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第46話 スキルと魔法

ピロリン!!!ピロリン!!!ピロリン!!!


私は魔獣の肉を食べながら、視界に入って居ない魔物達の攻撃を華麗に交わし、新たなスキルを解放していた。耐性スキルに関しては私が期待していたほぼ全てのスキルを得ていた。


「これで、毒・雷・火・水・闇・土・風か。まぁ大抵の耐性は手に入れたか?」


耐性スキルといっても恐らく初歩的な耐性スキルだ。スキルには、上位互換が存在する。毒の上に猛毒。雷の上には雷撃というようである。上位互換耐性スキルは中々身につかないものであることも、経験上知り得たことだ。


「さてとさてと、残りの奴らもそろそろ片付けましょうか?」


耐性をある程度手に入れ、とりあえずの準備を終えた私は、残りの魔獣にトドメを指すべく動き出そうとした。スキルの魔物探知によれば、残っている敵は様々な属性を持っている。中にも一際目立つ属性は "聖属性" の魔物である。


「聖属性の魔獣なんて居るのかよ。しかもあいつが1番強そうだ。でもゲームとかの知識が使えるならば、聖属性には闇属性だよなぁ。。。」


自分の知り得る知識をフル活用する。フル活用といっても、ゲームや漫画のような少年らしい知識だ。ただ、今はそれが役に立つ。魔獣の属性に対する有効的な属性攻撃を与えたい所である。


「にしてもなぁ。あの魔導書には闇属性も聖属性とかいうその手の魔法は載ってなかったんだよなぁ。他の属性を試してみるか。」


イズラート国の隠された書庫。そこにあった魔導書には、大まかな属性ごとの主要魔法と高位魔法の数種類が乗っていた。ただ、浅く広くと言ったもので聖・闇の二種類に関していえば、一言も出てこなかった。


「とりあえず、火属性の魔法を試し打ちしてみるとしよう。」


私は一際目立っている聖属性の魔獣に向けて火属性の魔法を繰り出した。火の魔法といったら定番の飛ばすような魔法を思い描くであろうが、この魔法は少々異なる。狙った物の周囲を熱する魔法である。火というよりかは熱魔法のようなものだ。


「んーまぁやっぱり効果は薄そうやな。だからといって高威力の魔法は良くないだろうし、やっぱり闇属性だよなぁ。。。」


熱魔法のような火属性魔法を繰り出したが、聖属性の魔獣に対してはさほど効果はないようであった。それでも近くにいた魔獣数頭は、この魔法の流れ弾のようなもので倒れている。効果がないような魔法ではないようだ。


「闇属性分かんないけどテキトーに想像してたら魔法使えちゃったとかいう神展開を信じて!」


私は半分以上ふざけて、聖属性の魔獣向けて手のひらを突き出し、頭の中で『闇』を想像した。大いにダメものである。もしもこれで魔法が繰り出せたらそれそれで結果オーライという訳だ。


「はは。まぁそりゃそうだよな。無理に決まってる。」


数分間闇について想像し続けたが、そう簡単に神展開は訪れるものではなかった。分かりきっていたことではあるが、闇魔法は繰り出されなかった。知らない且つ見た事すらない魔法を想像で使えなど、どんなチーターでもできないのではないだろうか。



テレッテレー!!



何やら陽気な音が流れた。スキルの音の中では良いスキルが手に入った時の音である。私は大いに期待し、スキル内容を確認した。


「Xスキル・・・????Xスキル:魔法作成!?」


文字から見て恐らく最高に素晴らしいスキルが手に入ったのだろう。Xスキルという文字。そして何より魔法名が分かりやすい。


「魔法作成ってことは、文字通り魔法を作れるってことやろ!?んなんこんなん最強やん!?魔法にも新展開きたか!」


私の心は盛り上がりに盛り上がりを見せている。心拍数は跳ね上がり、喜びの感情が溢れかえっているほどだ。スキルの可能性を期待していた私だが、スキルによる魔法作成を行えるのであれば、魔法も更なる発展が見込めるであろう。


「魔法も捨てたものじゃなくなってしまうな、こりゃ。。。スキル様々だなぁ!!」


新たなスキル。そして魔法への期待向上と更なる自分自身の強さ向上に私は心踊らされていたが、今はランク試験中である。目の前の魔獣達は、私を見つめている。アニメや漫画のようにセリフがある時だけ攻撃をしてこないようなそんな甘々な世界でもなく、今まなお攻撃は飛んできている。


「こんなことしている暇なかった。よし早速闇魔法を作成!!!そして撃ち込む!!!」


私は新たに手に入れたXスキル:魔法作成を駆使し、知り得なかった闇属性魔法を作成した。そして、作成した闇属性魔法を聖属性魔獣に向けて私は撃ち込んだ。


「聖属性魔獣に闇属性魔法は如何程効くかな???」


突発的に戦闘の最中に作り出した魔法。実際上手くいっているかなど分かるはずもなく、ただスキルには頼るのみである。


「魔法はスキルのおかげで狙い通り当たったな!よしどうだ!!」


私は聖属性魔獣を凝視した。魔法の威力は少々強かったようで、攻撃をした本命の魔獣以外の周辺にいた魔獣は死んだようであった。つまり、魔法の威力は十分ある訳だ。


「ま、まじかよ。。。まるで効いて、、、ない。。。!?」

【今回獲得スキル】


★火耐性Lv5・・・全ての火状態・火攻撃を無効化する。


★水耐性Lv5・・・全ての水状態・水攻撃を無効化する。


★土耐性Lv5・・・全ての土状態・土攻撃を無効化する。


★風耐性Lv5・・・全ての風状態・風攻撃を無効化する。


★闇耐性Lv5・・・全ての闇状態・闇攻撃を無効化する。


★暴食Lv5・・・満腹感を感じさせない。消化スピードが大幅に向上する。噛まなくても飲み込めるようになる。


★Xスキル『魔法作成』・・・任意の魔法を作成することが出来る。ただし、作成する魔法の属性の適性があるものに限る。

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