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ドリンクholic  作者: 鹿目
三章
8/10

駒のよう

人は仕事をするうえで何か辛い部分を体験すると思う。会社の中で社員が駒のように扱われ、社会を支えるために犠牲になっている。むかしだってそうだ、国のために戦争という博打の犠牲になった。まるで駒のようだ。


社員A「俺が行きます、大学生にあんな事いわれて黙っていられないですよ。」

社員B「わしにもやらせてくれ、若い子達にはさせられん、長く生きてほしい。」

プルトン「僕にやらしてください!」


発電所責任者「君には任せられんよ『暇日』君だったよね?君はダメだな。施設の場所を把握しておかないと作業はスムーズにできない。君は作業員の作業時間と無線で会話したことをメモしてもらう。」

プルトン「わかりました!」


そして無線から管の栓を開けた報告と、何人かの生存を確認することができたそうだ。そこで残りの社員たちが救助に当たり行方不明者を全員発見をすることができたが、ほぼ全員大やけどを負っており、かなりの放射線を浴びてしまっていた。


社員A「行方不明者10名全員救助終わりました。救助者はかなりの放射線量で300mシーベルトでかなり危険な状態です。」

発電所責任者「これはまずいぞ致死量だぞ、外の救急員を呼んで来い」

その中にはもちろんサリナちゃんの父親もいた。

顔は青ざめ気絶していた。

そこからはとてもスマートだった。

「日本東電力会社」本店からの社員の援助と自衛隊の援助があり、事故の傷跡は生々しいが何とか大きな犠牲を出さずに済んだ。

しかし救助者10名と原子力発電所の社員、自衛隊の方々はおそらく長くは生きられないかもしれない。

放射線はDNAを損傷させ発がん性を高めてしまう。

300mシーベルトは危険な量で100mシーベルトという限度すら超えてしまっている。

周囲の町にも避難を放送で呼びかけていたとはいえかなり広範囲に放射線が放出された。

町どころかしばらくはこの県には一般の人は住めないだろう。


--1か月後--


この一連の事故は僕たちは分かっていなかったが、全国、全世界で中継されていて世界的な原子力事故としてモデルケースになってしまった。

「日本東電力株式会社」はこの一連の事故で、設備の不備の追及や、重要な情報を一般に公開せず不透明な発電所運用を行ったため社長の辞任、原子力発電を全国、全世界で使用を反対する運動が過熱し、全国の原子力発電所は運転を見合わせた。


僕たちの一連の記録は、ドリンク事件の被害者を性質を利用して危険な作業を行った事。や具体的な事故の情報として世間に公開すべきか、日本東電力の中で2つに分かれてしまった。

作業者の中には会社への恩などから公開しない派と、事故の教訓として公開すべきという人がいた。

僕も公開すべき派だが、非正規社員の中にはせっかく高収入の仕事に取り組めていたのにこのせいで無職に戻ってしまい苦しみから公開しない人もいた。公開しなければ非正規雇用を続けてくれるかもしれないという期待もあったのだろう。


しかし、

発電所責任者のかた(阿部さん)は独自で会社に直談判をして、もう一度取材を設けてもらい、この記録に触れ書類にまとめ責任をもって公開してくださった。「日本東電力記録文書」(阿部メモ)として知れ渡った。


その取材後、社員Aさんが放射線の影響かがんになったという噂を聞いた。あれから僕と阿部さんは電話番号を交換した。

事故後にサリナ父から連絡がありお見舞いに行った。そこにはサリナちゃんが病院の入り口で待っており一緒に病室に行った。


サリナ「お父さんがしばらくここで入院だから、しばらく病院に通うかなっ」

プルトン「そっか、実はここ僕の家の近所でさ、ここで入院したことがあってさ」

サリナ「なんで?入院してたの?」

プルトン「実は以前のドリンクのニュース知ってる?それの被害者で、身体を診てもらっていたんだ。」

--面会が終わり病院の通路--

やぶ医師「暇日君久しぶりだねぇ、体調は安定してる?」

暇日「はい、というかお久しぶりです、、、おかげさまで、というかよく名前をぱっと出てきますよね、患者なんてたくさんいるのに。」


やぶ医師「基本的には覚えてるけど、君たちの例は特に印象的だよ。」


出来上がっている部分だけでも出します。次は大まかな構想はありますが細かく中身を書けるように考えておきます。

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