職業Ⅲ・① 職業適正
転職しました、今回の職業はなんと!
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ここは崖にある村だからエネルギーは無駄遣いできないのか。
特にファンファーレもなく職業が出た。
その職業は……。
ギャンブラー。
カタカナだから今までよりまともな感あるけど、双剣とかに比べたらふざけているとしか思えない。
「はぁぁ」
「どうしたんですか?」
セアが話しかけてくる。
「何で俺は剣士とか魔法使いとかになれないんだろうな?」
セアは驚いたような顔をして答える。
「人間には適正があるんですよ。大きくは遠距離、中距離、近距離の三つに分けられ、さらに細かい適正があります」
ランダムでも適正がある――。
大事なことに気付いた。
俺は剣士になれない――たぶん。
音楽家、天気予報士ときたからおそらく俺の適正は中距離だろう。
音楽家は近接攻撃もあるからな。完全な遠距離とはいえない。
まぁしかし。決まっているものは仕方ない。
中距離攻撃者としてこの世界を攻略――――できんわぁぁぁぁっ!!!!
がっくり感満載。
もういい。今日は帰って寝よう。
俺は宿屋に行く。
ここの宿屋はユキナラリ街と違い宿賃がかかる。
俺はこの世界の金銭価値をよく知らないが、クエストの報酬から考えれば高額というわけではなかった。
先払いらしい。素直に支払っておく。
さっきは残念な話にがっくり来て武器の変化を確認しなかったが、部屋に入ってから確認してみる。
いくつかのダイスと、カード。
これだけ。
がっくり感二倍。
いつまでもがっくりしていても仕方ない。
説明書を読んでみよう。
ふむふむふむ。
ダイスを敵に投げつけて出た目によって攻撃の威力や種類が変わるらしい。
カードも投げつけて攻撃。それ自体の攻撃力は低めだがカードの種類によってさまざまな特殊効果。
ふーん。
またもや戦闘職になれない主人公。
ずっと戦闘職には就けないのかもしれないということがわかってしまいましたね。




