プロローグ
初めて小説を書くので文章が読みにくかったりすると思いますが、少しずつ良くなるとは思うので継続して読んでもらえたらと思います。
感想を貰えたら嬉しいです!
※訂正がある場合大きなものは活動報告で報告しますが小さいものは無断で訂正させていただきます。ご理解のほど宜しくお願い致します。
それでは楽しんでってください!
僕はこの世界が嫌いだ。
この世界にはルールがある。
例を少しだけ出してみよう。
何でも努力はしないといけない。――最初は努力したが認められずいつしか努力をやめた。
皆と仲良くしなければならない。――色々な人と仲良くしていたが少しずつ亀裂が生まれいつしか孤立していた。
夢を見てはいけない。――夢を見ないように自分を押さえつけ目的を見失った。
これは僕が間違っているのかルールが間違っているのか。確かに僕にも非はある。だがルールだっておかしいはずだ。
僕が間違っている。幾度となく人に言われてきたことだ。でもそれに僕は納得出来なかった。
だがルールは絶対だ。破れば悪となる。
人間はこのルールという世界によって縛られて生きている。
しかしこの世界自体には明確な形がないのだ。一人一人違う世界を持っていて、それが正しい世界だと思い込んでいるだけ。さっきだした例も無限にある世界の内の一つというわけだ。
だから僕の世界が多くの人間の世界と違うというだけだ。
多ければ正義。多数決がいい例だ。多数派の意見は採用され少数派は切り捨てられる。
僕が思うに多数派の人は少数派の人を理解することができないのだ。そして、あまりにも自分勝手だが、人間というのは自分の理解出来ないものは間違っていると判断する。
だから多数派の人は正しくて少数派の人は間違っている。
だが少数派からすれば多数派が理解できないのだ。
僕には何が正しくて何が間違っているのか、何が正義で何が悪なのかわからない。そもそも答えがないのかもしれない。
でも僕はこの世界が理解できない。間違っていると思う。
多くの人が間違っていると言った世界を持つ僕。僕が納得出来ない世界を持つ人間。だから僕は僕も含め人間を信用しない。この世界を信用しない。
繰り返し言う。僕はこの世界が嫌いだ。
僕にとってこの世界はつまらない。
そもそもなんで生きているのかが分からない。もしかしたら意味なんてないのかもしれない。
それなのに人々は意味のないことをするなという。だったらそう言う人達は生きることにどんな意味があると思っているんだ?
少なくとも僕には分からない。
最初は願いも希望もたくさんあった。あの時は楽しかったのだと思う。
人間は考えないで生きていければ楽しいのかもしれない。
でも僕は考える。きっと考えないで生きていてもそれは僕にとって本物の楽しさではないから。
それに考えて得た願いこそが本物だと思うから。
その結果、殆どの願いは潰され希望も消えていった。
でも全ての願いが消えたわけではない。
いくつか残った内の中で僕が一番望んだ願い。
楽しいことを見つける。
こんな願い誰かに言ったら笑われるだろう。馬鹿にされるだろう。
でもこれが僕の願いだった。そして僕の希望だった。
これは、この世界で願いのために戦う僕の物語。