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ドリンクholic  作者: 鹿目
四章
12/12

highway race ep.2

メモⅠ スタート:浜松市 → 磐田市 → 掛川市 → 藤枝市 → 島田市 → 静岡市 → 富士宮市 → 富士市 → 沼津市 → 長泉町 → 裾野市 → 御殿場市 → 小山町 → 松田町 → 山北町ゴール


メモⅡ 浜松SA(浜松市浜名区)、遠州森町PA(周智郡森町)、掛川PA(掛川市)、藤枝PA(藤枝市)、静岡SA(静岡市葵区)、清水PA(静岡市清水区)、駿河湾沼津SA(沼津市)


メモⅢ「加速/最高速/グリップ/耐久」の4つの要素


メモⅣ

車体の強化以外でカートに細工は禁止。

能力使用は禁止。

高速道路から出てはいけない。

走行不能になった場合相手がゴール出来るまで待機。

各サービスエリア(SA)ごとに、先についた人はゴールタイムから2秒ずつ引きます。

最大で14秒のタイム差が出ます。

最終的なゴールタイムが短い方が勝ちとする。

カート同士の軽度の接触はあり、悪質なクラッシュ行為は禁止。即失格。

周囲の一般車には接触禁止。

途中経過

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1位  カミキ  21分10秒

2位  プルトン 21分12秒

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スタート:浜松市 → 磐田市 → 掛川市 → 藤枝市 → 島田市 → 静岡市 → 富士宮市 → 富士市 → 沼津市 → 長泉町 → 裾野市 → 御殿場市 → 小山町 → 松田町 → 山北町ゴール


浜松SAから磐田市区間


プルトン「くそ、互いに同じ速度で特に障害物もないから、差が縮まらない」

カミキ「まだまだ先は長いのに大丈夫かぁ~?」

プルトン「畜生どうすればいいんだ」


プルトンは253kmの中でどう相手と違いを作るのかを考えた。

現在天候は曇り、風は少し追い風だ。

車の数は先ほどより増えてきた。



カミキ「俺さ、昔負けて嫌な思いをしたんだよ。」

カミキ「中学の頃、陸上をやっててさ、父親に地区の大会で勝って結果を残して父親の通った名門高校に行こうとしてたんだ。」

カミキ「そん時、実は足首を痛めててコーチに心配されてたけど強引に出たんだよ。」

カミキ「1500mを走ってさもちろん実力もあったんだろうけど」

カミキ「足の痛さが邪魔をしてさ走る気持ちよさも感じなかった、勝つ気持ちよさも得られず、父親にはあきれられたよ。」

カミキ「結果を出せなかった情けない事と自分の体の管理の事。怒られるよりもつらかった。」

カミキ「あれからは運動の面では期待されなくなった。」

カミキ「でもさ何とか見てもらいたいと思ってずっと勉強にのめりこんでた。」

カミキ「それまでは自分でも自分を信じられなかったけど、大学に受かったとき、俺は昔の自分をひっくるめて自分を好きになった。」

カミキ「俺はここで走る気持ちよさを堪能してやるんだ。」


プルトン「わかる、でも僕よりは負けを味わった回数は少ないだろ。」

プルトン「負けをずっと味わった奴がやっとの思いで勝ちを味わった時、人は変わる気がするんだ。」

プルトン「たった1回の勝ちから貪欲に勝ちを得ようとするやつと、たった一度の失敗から常に勝ちを得てきた奴は相いれないし、熱量も違う。」

プルトン「僕も貪欲に行くよ。」

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遠州森町PAでの結果

1位  カミキ 33分32秒

2位  プルトン33分45秒

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この後も

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掛川SAでの結果

1位  カミキ 45分32秒

2位  プルトン45分45秒

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カミキが先行

プルトンが後を追う展開は続いた。



???「このカートって私有地を走る前提の物を使っているから、エンジンは最高速で長距離を走り続けることに耐えられるんだろうか...」



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藤枝PAでの結果

1位  カミキ 45分32秒

2位  プルトン45分45秒

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???「あのさ、耐久の要素って特に何を強化するの?」

レンチガール「エンジンとその周辺を強化するかな、タイヤも結構消耗してきたらグリップの要素で変更を加えるよ!ハンドルも利きやすくなるよ!」

???「ありがとう。」


そして7つのPAとSAのうち、4か所を通り過ぎた。

そして静岡市に入ったころより交通量が増えた。

周囲は山なのか谷風がふいている。


静岡SAと清水SAあたりで折り返し地点になる。


プルトン「さっきのSAでブレーキの利き悪くなかったか?」

カミキ「確かにそうだが、走りには関係ないだろ」

プルトン「そういわれるとそうだが...」

カミキ「あんま考えすぎるな」




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