私のスキルはソータ様が()()()を使って建物を増築しているのが見えました。そのような()()()はお持ちですか?」


気がついたら隣にいる謎の秘書だ。マナは私が()()()を使っているとそう言っている。天声の呟きか何か知らんが、そのスキル本当に恐ろしい。


「そうか。。。試してみるか。」


マナは()()()と言った。魔法ではなく。スキルだ。つまりどうにかしてその手のスキルを作らなければならないという事だ。


「待てよ??作る・・・?そうか、作ればいいのか!!スキルに魔法作成があるならば。魔法作成でスキル作成を作れば!!!これは凄いことになるぞ!!!」


私は閃いたの如く言ったが、恐らく誰しもが考えることであっただろう。私も目の前のことしか見えていないようだ。


「魔法作成。。。スキル作成。。。。」


私は自分の脳みそをはち切れんばかりにフル回転させ、できるだけ的確に、できるだけ細かく想像した。それでないと、魔法は作成されない。無属性系の魔法は作成する事がとても困難なのだ。



━━━━━━━━テレッテレー!!!!!!━━━━━━

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