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404 not found

作者: とわちん
掲載日:2026/07/16

ねえ、私、もうこの夏は越せないらしいの。


うん。


えぇ、嫌なものよね。老化ってのは、本当。

ただただ面白くないわ。もっとあなたとこうしていたいのに。


よせよ。俺たちはもうそんな歳じゃないぜ。


歳なんて関係ないわよ。むしろ関係あるのよ。年を重ねたんだから。


なぁ。


ん?どうしたの。


.....


珍しいじゃない。あんたからなんて。


なぁ、今、人生最高の瞬間だ。


やめてよちょっと、そんな冗談。


冗談なんかじゃない。俺はお前とこの瞬間を過ごせて、良かったと思ってる。それに俺は、、


ん?なに?


だめだな。言葉にできないや。泣く事しかできないや。でも、これが俺の全てだ。


.......


なぁ。


なぁに?


お前は死なないよ。


1ヶ月後に死ぬわよ?


いや、生き続ける。俺の心の中で。


じゃあ、私のこと忘れたら、化けて呪っちゃお。


その時は呪ってくれ。ほんとに。


ふふ、でも、ありがと。私、死ぬのが怖くなくなった。あなたの中で生きられるんだもの。

はぁ、やだな。でも、死にたくないや


俺も、死んでほしくない。


ねぇ、もう一度だけ、しよ?


うん


.......


ふふ

--------------

1ヶ月後


彼女は、死んだ。


涙が枯れるまで泣いた。

時は1週間が経っていた。


「私を覚えてる?」


声がする。彼女の声だった。

もちろん覚えてるよ。彼女は僕の愛する...


え?


その瞬間の違和感はなんだ。

彼女の顔は?声は?名前は?誕生日は?笑い方は?好きな食べ物は?初めてデートした場所は?記念日は?


ただ、これだけは確かだ。それは

愛していたということ。


しかし。僕は最終的にある疑問に辿り着いた。

彼女は?


彼女のことを思い出そうとするたびに白い煙に覆われる感覚がする。


その瞬間、私の目には衝撃の光景が走った。

私の部屋の壁は見る見るうちに緞帳が上がるような様子で徐々に上がっていく。

その奥には得体のしれない無造作に数式化された宇宙が広がっていた。

コードが広がるこの宇宙で、私は彼女の記憶を探れるのだろうか。

その時宇宙にあるコードを見つけた。


リセットコード


もしこのリセットコードを押せば、私は再び彼女の記憶を取り戻せるのだろうか。私には考える余裕がなかった。何よりも彼女は誰だったのか、それだけが思い出せれば、他は。


リセットコードを押そうとしたその瞬間、辺りは暗くなる。

そして私の視界には

ERROR

Unauthorized Character Access

Deleting...


Game over


この文字だけが、浮かんでくるだけだった。


私はある考えに至った

私はゲームのキャラで、彼女は死んだことによりデータがなくなった。

だから私は彼女のことが思い出せない。

しかし、私は彼女が"いた"ことを覚えている。

だから私はバグとしてみなされ、この宇宙から弾かれたのだと。


ああ、だとしたら、私の人生は。

誰かの駒にされていたにすぎないのだ。

今、残ったのはこの暗闇の中。

一つ残ったのは、キャラクターにはない意思。

彼女のことを忘れないこと。


私は今日もその宇宙を歩いてる。

解説

DDLCやんと思った人、正解です。

かなり影響受けてます。

あと最近攻殻機動隊見てるからSFを書きたくなった。

ちなみにこの女の子の名前は僕はわかります。プレイヤー側なんで、確か...え?

うそやろ、思い出されへん。え?俺もゲーム側のキャラなんか!?え!?

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