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最後のベンチ

掲載日:2026/09/21

俺の名前は桐谷晶馬きりや しょうま高校3年部活はサッカー

彰人:なぁいい加減一緒にやろうよ?

晶馬:ごめん、強いヤツとやると逆に練習にならないんよ

彰人:どーゆうことよ

晶馬:まぁそんな感じだから

彰人:なぁ!

晶馬:まだなんか用?

彰人:お前試合出たいんだろ!?最後の大会しかもうチャンスはないんだぞ!

晶馬:そりゃあ俺だって出たいさ、だけど強くはなれないよ、もう

彰人:俺はお前の事知ってんだよ!練習終わりも休日も欠かさず練習してんの!

晶馬:そんなんで知った気になんなよ!俺の何を知ってるってんだ!

彰人:お、おい!

晶馬:うるさい!

海斗:またまた派手にやりましたねー彰人

彰人:あぁ、あいつはもっとサッカーの面白さを知れる。だから俺は諦めきれない。

海斗:スタメン入れるかな?あいつ

彰人:恐らくこのままだと...ね?

海斗:だよなぁ

彰人:部長としてはあいつは上手い。だけど監督はあいつの上手さを知らない

海斗:うん

彰人:まぁ頑張って監督を説得するか

海斗:そうだな

〜翌日〜

監督:最後の大会のスタメンを発表する!

彰人:待ってください!監督!晶馬をもう少し考え直すのはどうでしょうか?

監督:申し訳ないが決めてあるし、まだ言ってないだろ?

彰人:そうですね...

やばい...このままだと...本当にあいつが傷ついてしまう...本来の自分を魅せられず...!!

監督:改め、スタメン発表に移るぞ!1人目、佐野彰人。2人目、飯田海斗。3人目、依田雅人。4人目、郷田翔。5人目、志々田諒真。6人目、井野颯。7人目、山川蓮太郎。8人目、北川晄。9人目、高梨九太。10人目、藤本珀。11人目!

彰人:頼む...

晶馬:どうせ無理なんだよ...

監督:井田翔太郎だ!以下はベンチだ!

彰人:くそ...

晶馬:自分じゃないって分かってもキツイや...もうサッカーはやめよう...

〜数ヶ月後〜

ついに最後の大会の当日だ。もちろん俺は行かない...

行ったって戦力外なんだから。

彰人:晶馬来るかな?

海斗:どうなんだろうな...でも今はそれより大会に集中するぞ?

彰人:わかってる

晶馬:俺は本当にこのままでいいのだろうか?いいのか?こんなとこで一生懸命頑張ってきたサッカーを捨てるなんて...

でもサッカーは俺の中では個人戦だよ。

ふと彰人の声が思い出す

彰人:お前試合出たいんだろ!?最後の大会しかもうチャンスはないんだぞ!

晶馬:いや...違うなサッカーは個人戦じゃない...!1つのチームとして許されないことをしたんだでも俺は!!

それから全速力で会場に向かったでももう試合は始まった。だが先制点を取れた。

晶馬:頑張れー!!

彰人:晶馬!?来たのか!

海斗:人騒がせなやつだよ...ほんとに

〜数時間後〜

負けてしまった。この大会、このチームのおかげで大切な何かを思い出せた気がする

彰人:悔しい...

晶馬:ごめん...彰人...俺彰人に対して酷いこと言った...

彰人:え?酷いこと?そんなこと言われた覚えないな。お前が謝る必要は無いよ。それより応援してくれてありがとうな

晶馬:当たり前だろ?チームなんだから

監督:あぁそうだな。サッカーをするのも肝心だが応援も立派プレーの一部となる。

俺は見誤ってた。このチームを全員俺をなんも知らないくせに知った被る奴らだと思ってたけど、俺の努力を理解してくれた。それだけで十分だった。そんな気がする。そして俺は最後までピッチには立てなかった。だけど最後までチームの一員であれた。


最後のベンチ

Fin__

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