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なろうアンチの征く異世界生活  作者: アンチくん
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あるじ様には内緒だよ~☆この世界を壊してしまいかねないからね~☆

そろそろ真面目に生きなければいけない時期になってきたので、投稿頻度は更に遅くなるでしょう。重ね重ね申し上げますが、それでもいいという人だけお楽しみください。

カチャ⋯⋯カチャ⋯⋯カチッ⋯⋯


計20箇所にも及ぶ拘束具が次々と装着されていく感覚はとても不快でしたがお姉ちゃんの為に我慢しました。


『沙頼の身体状態は?』

『危険な状態だ。血の硬化が始まっている』

『誰か!血を与えろ!』

『私が行きます!』

『痛紛剤は?』

『残り7!』

『沙頼に2、寛観に5!』

『了解。一時的に酔香の噴出を止めます。』

『よし、各自行動を開始せよ!』

『『『了解!!』』』

そうして、地獄が始まった。


「んんんん!!ん、んん、ぐ、かはっ⋯んんぐぅ⋯⋯はぁっはぁ、はぁ、はぁ⋯⋯っ!?い、いっいっあっぐううぅぅううう!あッ!ぁああアァアアアッ!い、たぁ、い、よぉ⋯⋯おね、⋯⋯ゃん⋯⋯た、す⋯け、かハッ、ァ、ァァ⋯⋯す、けて⋯⋯おねえ、ちゃっ!⋯ぁん!」


そこには、身体中に傷を入れられ、血だらけの姿になった七瀬が居た。普通ならば既に死亡している域の傷だが、それでもなおこうして生きているのは七瀬が『神の子』であるが故であろう。しかし、身体は分かるが、心はどうだろうか?


『痛紛剤、残り?』

『2です。』

『そうか、沙頼の様子は?』

『それが⋯⋯痛紛剤と酔香が切れた途端に大暴れし始めて、解剖どころでは⋯⋯』


⋯⋯おね、え、ちゃんが⋯⋯このまま、じゃ⋯⋯いけない⋯⋯


「わ、わた、し、の⋯⋯の、つ、つ、つう⋯⋯ふんざ、い、も⋯⋯つかっ⋯⋯て」


『⋯⋯残念だが、君への薬の数は変更できない。これはあの方からの決定事項だからな。』


「なんとかっ⋯⋯してよ、わたしは⋯⋯どうなってもぉ!?ゔっ!ゲホッゴホッ、はぁ、はぁ、いい⋯⋯から⋯⋯」


『⋯⋯俺も、情報を提供しないまま交渉に持ち込む主義じゃない。

⋯⋯1つ教えてやる。この段階ではまだ手術の3分の1の段階だ。』


さんぶんの⋯⋯いち?


『薬が切れる事なんて想定済み、元から後々になれば薬なんか使わずに続行する予定だったが、それは段階的に痛みと痛紛剤を交互に与え、痛みに対する耐性を付けるためだ。

2段階目の手術行程に入れば、それこそ文字通り人1人では味わえない痛みを超えた痛みを味わうことになる。

そうだな⋯⋯最低でも今の2倍の痛みがやってくる。いや、まだ痛紛剤が少し残っているからそのあまりも入れて2.6倍程か?それ程の痛みを1人で受け止めきれるのか?お前は⋯⋯』


いまの⋯⋯にぃてんろくばい?

にぃてんろくわ⋯⋯にぃてんろくだから⋯⋯2.6だあ!


あれ?じゃあいまもずっといたいのに、これよりもっといたくなるの?


いたいのやだ⋯⋯よ


いやだ、いやだ、いやだいやだいやだ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だもう嫌だよおおおお!


『⋯⋯その顔じゃあ無理だ、諦めな。

⋯⋯おい!沙頼は痛紛剤無しでいく、拘束具の段階を一段上げろ!』

『了解!』


やめて、やめて、おねえちゃんをきずつけないで、やめて、やめてよ、やめてよ!


「ゔゔゔァァァァアアアッ!ガアアアァァァッ!」


『鬱陶しい、誰か口を抑えろ。』

『はい。⋯⋯ふっ!』


「アアアアアアアアアッ!ッ!ガァ、グッ、ンンンンンンッ!」


『整いました。さあ、どうぞ。』

『あぁ。』


やめてえええええええええええええええええええええええええええええええっ!

















ぶすっ













血が、流れる



え?お、ねえ、ちゃん?



「ンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンッ!」


「やめてええええ!おねえちゃんをきずつけないで!おねえちゃ―――――」


言いかけて、止まった。なぜなら、沙頼の腹から出てきた大腸と思われる物体には、眩しく輝く結晶のようなものがこびりついており、そして、その中から、ミミズのように蠢く糸状の生物?がはい出てきていた。


「んぐっ!?おぅ、お!うぅ!ゔ!オェ!ォェェエエ工!ゔうあ、あ、う、うっぷ、き、きもちわるい⋯⋯」


『七瀬、これは必要な事だ。お前もお前のやるべき事をしろ。装置の準備は出来たか?』

『はい。いつでも起動可能です。』


「お⋯⋯ねぇ⋯⋯ちゃ⋯⋯⋯ははは、おちゃめさん、ダナァ、ミミズ、タベチャウ⋯⋯ナンテ、ハハ、ハハハハ。」


『丁度いい、七瀬にも今のうちに装着しておけ。』

『了解。』

『さて、精神融合装置、起動準備。カウント!はじめ!』

『10!』

『9!』

『8!』

『7!』

『6!』

『5!』

『4!』

『3!』

『2!』

『1!』

『起動ッ!!』


「おねえ、ちゃん⋯⋯どこ―――――――」

苦しそうな声って文章にするの難しいですよね。こういうシーンってそういうところで決まると思います。どれだけ苦しい思いをしているのか、思わずやめてあげてくれと読者を引き込ませる程の苦痛を文章に表す。これが、今の僕の中で出来る最大限の苦痛です。

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