【プロットタイプ】イイジョウシ
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。
注意事項2
何を求めているの?
と言われたら、私自身を飼い慣らせる人じゃない?
頭の良い人が好きなんですよ。
感情的にモラハラする様な人じゃなくてね。
私という存在が頭が良いと思った事はない。けれども人との間に感じるズレは、一体何なのか。其れは私という存在が外れ値として存在しているからなのか。
――良い上司? ……さぁどうだかね。私には判断付かないな。
鏡花という女は、言いたくない事ははぐらかす癖がある。
言いたくない事、それ即ち、責任の取れない物事、または自分のことを棚に上げて指摘する批判辺りである。つまるところ、自身の倫理観に依存して言うことを拒んでいるのである。
だから相手を土俵に乗り上げさせる為に、別の言い方をした。
「じゃあ、お前の思う良い上司は?」
「感情的じゃない。子供のような真似、つまり我儘やマウントや自慢話をしない。其れは勿論、当然として、指示が的確であること。行き当たりばったりな指示を出さないこと。自分の指示に責任を取ること。これが私の思う良い上司」
「で、今の上司はどうなんだ。其れが出来ているのか?」
鏡花は何も言わなかった。ただお喋りな口を真一文字に引き結んで、答えを拒んでいた。それこそが、彼奴が出来る最大の譲歩だとでも言うように。
次に口を開いた時、別の話題を口にした。
「優れていると奢ることは、悪いことなの?」
「悪いことではないだろ。ただ人からの印象が悪いというだけ。ただ周りの人間は論より感で判断する。反乱分子を作るだけの話だ」
お前の中では『反乱分子をつくる』ということがどういう事か、分かっているだろう?
「ま、一般論だね。私もその一般論と倫理観に免じて言わないだけだけどね。
で、聞きたいんだけど、大多数の人間は数分前に話したことと今言ったこと、矛盾に気付くものかね? 私の中では気付いてないと思うんだけど。気付いてないからやるんだと思うんだけど。
其れを仕事の中でされると、『あー誰かがフォロー入れんのか』って思うだけだよ」
「其れはお前が気づける側だから、そう言った切り返しになるのか。其れを自覚して認めるということは、自分で『優れている』と認めることになるから拒むのが」
鏡花は何も話さなかった。また口を真一文字に引き結んだ。
自分のこと、他人のこと、どれだけ見てる?
一分前に自分が話した内容、覚えてる?
新しい情報に惑わされて、矛盾したこと言ってない?
世界にとっては其れが当たり前。
皆覚えてないし、矛盾しても気付かない。
ただそうやって流れてる。
私が見た世界の中ではそれが今の所の結論。
ただ其れを、仕事でやられると面倒ってだけね。
矛盾が会話ごとに起きると、何が正しいのか分からないから。
そうして二度手間や、タイムロスが加わるから。
この時点で瑠衣(この話の語り手)からは、
お前、何が言いたい。自分が優れていて、洞察力があって、全て見えると言いたいのか?
と言われそうな。
そうじゃないよ。
ただ『矛盾に気付き、指摘しない』其れが世界の普通なの? 日常会話なら許せるけど、仕事でも?
代わりにそれで間違えて進んだとして、誰が責任取るの?
普通は上司って言うけれど、上司とか大人って基本責任とらないからね。
少なくとも私が見た世界では。
其れは小学生の頃から何一つ変わってない。
私はね、私より優れた人を見つけたいの。
私より上の人を見たいの。
欺瞞と虚栄に縋るような、そんな愚かな真似をしてきた人じゃなくて。
この傲慢性は、子供時代に培われたものだろうな。
昔からそういう所があるってかさ。




