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夜更けのうた

作者: 秋葉竹




夜の底に耳を当てたら

陽気なリズムが聴こえた気がする


静かな海のしあわせな色

天然青の空と海


一度でいいから牙を持ちたい

青に染められふと欲しくなる


花なら花で花の名を

憶えていない無名の花の


雨に打たれる姿が好きとか

静かにしおれる儚さ好きとか


ときはいつでも流れてはゆく

おそらく前しか流れてゆかない


早くも遅くもゆっくりもなく

止まること無くただただ流れる


日々のたすきがつづいてゆくのは

あまねく緑の美しさのせい


好きや嫌いがややこしい恋

夢が重たく届かない日々



夜の底に耳を当てたら

陽気なリズムが聴こえた気がする


やさしい君のしあわせな笑み

天使の香りを漂わせてさ


夜空はやっぱり雨上がり

夜虹がまっすぐ架かる月


どよもす海は平らに落ち着き

月光の目を静かに飲み込む


名のない花にも日が当たり

このデスクにも日は当たる


照れる悲しみだけなんで

なんで棄てられないのだろう


乱反射するしあわせが

ただの『もどき』と知った夜


絶対泣かない誓いを立てたわ

だれにも云わない呪いをかしたわ


神さまだって頼らない

紫色の伊達メガネして


あらまぁ、たいへん

駅ゆくひとって


そんなこんなで罪なんて

イヤーなものは棄てたいです


まっすぐ生きて

ゆきたいなぁ


それだけ希えば

もう夜も更けるか





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