エピソード6
羽根さんが空の世界に、新しいお友達の片瀬さんを連れてきた。
エピソード6
夫・・・・・・僕は妻に愛されているのであろうか。その時、僕は妻に聞きたかった。
妻・・・・・・羽根さんと野谷さんとの空のラブ・ゲームは相変わらず続き、そして、現実の世界で私達の仲が進展する事はなかった。そして、空の世界では相変わらず羽根さんの方が強引であった。そして、空の世界に新しいお友達が出来る事となった。きっかけを作ったのは羽根さんで、ディケア職員の片瀬さんを私の教育係として私達の世界に仲間入りさせたのであった。で何の教育かというと、私が現実の世界に野谷さんに悩みがあった時、カウンセリングしてもらうのを止めて羽根さんのみを頼れと言ってきてるのである。私は
「そんなのやだ。」
とコメントすると、教育係の片瀬さんは
「百合子さんが好きなのは羽根さん、だから、羽根さんを頼りましょう。1に羽根さん、2に羽根さん、3、4がなくて5に羽根さん。」
「いいですね、僕と一緒にいいましょう。」
と言って、私を少し笑わすのでした。
それでも、私は野谷さんの天才的なカウンセリングに頼っていたので、野谷さんのカウンセリングを受けれないのは私的に痛手で、だから、空の声に
「実力の羽根さんに天才の野谷さんだから、このまま相談出来ないのは困る。」
と口を尖らせるのでした。そして、それでも我慢出来ないと現実の羽根さんのいるディケアに電話をかけて
「幻聴の羽根さんが野谷さんのカウンセリングをうけるな・・・と言ってくるんです。私としましては野谷さんに相談したい事があるので、相談出来ないのは困るんですが・・・。」
と抗議すると、現実の羽根さんはしゃあしゃあと
「僕はそんな事、現実に言ってないですよ。相談しても大丈夫ですよ。」
と言うので、現実の野谷さんのカウンセリングを受けて安心するのでした。
でも、そうして野谷さんになだめてもらった後、決まって空の一員の片瀬さんに
「僕の言いつけを守らなかったですね。いいですか、百合子さん、1に羽根さん2に羽根さん、3、4がなくて、5に羽根さんです。」
「じゃあ、一緒に言いましょう。」
と言われ、片瀬さんの言うように心でつぶやくのでした。でも、この時の私は現実の羽根さんに断りさえすれば、野谷さんのカウンセリングを受けられる事を知っていた。
そして、そんな私の心の邪心を羽根さんも教育係の片瀬さんも見逃すはずはなく、ただちに野谷さんのカウンセリングを没収されるのでした。
ちなみに片瀬さんというのは28歳のイケメンの好青年で、私はディケアでそんな好青年もいるよなぁーぐらいにしか思ってないのでした。こうして、私は野谷さんのカウンセリングを失っていくのでした。
この時、夫との生活がどうなるかなんて考えてなかった。貪欲な頭の中で夫を失う事はないと核心していた。私は自分の壊れた頭をどうする事も出来なかった。
教育係の片瀬さんに、野谷さんのカウンセリングを没収されるのでした。