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第12話 剣術訓練

「いいだろう。今日からみっちり指導してやろう。」


私は今武器を使わないスキルしか所持していない。この特訓で剣術を極めることが出来れば、戦い方の幅と広がると共に、その分戦いやすくなるだろう。


「私は少々厳しいぞ。やるからには手加減はしないぞ!ハッハッハ!」


相変わらずと言ったら良いのか、元気の塊である。


「早速始めるとしようではないか!」


食事と食休みを終え、礼の品として貰った防具を纏い、剣を腰にさした私は、敷地内にある訓練場へときていた。


「いえ、全く素人です。」


「そうか!では、まずこの丸太を切ろうとしてみてくれ。」


初っ端から実践紛いなことをするのかと、少々困惑したが、恐らく今の実力や才能を把握する為だろう。私も高校時代、部活の先輩として、似たようなことをした記憶がある。


私は今出せる本気を振り絞り、視線の先にある丸太を右斜めから切った。


「驚かせるのが上手だな!まさか全くの初心者が丸太を切れるとは!これは予想をはるかに超えたぞ!ハッハッハ」


「ピロリン」


どうやらスキルがレベルを上げたようだ。


「スキル:剣術Lv5か。。。やはり。。。」


「何をぶつぶつ言っておる!次は私と実践での戦闘訓練だ!私は防御しか行わない!私を殺すつもりで来るといい。」


実践訓練をするとは正気かこの王様は。こっちは初心者だ、防御だけといってもどう立ち回れば良いのかすらまともに理解していないのだぞ。


「早くしないか!」


やるしかないようだ。こうなったら、映画で見た立ち回りを見様見真似でやるしかないだろう。


「うぉー!!!!!!」


今思えば私こそ、少々正気を失っていたような気がする。剣術の訓練とはいえ、相手は一国の王。かすり傷でも負わせたらどうなる事か。


だが、流石一国の王。剣術の腕前は相当なものであった。私自身、最初はまるで分からず、ただ我武者羅に剣を降っていただけであったが、これでは安直すぎると感じた。


徐々に剣の重さにも慣れ、力を使うと言うよりも、剣の重さを使う事で重い一撃を食らわせる。そして、所謂フェイントを加えるなどし、ひと工夫をしていく中で私の剣術の腕は向上していった。


防御だけと言っていた国王も、いつの間にか私に攻撃を仕掛けてくる。なんとも嘘つきな国王だ。


「はぁ。はぁ。はぁ。はぁ。私の勝ちです。」


かれこれ1時間は剣を交えていたのではないだろうか。何時しか訓練ではなく、本当の実践のように如何に相手を騙し、自分の思い通りの動きをさせるか、などを考えていた。そして、気がついたら私は王を追い詰めていた。


「ハッハッハ!良くやった!お主はやはり強い!この私がたった1時間で負かされるとは。これはたまげた話だ!」


「君の剣術は既に一流と言えよう。お世辞でもなんでもない。君が自分自身で考え、自分自身で成長した結果だ!誇るが良いぞ。」


「ありがとうございます!!!」


最高に嬉しかった。とにかく心の底から嬉しかった。

戦闘中いくつかのスキルも解放し、結果的に剣の腕は国王をも上回る凄腕となっていた。


「汗を流しに行こうではないか。男同士の付き合いってもんだ。いいだろう?」


「お言葉に甘えさせてもらいます!」


今となっては剣を交えた戦友とも言えるほど、私は国王の事を慕っていた。こんな良い出会いをさせてくれる異世界は、生前の世界よりも何倍も生きていて楽しい。


男同士の風呂で、国王との関係を親しくした後、昨日と変わらず夕食終え、私は一人自分のスキルについての整理をしていた。


「今日手に入ったスキル。。。剣に関するスキルばかりではあるが、なかなか面白い。」


今回の剣術訓練は、私自身のスキルとしての強さ向上にも大いに貢献してくれた。以前のこともある為、スキルを過信しすぎるのは良くない。だが1つ気になるスキルがある。


「スキル:疲労感Lv5。なぜこのスキルだけ赤文字なんだ。。。?」

【今回獲得スキル】

★剣術Lv5・・・剣の扱い方を理解し、重さを軽減する。相手の剣が良く見えるようになる。


★剣士Lv5・・・剣を扱うにあたって"下級剣技"を得る。剣の素早さが向上する。

(※このスキルをLv5にした場合、剣豪Lv1を解放する)


★剣豪Lv5・・・剣を扱うにあたって"中級剣技"を得る。剣の素早さが更に向上する。

(※このスキルをLv5にした場合、大剣豪Lv1を解放する)


★見切り(剣)Lv5・・・外部からの「剣」攻撃を見切ることが出来る。ただし、相手に攻撃の意思がある場合に限る。


★防御(剣)Lv5・・・剣を扱う戦闘中に限り、剣を駆使する防御技を取得し、扱うことが出来る。また、その防御性能を強化する。


★俊敏性(剣)Lv5・・・剣を扱う戦闘中に限り、俊敏さが上昇する。


★視線予測(剣)Lv5・・・剣を扱う戦闘中に限り、相手の視線から次の攻撃の方向を予測する。ただし、攻撃する意思のない視線は予測できない。


★踏ん張りLv5・・・踏ん張る力が大幅に強化される。


★疲労感Lv5・・・疲労感を一切感じさせない。

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