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プロローグ
処女作なので温かい目で読んでいただけると幸いです。
少しでも楽しんでもらえたらうれしいです。
友達。
それは生きていくうえで必ずしも必要になるものではないと思う。
もちろん不必要とまでは言わないが、必ずしも必要であるかと聞かれたときおそらく答えはNoだろう。
友達が居た方が楽になることもあるだろう。
でも必ず必要になる、なんて場面おそらくないだろう。
そんな友達否定派のようなことを考えている俺だが、俺にも友達ができたことがないわけじゃない。
むしろ多い方である。とあの時までの俺は思っていた。
中学までの俺。正確には中学3年の夏までは、友達がいるのが当たり前だった。隣には親友とも呼べる友達がいて、その周りには俺たちを頼りにしてくれる人達がいる。
おそらく俺は自惚れていたのだろう。
親友の相棒気取りをして、親友に頼ってくる親友の友達は俺の友達だと勘違いをしていた。
友達の友達なんて、他人。
そんな当たり前のことに気づけなかった。
もっと早くそんな簡単なことに気づいていれば、なにも失わず済んだかもしれない。
きっと全てを失ったあの日から。友達という存在が怖くなったのだろう。




