職業Ⅴ・⑤ 中継地
長い間期間をあけてしまいすみませんでした。
ごく短い話です。次回の投稿がいつになるかわかりませんが気を長くして待っていてください。
狼少女が暴走してから十一日が経った。出発してから二週間になる。
あれから何が起こるわけでもなく、船旅は進んでいた。
彼女は元気に振舞ってはいたが、時々悲しそうな表情を見せる。主人である俺に精神喪失していたとはいえ逆らってしまったことが心に残ってしまったのだろうか。
あの雲の正体はいまだ不明だ。船員にも似たようなものを知らないか聞いて回ったが、誰も知らなかった。
船がもうすぐ陸に着くらしい。目的地ではなく、中継地として立ち寄る島らしい。久しぶりに地面が踏める。
船を港につなぎ、俺たちは島に降り立った。護衛として雇われたのに、二週間の間、大したことをしていない。俺は医者だからモンスターに会っても倒せないのだが。この艦隊に船医っていないのか?
この島にいる人から食料や水を買ったり、寝床を貸してもらったりするのはいつものことらしい。かなり歓迎された。
ついでに、病気になっている人を診察して薬を処方したら、ものすごく感謝された。絶海の孤島であるここでは、病気になっても医者が呼べないそうだ。
貸してもらった寝床で横になったら、すぐに深い眠りに落ちた。いくら薬を使ったとはいっても、体は疲労していたようだ。




