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ドリンクholic  作者: 鹿目
2/5

あああああ!

ameドリンクで力を手にした青年、暇日は病院でニュースを見ていた。

2/22 13時頃


やぶ医師「一夜明けて体に異変はありますか?」

暇日「昨夜、2時ごろは頭痛と吐き気がありました。あと耳が音に敏感になって...、でも朝からは問題ありません。あと力が付きました!(かなり)」

やぶ医師「そうですか、人間は過度に放射性物質を摂取すると健康被害がでて最悪死に至りますからね。ですが日中は特に何もないという事なので、安心ですね。また定期的に診ますので、変化があったら教えてください」

暇日「ありがとうございます。ではありがとうございました。」


17時頃


amekas食品会社のより進展したニュースが報道されていた

放射能が検出された理由として、食品工場の近くにある原子力発電所の排水容器が、工場の地面に埋まっており、容器が破損し排水が蒸発、蒸発して地面を通過し、大気に放射能が放出されていたようだ。

amekas社工場と近くの原子力発電所には立ち入りが禁止されていて、amekas社と原子力発電を管理する会社に、抗議デモが行われているそうだ。

見えないところでそんなずさんなことになっていたのか。

この言い方なら社長が辞任する流れになるんだろう。

これらの対応を行うため、amekas社では、被害者対応委員会が設立されたらしい。


22時


病院が定める就寝時間だ、基本的には明かりを消して看護師と警備員の方が見まわっている。

僕はこの時を待っていた。周囲を確認し、抜け出した。エレベーターは誰かに会うかもしれないと思い、慎重に階段を下り外に出た。

ちょっとだけ力をよりよく使いたいと思った。移動はランニングをしたがいつもより全然疲れなかった。息苦しくもない。走る速さも1.5倍ほど速い。

町の酔っ払いを家まで運んだり、交通事故でぺしゃんこの車を運ぶ手伝いをしたり、思いつく手伝いを行った。

ある程度手助けをして帰るとき、普段通らない道を通ると曲がる道に不安になったりするが、スマホも見ず全くの間違いがなく帰ることができた。断片的な道の記憶でなく動画のように出発地点から到着地点まで記憶していた。真っすぐの道だったり、特徴的な道だと普通だが、今回は町中を網のようにあちこち歩いていた。それを完全に記憶していた。

体力はあっても休憩なしで力を使い続けるとさすがに疲れる。


2/23 2時


寝ていたが目が覚めた。

昨日の症状が出た。頭痛や寒気、吐き気はなかった。聴覚過敏になった。病院の中の騒音が聞こえる。看護師や警備の方の足音や話し声が聞こえた。しばらくするとまた元に戻る。

寝ることにしよう。


9時


この日は昨日の疲れもあり穏やかに過ごそうと思った。何気なくニュースを見ると。

「あああああ!」やばい...。

顔を隠さず、患者の服で重い車を動かす映像がとられていた。ニュースでは顔をモザイク加工されていて、インターネットでは顔はぎりぎり判別できなさそうな距離だった。脂汗が出る。


ニュースキャスター「○○市のこの人物は車を軽々運んでいますが、大型車で重量は2500kgある人間がやすやすと持ち上げられるものではないんですよね、いったい何者なのか今後に注目です。では次のニュースです。」

ニュースやSNSは比較的好評だった。でも顔は隠した方がよさそうだ。


看護師「暇日さん、やぶさん(医師)がお願いがあるそうです。」

暇日「え、なんですか?」

看護師「もうしばらくしたら来ますのでお待ちくださいね」


暇日「あ、あの何のおねがいですか?」

やぶ医師「実は、定期的に学会っていう医者が集まって論文を公表する機会があるんだけど、ぜひ君の事をテーマに書きたいんです。お願いを承諾していただきたい、もちろん非人道的な実験をするわけではないから安心してほしい。」

暇日「その論文でどんなことを書こうとしているんですか?」

やぶ医師「それはもちろんその体質だよ」

暇日「えっ、どこでそれを...」

やぶ医師「それは監視カメラの映像とニュースとSNSで大体推測できる、君なんだろうあれは。」

やぶ医師「大丈夫、これは私と君だけの秘密だ。ということでお願いするよ、退院してもデータのために定期的に来てほしい」

暇日「わかりました、数か月なら...」

やぶ医師「ありがたいよ」

やぶ医師「そういえば、よその病院から連絡があって一人君と同じ患者がいるらしい」

暇日「本当ですか」


前回は書いてからアイデアを出していましたが、アイデアがある状態で書くと

その発想まで話をもっていくのが大変ですが、書きたい部分を書くと気持ちいいですね。

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