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なろうアンチの征く異世界生活  作者: アンチくん
12/47

私の下着を見るからそうなるのですよ?

グロって難しいねんな⋯⋯

「あ、あのー⋯⋯?」


「ん?あぁ、すみません。大丈夫でしたか?」


「は、はい!大丈夫です。貴方様は?」


ん?貴方“様“?


「その⋯⋯貴方様とは?」


「え?あの⋯⋯なんというか、何処かのお偉い様かと⋯⋯」


「その何処かのお偉い様がこんな村に来るとでも?」


「え?いや、その、何も⋯⋯ないです⋯⋯でも、お名前はなんと言うのでしょうか?」


さっきからなにか目上の人というか敬う様に喋られてますけど、スルーしましょう。


《うーんどうする?一応名前あったよね?》

(たしか⋯⋯グレイス・テラ・マリエー⋯⋯?ハッ!?)

《ど、どうした?何かアンチ脳に引っ掛かるものが!?》

(グレイス!?テラ!?マリエール!?グハァッッ!!)

《どうしたと言うのだ!弟よ!》

(俺の黒歴史の設定上のキャラ名じゃねえか!!)

《ええ・・・(困惑)》

不味いですね⋯⋯


「【再起動】」


《へ!?⋯⋯⋯⋯》

(ウグァ⋯⋯)

よし⋯⋯


~~~~~~~~


「え?あれ?寝ちゃった?いきなり!?」


「え、えーと。もう出てきて大丈夫か?」


「は、はい。多分」


「それにしても⋯⋯見れば見るほど不思議な体だな⋯⋯」


「ええ。本当に⋯⋯」


その人?は髪は青白く薄く発光しており、白銀?の色で、肌は白みがかった肌色、瞳は今は見えないけど、夜空に妖しく光る紅月の様に紅に染まり、その中には星が煌めいていた。頭には小さな深蒼の王冠が乗っかっていて、その中に奇妙な模様が刻まれていた。服は青が多くの割合を締めており、白や銀といった生地と装飾で局部を保護していた。そして、腰周りからやんわりと広がるフリフリのスカート⋯⋯スカート?いや、前が開いてるから違う?っていうか前が開いてるって!下着見放題だよ!


「【唯一無二之絶対不逃拷問器具ゼウス・ザ・リヴァース・ヘル・メイデン】」


へ?起きてたの?って!?痛い!右腕が、あ、え?


右腕に、変な赤黒い塊が。すると、


シャン!ギッ、ガシィィィン!!


内部で腕を挟み潰した。


「いっ!!?痛い!いっ、あぁぁァアァ!んぐッ!!」


口が塞がれた!?見れば、既に塊は背中を越し、左腕にまで来ていた。そして、


「ヴンンンン!!ンンンン!!」


頭に何かを刺され、激しい激痛が走った。口を開かされ、塊が喉の奥まで来ると、口内中に針が刺された。


「ンンンンンンッ!ンッンンンンンッ!!」


背中に薄く長い刃物が突き刺さった。その刃には何かギザギザしたものがある。そして、


ヴヴヴッ!!ギュイイィィィィィィィン!!

グシャグシュグシュシュグシュグシャブッシャアッ!!


「ンンンンンン!ンンンゥ!ヴッ!!ゥウアァァァァアアァッ!!」


背中の肉が削れ、抉れ、放り捨てられてゆく。

腕のすり潰しも終わっていない。

口は血の味しかしない。

足もそろそろ始まる頃だ。


カチ!ブゥゥゥウン!ブオオォォォン!


「ァァアアア!アァウゥイィィ!ホォエェエェェ!」


極寒の冷気に凍った所を激しい炎で燃やされる。それの繰り返しだ。


いつまで・・・・・・続くの・・・?


「イヤァァアアアアアアァァァァァアアァァアアッ!!!」

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