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ドリンクholic  作者: 鹿目
五章
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柿食えクマ(おまけ)

野生動物襲撃事件後の話

シオン「はぁ〜こんなに可愛い動物を殺したり、拷問したり酷いことしちゃうのかわいそうと思わないのかなぁ」

拓哉(仲間1)「なんや、車の前に急に現れて轢かれたいんかぁ?」


ハンドルを切ろうとした瞬間強い衝撃が来た。

120km/hも出していた車両は一瞬で勢いを殺された。

拓也を乗せた車両は凍った。


シオン「私の信念として生き物に人間のエゴを押し付けて自由を奪うのは許せないの、ごめんね」

シオン「あの喋るテディベア(クマ)は私にとっては特別なの」


そして車両のクマが捕まっている扉を開き、クマを凍らせた。通り道に氷を貼り、凍らせたクマを滑らせながら押して帰っていった。


拓哉(仲間1)「ケンさんすいません、クマを取り逃しました。」

ケン「そうか、早く戻って来い」

拓哉(仲間1)「そうしたいんですが、凍っちまいました。手伝ってもらえませんか。」

ケン「まさか能力者か?すぐ向かう。」

拓哉(仲間1)「ええ、女単独です。もう逃げられました。」


--クマを連れ帰る道中--


シオン「私、ニュースで見た時一目で気に入ったの。喋るテディベア思い出すな。」


シオンは昔を思い出した

彼女は年に一度、九州のおばあちゃんの家に行くことが楽しみだった。

小学校4年生ごろにおばあちゃんと両親と一緒に長崎にある「ハウス◯ンボス」に行った。昔ながらのテディベアや大きなテディベアがたくさん飾られており、とてもレトロでオシャレでテディベアが欲しいと思っていた。

でも両親におねだりできなかった。両親とは仲が悪くはなかったが、内気だったこともありテディベアが欲しいことを言い出せなかった。

でもおばあちゃんは気づいたのか、テディベアショップで私にテディベアの中で一つ好きなものを選ばせてくれた。

私は気持ちを聞いて答えてくれるおしゃべりで可愛いテディベアを選んだ。それが淡い記憶の中で大切に覚えている。

おばあちゃんはまだ死んでないし、これをきっかけに両親に本当の自分をさらけ出せた事はないが、自分の本心をぶつけられる対象が初めて手に入れられた。その自分の世界を誰にも踏み入れられない小さな世界。それを象徴するのが「喋るテディベア」だった。

私は愛を拗らせて、テディベアを揃えまくっている。


シオン「可愛がってあげるからね」


小さな頃アリを踏みつけて殺したことの罪悪感や、家に出てきた焼き魚をみて切なさを感じた事があった、生き物には今まで生きてきた過程があって、それはどの生き物であっても尊いものだ、それが人のエゴで死んでしまう事が辛かった。

もちろんそれは生き物だけの話ではない

テディベアだってそうだ、形あるものはいつか朽ちてしまう。でも凍らせる事ができれば、治す事ができたら少しでも失う悲しみを減らせるだろう。


シオン「そのお口直そうね」


私の子ができた。


本編とは関係ないですが、長崎と福岡に旅行に行きました。

ハウス◯ンボスに行って、バチっとインスピレーションが湧きました。女の子キャラはありましたが、形にするまで要素が少ないなと思っていたのでいい機会でした。

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