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なろうアンチの征く異世界生活  作者: アンチくん
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秋野瀬君の泣く所、貴重すぎる!早く脳内フォルダに記録しないと!

取り敢えず、こうしていても埒が明かない。村人達と会話してみよう。えーっと、一人称は⋯⋯私?う、何か、黒歴史でもアンチ脳でも無い謎の拒絶反応があるな。何でだろう?面接の時とか普通に私って言ってたのに。


「すみません⋯⋯えーっと⋯⋯おれ、いや、わた⋯⋯ゴホッ⋯⋯うーん、うぐぐ、ぼ、僕は、グレイスゥッ、ゴホッガハッ⋯⋯テラァ⋯⋯マリエー↑ギ、いや、マリエーリュッ!⋯⋯と、申します⋯⋯」


我ながら中々に頑張った方な自己紹介だぞ!むしろこれ程までに黒歴史と向き合い、そしてこれだけのミスだけで自己紹介を済ませた!頑張ったぞ!俺!いや、僕!ぅ⋯⋯僕かぁ⋯⋯


〈いいじゃん〜いいじゃん〜すげ〜じゃん〜!ボクと一緒だよ〜?〉


え?何故に君が電王ネタを?


〈あるじ様の記憶を探っただけだよ〜?〉


ヒェ⋯⋯

《ヒェ⋯⋯》


(土足で秋野瀬君の記憶に飛び込むとは、配下としてなっていませんね。)


〈あるじ様をこんな状況にした張本人に言われたくはないな〜?ま、そのおかげでボクもまたあるじ様と会えたんだけど〜。〉


(くっ!確かに秋野瀬君をこんな状態にしたのは他ならぬ私ですが、それでもあなたの行いは配下だからと、許されることではないと思いますが?)


あ、あの⋯⋯実は⋯⋯ドリームは⋯⋯


〈うふふ⋯⋯ボクとあるじ様が配下と主人の関係だと思ってるんだ〜〉


(それ以外に何かあると?)


〈可哀想だし、言ってあげたら〜?あるじ様〜。いや、今だけは、創造主様って呼ぼうか〜?〉


ぐ!あの、その⋯⋯黒歴史なんで⋯⋯


(秋野瀬君、ドリームとはどんな関係なんですか!?)


え、えーっと⋯⋯ほんとに⋯⋯その⋯⋯


(どうなんですかッ!!)


「あー!もう!親友だよ!設定だけどな!設定によればグレイスのあらゆる心情から生まれたジャガーノートのグレイスの友を求める寂しさから生まれた、グレイスを守り、気楽に接し、時に支え、時に叱る!そんな友達!いや、家族の様だった!そんな夢と現実の狭間の世界に居座る微睡みの放浪人!そして!グレイスとの姉妹のように接するドリームを妄想して、姉ちゃんの死の悲しみを埋めようとしたよ!でも!無理だった!余計に悲しくなるばかりだった!妄想の中なんて寂しい空間で失われた家族との優しい関わりだなんて俺には傷を抉るだけだった!余計に家族が恋しくなるだけだったよ!はぁ⋯⋯はぁ⋯⋯実際、今でも心のどこかで姉ちゃんが本当にここにいるのか疑いたくなる⋯⋯ふと気がついた時、姉ちゃんが消えてるんじゃないか心配になる⋯⋯まだまだ俺は弟だよ。転生なんかしても、世界そのものになっても、姉離れ出来ないダメな弟だよ!」


《うるさいんじゃい!さっきからグチグチグチグチよぉ!》


「な、なんだよ!今の泣くとこだぞ!」


《そんな辛気臭いこと、あんたには似合わない!次言ったらぶん殴るからね!》


(ふむ⋯⋯秋野瀬君がグレた時はお姉さんに任せた方が良さそうですね⋯⋯)


〈いいね〜姉弟ってのは〜いや、今は姉妹か〜〉


「そ、それでドリームも、勝手に記憶を読むのはやめてくれ。」


〈いいよ〜でも、そんなことより、ほら、上のあるじ様の長文読んで〜何か付いてない〜?〉


「長文って、間違ってないけどさ。⋯⋯⋯って、あぁぁぁ!?」


《フッ気づいたようだな。》


「あ、ぁあ⋯⋯今までの台詞⋯⋯全部声に出てた⋯⋯」


〈あらあら〜こりゃ大変だ〜今までのこと、全部聞かれてたね〜〉


「う、う⋯⋯」


〈《(うん)》〜?〉


「うわぁぁぁぁぁぁ・・・ん・・・・・・」


《な!?》


(な!?)


〈泣いちゃったね〜お〜よしよし〉

うわぁぁぁぁぁぁ・・・ん・・・・・・


はて、泣くシーンが思いつかないので、ある漫画の泣くシーンをそのまま1文字も違わず移しました。すみません。

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