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under 500 Ⅱ

夜に限りなく近い朝

キミがいないと出来ることも出来ない。


眠ることも何かを食べることも出来なくなる。


それなのにキミは、今日は遠くに行ってしまっている。



キミは、携帯電話というものを持っていない。


縛られるからという理由で、持っていない。


そして、電話も嫌いみたい。


だから今、キミと繋がる手段は何もない。


こんなに寂しいのに、こんなに愛しいのに会えない。



心も、窓の外もかなり真っ暗。


これから、窓の外は明かりを纏い始めるだろう。


でも、私の心はずっと、夜のままだ。



すると、そこに突然、爆音の着信音が鳴り響いた。


もしかして、キミだろうか?

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