私の下着を見るからそうなるのですよ?
グロって難しいねんな⋯⋯
「あ、あのー⋯⋯?」
「ん?あぁ、すみません。大丈夫でしたか?」
「は、はい!大丈夫です。貴方様は?」
ん?貴方“様“?
「その⋯⋯貴方様とは?」
「え?あの⋯⋯なんというか、何処かのお偉い様かと⋯⋯」
「その何処かのお偉い様がこんな村に来るとでも?」
「え?いや、その、何も⋯⋯ないです⋯⋯でも、お名前はなんと言うのでしょうか?」
さっきからなにか目上の人というか敬う様に喋られてますけど、スルーしましょう。
《うーんどうする?一応名前あったよね?》
(たしか⋯⋯グレイス・テラ・マリエー⋯⋯?ハッ!?)
《ど、どうした?何かアンチ脳に引っ掛かるものが!?》
(グレイス!?テラ!?マリエール!?グハァッッ!!)
《どうしたと言うのだ!弟よ!》
(俺の黒歴史の設定上のキャラ名じゃねえか!!)
《ええ・・・(困惑)》
不味いですね⋯⋯
「【再起動】」
《へ!?⋯⋯⋯⋯》
(ウグァ⋯⋯)
よし⋯⋯
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「え?あれ?寝ちゃった?いきなり!?」
「え、えーと。もう出てきて大丈夫か?」
「は、はい。多分」
「それにしても⋯⋯見れば見るほど不思議な体だな⋯⋯」
「ええ。本当に⋯⋯」
その人?は髪は青白く薄く発光しており、白銀?の色で、肌は白みがかった肌色、瞳は今は見えないけど、夜空に妖しく光る紅月の様に紅に染まり、その中には星が煌めいていた。頭には小さな深蒼の王冠が乗っかっていて、その中に奇妙な模様が刻まれていた。服は青が多くの割合を締めており、白や銀といった生地と装飾で局部を保護していた。そして、腰周りからやんわりと広がるフリフリのスカート⋯⋯スカート?いや、前が開いてるから違う?っていうか前が開いてるって!下着見放題だよ!
「【唯一無二之絶対不逃拷問器具】」
へ?起きてたの?って!?痛い!右腕が、あ、え?
右腕に、変な赤黒い塊が。すると、
シャン!ギッ、ガシィィィン!!
内部で腕を挟み潰した。
「いっ!!?痛い!いっ、あぁぁァアァ!んぐッ!!」
口が塞がれた!?見れば、既に塊は背中を越し、左腕にまで来ていた。そして、
「ヴンンンン!!ンンンン!!」
頭に何かを刺され、激しい激痛が走った。口を開かされ、塊が喉の奥まで来ると、口内中に針が刺された。
「ンンンンンンッ!ンッンンンンンッ!!」
背中に薄く長い刃物が突き刺さった。その刃には何かギザギザしたものがある。そして、
ヴヴヴッ!!ギュイイィィィィィィィン!!
グシャグシュグシュシュグシュグシャブッシャアッ!!
「ンンンンンン!ンンンゥ!ヴッ!!ゥウアァァァァアアァッ!!」
背中の肉が削れ、抉れ、放り捨てられてゆく。
腕のすり潰しも終わっていない。
口は血の味しかしない。
足もそろそろ始まる頃だ。
カチ!ブゥゥゥウン!ブオオォォォン!
「ァァアアア!アァウゥイィィ!ホォエェエェェ!」
極寒の冷気に凍った所を激しい炎で燃やされる。それの繰り返しだ。
いつまで・・・・・・続くの・・・?
「イヤァァアアアアアアァァァァァアアァァアアッ!!!」